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第8回 | 40男の夏バテ対策2018

男性にありがち! 実はNGだった夏バテ対策とは?

暑い夏だからこそ、熱い風呂に入ってサッパリと汗を流す…という、いかにも男らしい「夏バテ対策」を実践している人も多いはず。しかし、これって実は夏バテ対策としてはむしろ逆効果なんだとか。このほかにも、古くから知られている対策のなかにはNGがいくつかあるとも。詳しい話を、健康科学アドバイザーの福田千晶さんに聞いた。

今回のアドバイザー
福田千晶
健康科学アドバイザー
医学博士。慶応義塾大学医学部卒業。リハビリテーション医学科勤務を経て、健康科学アドバイザーとして執筆、講演、テレビ・ラジオ番組への出演などもおこなっている。著書に『40代からはじめるもっと太らない体づくり―大人のヘルスケア』(笠倉出版社)などがある。

もっとも注意したいのが睡眠不足と栄養不足。自律神経の乱れも原因に

「ダルさ」「食欲がない」「疲れが抜けない」「やる気が起きない」など、さまざまな症状があらわれる夏バテ。そもそも、夏バテを招く原因には、どのようなものがあるのだろうか。

「夏バテの原因として、まず注目すべきなのが『睡眠不足』でしょう。夏バテは熱中症のように急激に体調不良におちいるわけではなく、疲労の蓄積によりあらわれるものです。疲れを取るには、睡眠が必要不可欠なのですが、高温多湿となる夏場はどうしても睡眠の質が低下してしまうのです」(福田さん、以下同)

また、食欲不振による栄養不足も原因のひとつとのこと。

「暑さに負けて食欲がないからといって、そうめんや冷や麦といった炭水化物ばかり食べ続けていると、栄養バランスが悪くなり体力が低下。その結果、疲れが取れにくくなり夏バテになるというわけです。このほか、室内と外の温度差などの外的要因による自律神経の乱れ』も夏バテの原因と考えられます」

熱い風呂やジョギングはNG。アクティブな夏場こそ体をいたわって

外的要因によるところが大きい「自律神経の乱れ」の解消は、なかなか難しいが「睡眠不足」や「栄養不足」であれば、ある程度自分でケアが可能。そこで昔から伝えられている夏バテ対策を実践している人も多いと思うのだが、実はその中には、かえって夏バテを悪化させる可能性があるものもあるという。代表的なNG例を福田さんに挙げてもらった。

●熱い風呂に入る
「夏場に熱い風呂に入ること自体がストレスになりますし、自律神経への負担も高くなるのでNG。ぬるめの湯船にゆっくり浸かって体を温めるのが効果的です」

●運動不足を解消するための長時間のジョキング
「運動不足は夏バテしない体づくりには効果的ですが、炎天下での運動は逆効果。暑くてただでさえバテるのに、さらに体に負担をかけるのは良くありません。大量に発汗してしまうと、体は脱水症になり汗をかきにくくなって体温が上がってしまい自律神経の乱れにもつながります。屋内でできるスポーツや無理のない範囲でおこないましょう」

●ウナギをたくさん食べる
「ウナギはビタミンB1も豊富で栄養価も高く、エネルギー不足になりがちな夏バテ対策として効果的なのは事実ですが、やや脂っこいので胃腸に負担をかけてしまい、食欲減退に繋がります。食べ過ぎには要注意です」

●就寝前のエアコン設定温度は28度
「エアコンによる冷えは自律神経のバランスを崩す可能性がありますが、必ずしも28度に設定しないといけないわけではありません。夏バテ対策で必要なのは質のよい睡眠をとって、暑さで消耗した体力を回復させることです。28度設定にこだわらず、個人が快眠できる設定温度がベストなのです」

まとめれば、自分にとって無理があるような対策は避けたほうが無難、といえるのかもしれない。いずれにしても大切なのは適度な休養・睡眠と栄養。アクティブな気持ちになりがちな夏場こそ、穏やかな生活を心がけるのが夏バテ対策のコツなのだ。

最後にアドバイザーからひと言

「旅行や花火大会など、楽しいイベントごとも多く外出しがちな夏は、体力の消耗が激しい季節なので、十分な休息を取るように心がけてください」

【取材協力】
福田千晶さん

Text by Katsuya Hokonoki(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

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