メディア個別 HYT H2.0──スイスの気鋭が産み出した現代の“奇蹟” | editeur エディトゥール

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第25回 | 【腕時計】人気&話題のブランド

HYT H2.0──スイスの気鋭が産み出した現代の“奇蹟”

「液体機械時計師達(Hydro Mechanical Horologists)」なる意味がその名に込められた、ヌーシャテルのウォッチメーカー『HYT』。あたかも、中世の錬金術を彷彿させるかのようなネーミングだが、2012年の創業より世界中から熱い注目を集める新進気鋭の存在だ。高級機械式時計の持つ既成概念にとらわれることなく、膨大な年月と研究開発により、機械と液体を組みあわせるという“奇蹟”を現出させたHYT。SIHH2018(国際高級時計サロン)で発表された最新作『H2.0』をご紹介しよう。

最高級機械式ムーブメントを動力源に液体で時を表示する驚異的機構を搭載

透明かつ3次元の立体感を持つ、ドーム型のサファイヤガラスに覆われた、独創的なフォルムが第一の特徴となる『H2.0』。外観だけでも十分に先進の魅力あふれる時計だが、その真価はサファイヤクリスタルガラスの中に詰め込まれた、まったく独創的で驚異に満ち溢れた機構にある。なんと『H2.0』を含むHYTの腕時計たちは、液体の流れにより時間を表示するのだ。

オーデマ・ピゲ ルノー・エ・パピ社との共同開発による、最高級の機械式ムーブメントを搭載。その動力をV字に配置された“ふいご”に伝え、その“ふいご”に溜められた特殊なカラー液体を、透明な液体が収められた1mmのプレキシガラス製の毛管(キャピラリー)に押し出す。このシステムにより、2つの異なる液体の境界線が時の流れを教えてくれるのである。創業以前より10年の歳月をかけ開発したというこの技術は、世界初のもの。まさに、時計史に残る技術革新といえよう。

宇宙工学から医療まで、さまざまな先端科学と芸術が見事に融合

また、今回発表された『H2.0』には、HYTによる現代最高峰の時計技術のみならず、NASAを始めとする最先端宇宙工学や医療技術が結集している。さらに、そのフォルムは、まるで最前衛な現代アートのよう。HYTの時計には、同社が考える“芸術と科学の結び付き”という時計づくりの本質が色濃く示されているのだ。『H2.0』の場合は、さらにドーム型サファイヤガラスが、時の経過を側面から魅力的に見せてくれるのもポイントとなっている。

なお『H2.0』は、全世界で50本の限定版。上画像で紹介したシルバーカラーのケースに深いブルーの流体が流れるバージョンと、ブラックを身にまとい、明るいグリーンの流体が流れるバージョンがそれぞれ25本の販売となる。そのどちらにも共通するデザインコードは、透明性、美学の強調、および最先端技術の追求。これら3つの要素を同時に兼ね備えた腕時計は、現在の地球上で唯一無二の存在といって過言ではないだろう。

Text by Arata Homma
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

商品情報
HYT H2.0
価格:1366万円(本体価格/税抜き)
ケースサイズ:51mm 、防水性能:3気圧(30m防水)

【問い合わせ先】
オールージュ
03-6452-8802

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