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第37回 | エディトゥールPRIME

プレミア化必至? ラグビーW杯日本開催を祝う記念金貨

ラグビー日本代表が世界3位の南アフリカからラストプレーで劇的な逆転勝利を上げ、「スポーツ史上最大の番狂わせ」と呼ばれるジャイアントキリングを演じたのは2015年9月のことだ。それから3年余り。いよいよ来年9月にラグビーワールドカップ日本大会が開幕する。これを祝して記念の1万円金貨と1000円銀貨が発行されることとなった。コレクターズアイテムとしての価値も見込めそうだ(トップ画像はイメージ)。

日本の記念通貨は、1964年の東京オリンピックの運営費を調達する目的で始まった

記念硬貨は、国家的行事の開催時ならではのレアアイテムだ。日本に初めて記念硬貨が登場したのは1964年の東京オリンピックのとき。1000円銀貨と100円銀貨がそれぞれ1500万枚、8000万ずつ発行された。1000円銀貨は表面に富士山と桜、裏面に桜とオリンピックの五輪マークがあしらわれ、のちに10倍以上に価値が上がったという。

1998年の長野オリンピックや2002年のサッカーワールドカップ日韓大会の開催時にも記念金貨と銀貨がそれぞれ発行されている。大規模なスポーツイベントの際に発行されることが多いのは、開催記念や祝いの意味もあるが、それよりも運営資金を集める目的のほうが大きい。東京オリンピックの記念硬貨は、まさにそのためのものだった。

(C) As6673

ラグビー日本大会開催を記念した1万円金貨は価格12万円、1000円銀貨は9500円

ラグビーワールドカップ日本大会の記念硬貨は1万円金貨と1000円銀貨の2種類。金貨は直径26mm、重さ15.6gで、表面にワールドカップの優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」とラグビーボールが、裏面に日本大会のマークと桜がデザインされている。

ちなみに、日本代表チームが着用する赤×白のファーストジャージは「桜のジャージ」とも呼ばれ、桜はチームの象徴だ。エンブレムにも桜がモチーフに使われている。ただし、銀貨にその桜のデザインはない。表面に選手のタックルシーンとゴールポストが、裏面には大会マークとレインボーのラグビーボール、開催都市名が刻印されている。

販売価格は、金貨が12万円で銀貨が9500円(いずれも税込み)。金貨の品位は純金。参考までに現在の相場を記しておくと、インゴット100g以上が1g4640円、インゴット500g以上なら4670円ほど。来年3月から造幣局で申し込みを受け付ける。

2020年の東京オリンピック開催前には、過去最大となる30種類の記念硬貨が登場

当然、ラグビーワールドカップの次に日本で開催される2020年の東京オリンピックとパラリンピックでも記念硬貨が登場する。こちらはより規模が大きく、開催直前までに4回にわけて30種類が発行されるという。第一弾の銀貨はすでに発行済みだ。

前回の東京オリンピックの1000円銀貨は、保存状態のよい硬貨なら10年後に2万円以上の価格がつくこともあった。現在も3000円近くで売買されている。はたしてラグビーワールドカップ日本大会の記念金貨は、どれくらいの価値になるのだろうか。

Text by Kiyoshi Nanamori
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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