水道橋博士から学びたい人脈術「肯定から入り相手を尊敬する」
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水道橋博士から学びたい人脈術「肯定から入り相手を尊敬する」

優秀なビジネスマンの条件のひとつに「人脈の豊富さ」を挙げる人は多い。それはビジネスマンが社会人として積み上げてきた実績の証明でもあるからだ。

実際、人材採用の世界には「優秀な人の周りには優秀な人が集まる」という説があるように、「誰とつながっているか」は、その人の能力を示すうえで重要な指標である。また人脈の分野が多岐にわたるほど、当人の才能の豊かさが自然と証明されると考えられる。

漫才コンビ・浅草キッドの水道橋博士もその一人だろう。ざっと数え上げるだけでも、師匠のビートたけし氏、テリー伊藤氏、ミュージシャンの甲本ヒロト氏など、様々な業界の一流の人々とつながっている。

水道橋博士は、自身の近年の活動を例に出し、人とのつながりが広がる様を次のように話す。


水道橋博士「2012年から『水道橋博士のメルマ旬報』というメルマガをやっているんです。“大人のコロコロコミック・子供の文藝春秋”というスローガンで、圧倒的ボリュームの活字のシャワーを購読者の端末に送りつけてやろうという初期衝動もあったりして。とにかく、読んでくれ! と。それではじめはほんの十数人の連載陣から始まったんだけど、いまは40人以上いるんです。こんな大勢が書いた文章がメールで送られてくるなんて、テロだよね(笑)。

でも、こんな理解不能な試みに共感してくれる人が意外にいたんですよ。それは活字文化の新しい形だから参加したいという理由だったり、多種多様の混沌に自分も巻き込まれたいという理由だったり。でもひとつ言えるのは、なんらかの熱量に賛同してもらえたということだと思うんです。また、僕自身連載陣みんなをリスペクトしてる。信頼関係ですね」

 

人脈が信頼関係のもとに成り立つというのは、よく言われる話。しかし、水道橋博士の信頼関係の構築の仕方は、役職を持っている世代のビジネスマンが見習うべきものであった。


水道橋博士「優秀な人に優秀な人が集まるという説は正しいと思う。芸能界にもその法則は当てはまるからです。しかし、僕がそれに当てはまるかというとそうではないと思う。

ただ、僕は若手のときにものすごく“見立て芸”を鍛えられたんです。相手の特徴をとらえて別のものに例えわかりやすく周りにインプットするというね。だから、初対面でも相手の良い所を見つけやすいというのはありますよね。会話が弾めば熱量のある内容になっていくことも多くなるから、結果的に『専門分野は違うけど一緒に仕事ができたら良いね』という話も出てくる。年齢とか立場とかを抜きにして、そのままの相手と対峙するって大切ですよね。そうすると、自然と尊敬できる人も増えてメルマ旬報みたいなことが形になったりするんです」


これは、肯定的に人と向き合うことで人脈が広がり、新しいビジネスにつながるという最たる例ではないだろうか。また多種多様の魅力的な人物が集まっている分、形になったものに強度がある。ビジネスマンは、ぜひとも見習いたいものだ。