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第15回 | 40代からの身近な病気 内容と対策を知っておこう

変色した歯、実は神経が死んでいることも!白く戻す方法とは?

女性が男性に求める最も重要な条件といえば、イケメンなことでもリッチなことでもなく、清潔感があること。どれだけいい男でも歯が薄汚く変色していたのでは、清潔感は失われ女性からの評価は台無しになってしまう。しかし、白い歯を手に入れるべく丹念に歯を磨いているのに、なぜか歯の色が悪い…という人もいるだろう。もしかすると、その頑固な歯の変色は、歯の神経が死んでしまっていることが原因かもしれない。そこで、歯の神経が死んでしまう現象について、南青山デンタルクリニックの総院長・青山健一先生に教えていただいた。
今回のアドバイザー
青山健一
歯科医
呉市出身、広島大学歯学部卒業。1992年に南青山デンタルクリニック開院して以来、2011年には日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設、2016年にはYou矯正歯科広島駅前医院を開院し、現在は全国7医院の総院長として精力的に活躍。『部分矯正とマウスピース矯正の魅力』(桐書房)、『よくわかる家庭の歯学』(桐書房)、『抜かない矯正の最新知識(改訂版)』(桐書房)など著書も多数。

クリーニングをしても改善しない歯の変色は「神経が死んでいる」可能性大

特別なケアをしていないかぎり、40台の大人の歯が少々変色しているのはそう珍しいことではない。ごく普通の日常生活を送っているだけでも、歯の色は変化してしまうようだ。

青山先生「歯が変色してしまう身近な原因といえば、コーヒーやワイン、タバコなどの嗜好品によって汚れが付着してしまう『ステイン沈着』があげられます。ステイン沈着はあまりに長年にわたって蓄積されたものでなければ、歯のクリーニングをすることであらかた取り除くことが可能です。

コーヒーなどの嗜好品とまったく無縁であったり、歯のクリーニングをしても変色がまったく改善しないという場合は、歯の神経が死んでしまっている可能性があります。神経が死んでしまった後は歯に栄養が行き渡らなくなってしまうので、脆くなったり、変色してしまうのです」

歯の表面だけ溶かされた「初期の虫歯」は痛みを感じない

青山先生によると、歯の神経が無自覚のうちに死んでしまうことはほとんどないそう。何かしらのサインがあるはずだが、以下のような出来事に身に覚えはないだろうか?

青山先生「歯の神経は、口元を強くぶつけるなどの衝撃によっても稀に死んでしまいますが、主に虫歯の悪化によって死んでしまうケースが多いと思います。虫歯が歯の内部の『歯髄』まで進行してしまうと、神経が細菌感染して死んでしまうのです。

虫歯によって神経が死んでしまうに至るまでに、痛みを感じる期間があるはずです。冷たいものがしみたり、ズキズキしたりするという症状を我慢していると、その後は温かいものでも歯がしみるようになってきます。それでもさらに我慢し続けてしまうと、虫歯が進行して神経が死んでしまいます。

完全に神経が死んでしまうと感覚が失われるため、痛みを感じなくなります。『虫歯が自然治癒した』と勘違いする方もいるようですが、決して治ったという訳ではありません。こういった状態を放置すると栄養が行き届かなくなり、歯は暗くくすんだ色に変色します」

神経が死んで変色している歯を、白く輝く歯に戻す方法とは?

一度死んでしまった歯の神経は、再び蘇ることはない。しかし、変色してしまった歯を白くすることは可能だと青山先生は語る。

青山先生「神経が死んでしまった時の治療法は、死んでしまった神経を取り除き、菌がついている内部の歯質をきれいに掃除してから、新たな細菌が入り込まないように神経が入っていた管に詰め物をして密閉します。

この時、歯の内部に薬剤を入れてホワイトニングを行うことで歯の変色は改善することができます。歯の欠損が大きくホワイトニングが難しい場合も、セラミックなどの被せ物で見た目を改善する事が可能です」

歯の色が気にならないからといって細菌感染によって神経が死んだ歯を放置してしまうと、その神経とつながっている歯槽骨(歯を支えている骨)まで細菌感染してしまい、歯槽骨が溶けてしまったり、隣接歯にまで悪影響を及ぼしたりするリスクまであるそう。すでに歯の変色が気になっている人は、「いつかホワイトニングに行こうかな」などとのんびり構えず、すぐに変色の原因をチェックしに行くべきだろう。

最後にアドバイザーからひと言

「こまめに歯科医院に通うことで、神経の死は未然に防ぐことができます。まずは歯の神経の死に早く気づくきっかけとして、ステインなどの外来性の着色を除去するためのクリーニングに定期的に訪れ、口腔内を清潔に保ちましょう」

Text by Takumi Arisugawa

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