pixta_37183715_S(2)
- 口臭・ワキガ・加齢臭・足 ニオイ対策できている? -

夏場のミドルビジネスマンは「スメルマネジメント」に本気で取り組むべし

ミドル男性が職場や家庭で疎まれてしまう場合、立ち振る舞いの粗雑さや見た目の野暮さよりも、気にしなければならないポイントがある。それは、「臭っていないかどうか」だ。ニオイは人にとってとても生理的な感覚。きついニオイを放っていたのでは、「生理的に無理」なオジサンに成り下がってしまう。ミドル男性が本気で取り組むべき「スメルマネジメント」の重要性について、株式会社マンダムの五嶋さんにご解説いただこう。

今回のアドバイザー

五嶋 善晃

株式会社マンダム 広報部

独自の研究やさまざまな調査・活動を通して、「男のにおい(体臭)」に関する実態を解き明かしている株式会社マンダム。男のにおい(体臭)に関する総合情報サイト「男のにおい総研」を開設するなど、男性の体臭研究を通じて、清潔でスマートな男性の生活をリードしている。

職場で気になる身だしなみ、ツートップは「体臭」「口臭」

ミドル男性の中には、「たかがニオイ」とスメルマネジメントへの関心が低い人も多い。しかし、そんな感覚は時代錯誤。セクハラやパワハラと同レベルで、ニオイの問題を考えるべき時代がすでに訪れている。

五嶋さん「『スメルハラスメント』という言葉が定着しつつあることからも分かるように、近年、ニオイへの関心が高まりつつあります。特に夏場は、猛暑や節電のせいで汗をかくことが多いため、『自身がにおっていないか気になる』『職場の同僚がにおう』など、ニオイについての悩みも増える傾向にあるようです。

マンダムが2017年5月に25~49歳の働く男性525名、女性503名を対象に行った調査では、『職場の身だしなみでどうにかして欲しいこと』の1位は『ニオイ(体臭)』、2位は『ニオイ(口臭)』。『清潔感のない服装』は5位にとどまっており、見た目よりもニオイのケアの方が、マナーとして強く求められていることが分かります。

また、男性は割と自分の体臭には無頓着なことが多いのですが、女性は体臭を始めとした様々なニオイにとても敏感。女性の社会進出が進んだことで、ニオイを気にする声も増えつつあるのかもしれません」

悪臭で集中できない人多数…スメルマネジメントで業務効率UP

ニオイの問題は、ビジネスの視点からも侮ることができない。職場でのスメルマネジメントの必要性について、五嶋さんは次のように語る。

五嶋さん「同調査では、ニオイの問題で仕事の生産性が下がってしまうことも明らかになっています。『ニオイが気になって仕事に集中できないことがありますか?』と聞いたところ、『他人のニオイが気になって集中できない』と答えた人は31.2%。『自分のニオイが気になって集中できない』『自分・他人両方のニオイが気になって集中できない』も合わせると、56.2%と約6割が仕事に支障をきたしていると回答したのです。

もはやスメルマネジメントは、社会人として欠かすことのできないマナーのひとつと言っても過言ではありません。職場では業務の生産性が上がり、人間関係が円滑になる。家庭においても円満な家族関係の構築に繋がる。スメルマネジメントには、こういった大きなメリットがあるように思います」

体臭だけがスメハラにあらず 度を過ぎた“香り”にも要注意

パワハラやセクハラが時に曖昧な定義を持つのに対し、ニオイの問題はとてもシンプル。悪臭や過度な香りに気をつけることが、スメルマネジメントの第一歩となる。

五嶋さん「スメルマネジメントの基本は、『周囲の人をニオイで不快にさせないこと』。通勤中の電車内、会社のオフィスや会議室、営業や商談で訪れた取引先、家族と一緒に住んでいる自宅など、場所を問わず周りの人にニオイで不快な思いをさせないよう、まずは体臭をマネジメントしましょう。

具体的には
・毎日きちんとお風呂に入って清潔にする
・洋服の洗濯やクリーニングを怠らない
・人と会う前には汗を拭き、制汗剤を使って体臭のケアをする
といった具合です。

また、不快なニオイは体臭だけに限りません。香水のつけすぎや柔軟剤の香りなどを苦痛に感じる方もいらっしゃるため、香りをまとう際には適量を心がけることも必要です」

スメルハラスメントは、におっている本人にはなかなか指摘しづらいデリケートな問題。「自分も気づかないうちににおっているのかも?」という意識を常に持ち、自ら積極的にスメルマネジメントに取り組む姿勢が大切だ。

最後にアドバイザーからひと言

「スメルマネジメントに取り組んでいることを周囲の人に伝えることで、スメルマネジメントに関心を持つ人が増えると思います。ぜひポジティブかつ積極的に取り組んでみてください」

Text by Takumi Arisugawa