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第48回 | BMWの最新車デザイン・性能情報をお届け

BMW M2コンペティション──走りを愉しむエンスーへ

コンパクトなスポーツクーペは、クーペ全体のなかでもっとも人気のあるカテゴリだ。ある程度の実用性を持ちながら、よりハイスペックな本格的スポーツカーに匹敵する走りを愉しめるからである。なかでもBMW『M2クーペ』は、6速MTを選択でき、純粋にドライビングプレジャーを愉しみたいエンスージアストに支持されてきた一台。「これぞBMWの真骨頂」といってもいい。その『M2クーペ』の走りにさらに磨きをかけたのが、2018年4月に発表された『M2コンペティション』だ。

「かつてのM3クーペの再来」と呼ばれる『M2クーペ』の最新進化バージョン

BMWのなかでも、とりわけスポーティ、あるいはレーシーなモデルにつけられるのが「M」のバッジである。「BMW M社」は、BMWのモータースポーツ車両の開発を行っていたBMWモータースポーツ社」に端を発し、BMWのハイパフォーマンスモデルやスペシャルモデルの開発・製造を担う部門だ。

BMWのもっともコンパクトなクーペ、『2シリーズクーペ』のMモデルが日本に上陸をしたのは2016年のこと。もはや『M3セダン』や『M4クーペ』がコンパクトと呼べる大きさではなくなった今、全長4500mmに満たないサイズの『M2クーペ』は「かつてのM3クーペの再来」として、日本のエンスージアストたちを喜ばせてきた。

搭載されるエンジンは、最高出力272kW(370ps)、最大トルク465Nm(47.4kgm)を発揮する3.0L直列6気筒ターボエンジン。トランスミッションには7速DCTのほか、6速MTも追加され、大人のクルマ好きたちの胸を熱くさせてくれたものだ。

この『M2クーペ』の登場から2年が経ち、BMWが次の一手として投入するのが、その進化系となる『M2コンペティション』である。車名に加えられた「Competition」は、「競技」「競争」を意味する。

『M2コンペティション』が搭載するのは『M3』『M4』ゆずりのツインターボ

最大のトピックは、新エンジンの搭載である。通常の『M2クーペ』と同じ3.0L直6ながら、これまでのシングルターボから上級車種の『M3セダン』や『M4クーペ』と同様のツインターボ仕様となった。

最高出力は302kW(410ps)、最大トルクは550Nmと発表されている。『M3セダン』『M4クーペ』と比べてややデチューンされているが、じつは『M2クーペ』より最高出力が40ps、最大トルクは85Nmも向上している。充分すぎるパワーアップといえるだろう。

トランスミッションは従来通り、7速DCTと6速MTから選択可能だ。車重はDCTモデルが1550kg、MTモデルが1575kg。0-100km/h加速は、それぞれ4.2秒、4.4秒とされている。リミッターにより250km/hに制限される最高速度は、オプションの「Mドライバーズパッケージ」を選択すれば、280km/hまで引き上げることができるという。

当然、高出力化されたエンジンに合わせてシャシー周りも強化された。フロントセクションに高精度CFRP(カーボン繊維強化プラスチック)によるストラットやバルクヘッドストラットを採用して剛性を強化。電子制御フラップを持つツインエグゾーストシステムも新しい。

「レーシー」と表現するのがふさわしい『M2コンペティション』のインテリア

エクステリアでは、キドニーグリルがグロスブラック仕上げとなり、フロントバンパーの開口部が広げられた新デザインとなった。これは冷却性能を高めるためのものだという。空力を意識した「Mサイドミラー」も『M2コンペティション』の専用装備だ。

足元には専用デザインの19インチアルミホイールを装着し、タイヤサイズはフロント245/35ZR19、リヤ265/35ZR19。ボディカラーは「サンセットオレンジメタリック」と「ホッケンハイムシルバー」の2色の新色が選べる。

インテリアでは、「M2」バッジ付きのMスポーツシートにイルミネーテッドバッジが埋め込まれるニュータイプとなった。シートベルトはM社の伝統色の青と赤で彩られ、ドアシルプレートには「M2 Competition」のロゴ。インテリアトリムはカーボンファイバー製で、スポーティというよりレーシーと表現したほうがふさわしいムードが演出されている。

コンペティションの名にふさわしい極上のドライビングプレジャーが待っている

導入時期や価格などの正式発表はまだだが、『M2コンペティション』は特別仕様車ではなく、それまでの『M2クーペ』に代わってラインナップされるレギュラーモデルとなる見通しだ。近いうちに導入のアナウンスがあるだろう。

価格は、現行の『M2クーペ』が802万円(6速MTモデル)であることを考えると、850万円~900万円といったところだろうか。

もし今、走りを愉しめるコンパクトなスポーツクーペをほしいと思っているなら、『M2コンペティション』の登場を待ったほうがいい。きっと「コンペティション」の名にふさわしいドライビングプレジャーがあなたを待っているはずだ。

Text by Muneyoshi Kitani
Photo by (C) BMW AG
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

動画はこちら
BMW M2 Competition オフィシャル動画

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