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40代からの身近な病気 内容と対策を知っておこう
第30回 | 40代からの身近な病気 内容と対策を知っておこう

「目がかすむ」だけが疲れ目じゃない! 眼精疲労の原因と症状チェックリスト

長時間スマホやパソコンを見ることの多い現代社会。漠然と「目が疲れた」と感じることはあっても、そのまま気にせず放置してしまっていないだろうか? しかし、軽い目の疲れを放置していると症状は悪化してしまうかも。そこで今回は、自身の目の疲れがどの程度なのかを知るべく、眼科医の荒井宏幸先生に眼精疲労の原因とチェックリストを教えていただいた。
今回のアドバイザー
荒井宏幸
医学博士・眼科専門医
1990年に防衛医科大学校卒業後、同大学病院医員に。以後、自衛隊中央病院・国家公務員共済三宿病院医員や岡田眼科(横浜市)眼科部長などを経て、1998年 Queen's Eye Clinic  開設。1999年にみなとみらいアイクリニック(旧:南青山アイクリニック横浜) 主任執刀医、2010年に医療法人社団ライトを設立し理事長に。近視矯正手術・白内障手術を中心に眼科手術医療を専門とする。米国でLASIK手術を学び、国内に導入した実績から、現在は眼科医に対する手術指導・講演も行っている。数多くのスポーツ選手・タレントのレーシックを手がけ、TV出演も多数。

疲れ目の原因は「ピントの合わせすぎ」。その主な症状は?

仕事やプライベートで長い時間パソコンやスマホを使っていると、目がショボショボした経験はだれにでもあるはず。しかし、疲れ目の症状はそれだけではないようだ。

荒井先生「疲れ目の代表的な症状は、
・目がかすむ
・ピントが合わない
・ピントが合うスピードが遅い
・目の奥が痛い
など。目の症状だけでなく、『肩こりがひどい』『頭痛がする』なども、疲れ目が原因である事も多いです。

疲れ目は、目のピント調節をしている筋肉・毛様体筋の使いすぎにより起こります。毛様体筋は、遠くを見るときリラックスしていて、近くを見るときに収縮します。しかし、PCやスマホなどを長時間見ていると、毛様体筋は常に収縮状態に。その結果、筋肉が疲労して疲れ目の様々な症状が現れるのです。

毛様体筋に『ピントを合わせろ』と指令を出す神経がオーバーヒートしてしまうと、近くにあるこめかみの筋肉や肩の筋肉にまで『収縮しろ』という指令を出されてしまい、ひどい肩こりを招く事も。こうした一連の症状を眼精疲労と呼んでいます」

視力の良さは関係なし! 眼精疲労チェックリスト

慢性的な肩こりや頭痛に悩まされていた人は、疲れ目が原因かも。荒井先生に、自身が眼精疲労かどうかを確認するためのチェックリストを作成していただいた。

荒井先生「ご自身が眼精疲労かどうか気になるという方は、次のチェックリストに当てはまる症状がないか確認してみてください。

1)朝は見えていたモノが夕方になると見えにくい
2)午後になると目がかすむことが多い
3)遠くから近くへ視線を移したときに見えるまでに時間がかかる
4)近くから遠くへ視線を移したときに見えるまでに時間がかかる
5)夕方になると頭痛がする
6)以前より肩こりがひどくなった
7)目の奥の方が押されるように重い時がある
8)時々、まぶたがピクピク痙攣する
9)眼鏡やコンタクトレンズを1.0以上の視力に合わせている
10)視力検査ではいつも1.2以上である

およそ5つ以上当てはまるようであれば、眼精疲労である可能性は非常に高いです。これ以上目を疲れさせないためにも、目を酷使しないようにするなど対策をした方が良いでしょう」

もはや切っても切り離せないツールになってしまったパソコンやスマホ。しかし、疲れ目を引き起こす原因はそれだけではない。長時間の読書や細かい作業など、とにかく目を使い続ける行為には要注意。目に症状を感じなくても肩こりなどに悩まされている人は、一度目をいたわる生活を心がけてみてはいかがだろう?

最後にアドバイザーからひと言

荒井先生「疲れ目対策の基本は『目を休憩させること』。疲れを感じていなくても、こまめに休憩をとるようにしましょう」

Text by Takumi Arisugawa

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