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- スーパーカーブランド【ポルシェ】 -

シャラポワとポルシェ──白い妖精が最強の911を操る

スポーツカーと美女の組み合わせは絵になる。一般的には今、自分で所有するのも助手席に乗るのもSUVのほうが女性人気は高いようだが、やっぱり美女が乗るのはスポーツカーであってほしい。では、女子テニス界を代表する美人プレイヤー、マリア・シャラポワがハンドルを握るのはどんなスポーツカーだろう? それはポルシェをおいてほかにない。シャラポワとポルシェは深い絆で結ばれているからだ。

シャラポワが元F1ドライバーとポルシェ『911 GT2 RS』でドライブデート

ポルシェが4月下旬に公開した映像は、なんとも豪華で楽しげだった。

登場するクルマは、最大出力700ps、最強のロードゴーイングレーサーというべき『911 GT2 RS』。ハンドルを握るのは、“白い妖精”と呼ばれる美人テニスプレイヤーのマリア・シャラポワ。助手席に座るのは、F1グランプリ9勝の実績を持ち、2015年のWEC(世界耐久選手権)ではポルシェを駆ってチャンピオンになったレーシングドライバーのマーク・ウェバーである。

ポルシェはテニスに熱心なことで有名だ。WTA(女子テニス協会)を主催し、毎年4月下旬には、ポルシェ本社のあるドイツ南西部のシュトゥットガルトでポルシェ・テニス・グランプリを開催している。シャラポワはこの大会で過去に3回優勝しており、今回も出場した。

また、マーク・ウェバーはポルシェと関係が深く、4年前にも『918スパイダー』の助手席にシャラポワを乗せてドライブしたことがある。そこで、ポルシェがスポンサーをつとめる大会の宣伝の一環として、マーク・ウェバーが再びシャラポワをドライブに誘ったようなのだ。

最強911の猛烈な加速に「キャー!!」と試合中のように興奮するシャラポワ

ドライブの場所は(おそらく)ドイツの一般道。マーク・ウェバーは、「もっともパワフルな911だ。700ps。大丈夫、きみにも乗れると思うよ」と『911 GT2 RS』を紹介し、シャラポワに運転席に座るようにすすめる。

しかし、マーク・ウェバーが「スリー、ツー」とスタートの合図をカウントしても、彼女は「ノー、ノー」と首を横に振るばかり。シャラポワの愛車はポルシェ『ケイマンGT4』で、彼女はスポーツカーをドライブするためのスキルをある程度持っている。とはいえ、『ケイマンGT4』の最大出力は400psで、『911 GT2 RS』は700ps。はっきりいって、同じポルシェでもモノが違う。シャラポワもそれをよく知っているのだ。

結局、マーク・ウェバーに「行け! 踏め!」と促されて、ようやくアクセルオン。とたんにまるでロケットのように『911 GT2 RS』が加速し、その猛烈なスピードにシャラポワは「キャー!!」と試合中のように大興奮。おまけにハンドルから片手を離して「アハハハッ…」と笑い出す。マーク・ウェバーは「オーマイガッ!」とお約束のセリフだ。

次はドライバーを交代し、シャラポワは助手席に移動。マーク・ウェバーがアクセルを踏み込むと、またもや「キャーッ!!」と絶叫するのである。

ドーピング違反が発覚してもシャラポワとポルシェの深い絆は揺るがなかった

さて、シャラポワとポルシェの関係についてだが…。もともと彼女はスポーツカー好きで、2013年からポルシェのブランドアンバサダーに起用されていた。その際に愛車としたのが前述の『ケイマンGT4』だ。

2014年2月には、ポルシェのビスポーク部門である「ポルシェ エスククルーシブ」がシャラポワ仕様の『パナメーラGTS』を製作している。彼女のイメージカラーといえる白いボディの特別仕様車で、キーの色も白。通常ならブランド名や車種名が入るステップカバーには「Maria Sharapova(マリア・シャラポワ)」の文字が刻まれた。
しかし、2016年1月に発覚したドーピング違反によって、シャラポワは1年3カ月の出場停止処分を受け、それにともないポルシェとのスポンサー契約も解除。このスキャンダルによってポルシェとの関係も終わると思われた。

ところが、シャラポワは2017年に復帰するとき、その舞台にポルシェ・テニス・グランプリを選び、ポルシェもそれをプレスリリースで発表。そして、今回の『911 GT2 RS』のドライブだ。

シャラポワとポルシェの契約は続いていて、両者の絆は想像以上に深い。そう考えるのが妥当なのである(今大会は負けてしまったが…)。ちなみに、シャラポワが『911 GT2 RS』をドライブする貴重なシーンは、下のリンクのオフィシャル動画で見ることができる。

Text by Kenzo Maya
Photo by (C) Porsche AG.
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)