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デキる男の必修科目──大人のエクセル一問一答
第19回 | デキる男の必修科目──大人のエクセル一問一答

【エクセル術】予定表の土日を自動で色分けするには?

新年度を迎えると、各種の予定表を作成する機会が増えるもの。簡単に予定表を作成できるのはエクセルのメリットだが、ここで一工夫必要になるのが土日の扱いだ。休業日がわかりやすいように土日を別の色で塗分けたいケースは多いと思うが、いまだに手動で土日のセルを塗り替えている人も意外と多いのではないだろうか。そこで紹介するのが、今回の問題で取り上げる土日の塗分けを自動で行うテクニック。作業効率アップにつながるので、ぜひおぼえておこう。

問題:予定表の土日が、自動的に別の色で塗分けされるように書式設定せよ。

難易度:☆☆☆☆★
実用度:☆☆☆☆★
目標ステップ数:7

解答:

予定表の土日を色分けするには、「条件付き書式」機能で関数を使った書式設定を行う。この方法なら、予定表の日程を追加して自動的に土日が色分けされるので、見やすい予定表作成の手間が大幅に削減できる。もさっそく、標準解答の手順を見ていこう。

●STEP1

書式設定したい範囲を選択し、「ホーム」タブの「スタイル」欄にある「条件付き書式」―「あ正しいルール」をクリック。

●STEP2

「新しい書式ルール」画面が表示される。「ルールの種類を選択してください」欄で「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、「次の書式を満たす場合に値を書式設定」欄に半角で「=WEEKDAY(」と入力。表組の基準となるセル(ここではB1)をクリックし。入力内容が「=WEEKDAY($B$1」となるようにする。

●STEP3

キーボードの「F4」キーを1回押すと、入力内容が「=WEEKDAY(B$1」に変わる。続けて、全体が「=WEEKDAY(B$1)=1」となるように入力し、「プレビュー」欄の「書式」ボタンをクリック。

●STEP4

「セルの書式設定」画面が表示されるので、「塗りつぶし」タブの「背景色」欄で塗りつぶしの色を選び、「OK」をクリック。「新しい書式ルール」画面に戻るので「OK」をクリック。

●STEP5

これで、日曜日が塗分けされる。

●STEP6

STEP1~4までの手順を繰り返す。このとき、「新しい書式ルール」画面の「次の書式を満たす場合に値を書式設定」欄に入力する数式を「=WEEKDAY(B$1)=7」(最後の数字を1から7に変更)にする。

●STEP7

これで、土曜日と日曜日が色分けされる。

【今回のまとめ】

今回の問題では、指定した日付の曜日(に相当する数値)を求める「WEEKDAY(ウィークデイ)」関数を含む数式を使った条件付き書式を設定している。

WEEKDAY関数は「=WEEKDAY(シリアル値)」という基本構文になる。「シリアル値」とは、日付や時刻のデータを数値に変換したもの。日付の場合は「1900/1/1」を「1」として、1日経過するごとに1が加算されていく。

WEEKDAY関数の結果は日曜日なら「1」、月曜日なら「2」というように数値で返される。今回の問題では日曜日(1)と土曜日(7)が対象となっているので、条件付き書式内の数式はそれぞれ「=WEEKDAY(B$1)=1」なら「日付(シリアル値)が日曜日だった場合」、「=WEEKDAY(B$1)=7」なら「日付(シリアル値)が土曜日だった場合」という条件を指定していることになるわけだ。

ちなみにシリアル値が含まれるセルの指定が「B1」ではなく「B$1」となっているが、これは「$」を入れることで、行を固定させる「絶対参照」としているから。これで、オートフィル機能を使っても適切なセルが指定されることになる。

なお、今回の問題では「=WEEKDAY(B$1)=1」と「=WEEKDAY(B$1)=7」という2つの数式を別々の条件付き書式に使っているが、数式を下記の画面のようにすることで、条件付き書式をひとつにまとめることもできる。

ここで使っている「OR(オア)」関数は、「=OR(論理式1,論理式2)」という基本構文で、「論理式1または論理式2のどちらか(が成立している場合は)」という意味になる。今回の問題の場合は、「=WEEKDAY(B$1)=1」または「=WEEKDAY(B$1)=7」であれば、書式設定を行う、という指定になっているわけだ。ちなみに、OR関数は、カンマ(,)の数を増やすことで3つ以上の論理式を並べることもできる。

このように条件付き書式に関数を使った数式を組み合わせれば、複雑な条件の書式設定を自動で済ますことができるようになる。少し高度なテクニックだが、おぼえておけば表組のデザインをさらに効率化できるだろう。

Text by Toshiro Ishii

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