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第11回 | 口臭・ワキガ・加齢臭・足 ニオイ対策できている?

加齢臭とは違った悪臭 40代の「ミドル脂臭」にご用心

30代を過ぎてから、年々強くなる自身の体臭に悩んでいるという人はいないだろうか? その悪臭の正体は「ミドル脂臭」。加齢臭とは似て非なる体臭らしいが、どのように対策すれば良いのだろう? 40代男性の多くが密かに悩むこの年代特有のニオイについて、メンズの体臭に詳しい株式会社マンダムの五嶋さんに教えてもらった。
今回のアドバイザー
五嶋 善晃
株式会社マンダム 広報部
独自の研究やさまざまな調査・活動を通して、「男のにおい(体臭)」に関する実態を解き明かしている株式会社マンダム。男のにおい(体臭)に関する総合情報サイト「男のにおい総研」を開設するなど、男性の体臭研究を通じて、清潔でスマートな男性の生活をリードしている。

40代の嫌な体臭はミドル脂臭かも。加齢臭との違いは?

他人から指摘されたり、自分で「ちょっと臭うかも?」と感じても、「40代で加齢臭なんて気のせい」なんて済ませてしまっている人もいるかもしれない。しかし、40代の男性は「加齢臭」ではなく「ミドル脂臭」を放ってしまっている可能性がある。

五嶋さん「『加齢臭』は、50 代半ば以降から本格的に発生するニオイ。皮脂成分が酸化されることで発生し、枯れ草のようなニオイがします。それに対して『ミドル脂臭』は、30代半ば~50代半ばで最も強くなるニオイで、使い古した油のようなニオイが特徴。原因成分は『ジアセチル』という物質です。

これは汗の中の乳酸が、皮膚上の常在細菌(ブドウ球菌)に代謝・分解されることによって発生します。『ジアセチル』と『皮脂臭(中鎖脂肪酸)』が混ざることで、中年男性特有の『ミドル脂臭』となってしまうのです」

ミドル脂臭の対策は、頭皮をしっかり洗うこと

また、ミドル脂臭と加齢臭は発生する部位も違う。体臭に気を使っていてもミドル脂臭が改善しないという人は、ケアをする部位が間違っている可能性も。

五嶋さん「ミドル脂臭のニオイ発生部位は、後頭部・頭頂部・うなじが中心。日々の入浴を怠ったり、正しい方法で洗髪ができていないと、ミドル脂臭は悪化してしまいます。反対に、しっかりと洗髪を行えばミドル脂臭は改善できるので、次のようなポイントに気をつけて洗髪をしてください。

1.お湯が頭皮まで届くようにシャワーを頭全体にあて、頭皮と頭髪の汚れを洗い流していきます。
その際、シャワーの水流が頭皮に対し90度の角度であたるように流すと、毛穴の中の汚れが落ちやすくなります。シャンプーをつける前に頭皮や髪を洗い流すことで、粘性の高いミドル世代の頭皮脂もやわらかくなり落としやすくなります。

2. 頭皮が傷つかないように爪を立てずに指の腹を小刻みに動かして頭皮をやさしくマッサージするように洗います。頭皮をキャンバスと見立て塗りつぶしていくようなイメージです。

3.シャンプーの泡立ち加減が頭の汚れ具合を見るポイント。シャンプーの泡立ちが悪い場合は、2度洗いをおすすめします。

また、ミドル脂臭に適したシャンプーをチョイスすることも大切です。ニオイ成分『ジアセチル』の発生原因となる菌を殺菌する成分が配合された『ミドル脂臭対策用シャンプー』を選びましょう。中年男性特有のねっとりした頭皮脂をしっかり落とすことも大切なので、洗浄力の高さもシャンプー選びの時にチェックするようにして下さい」

ミドル脂臭は自分では気づけない。自覚がなくてもケアしよう

「髪の毛もしっかり洗っているし、自分では悪臭を感じないし…」という人も油断するべからず。ミドル脂臭の手強さは、その「自覚のしづらさ」にある。

五嶋さん「後頭部や首の後ろなどの鼻より後ろの部位で発生するミドル脂臭は、ワキ臭や足臭などと比べても自分ではなかなか気付かない厄介なニオイです。また、人間の嗅覚はいつも同じニオイをかいでいるとそのニオイに慣れて鈍感になっていき、臭わなくなるので、自分ではニオイを感じていなくても実はミドル脂臭が発生していた…といったケースも起こり得ます。決して自分は大丈夫と慢心せず、自分からもミドル脂臭が出ているかもしれないと思って日々ケアをしておくことが重要です」

たとえ性格やスキル、ルックスが完璧に磨かれていても、悪臭を放っている男性は残念な印象になる。「加齢臭はまだまだ始まらないはず」とボンヤリせずに、日頃からしっかりとミドル脂臭ケアをしておこう。

最後にアドバイザーからひと言

「若いころはワキに最も汗をかきますが、40代の男性は後頭部~首の後ろに汗をかくようになっていきます。後頭部付近の汗が多い人は、ミドル脂臭が発生している可能性大です」

Text by Takumi Arisugawa

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