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インスパイア源はカメラ。意匠を凝らしたポール・スミスの新作ペアウォッチ

時を切り取って後世へと伝えるカメラと、時を刻み続ける時計。どちらも道具として愛用されるだけでなく、そのもの自体の美しさでも人々を虜にする魅力を持つ。そんな両者が結びついたアイテムが、ポール・スミスによって生み出された。カメラの特徴を見事に時計へと転化させたペアウォッチ「Church Street」&「Church Street Mini」だ。

ポールが幼い頃から親しんだカメラをモチーフにしたコンセプチュアルなデザイン

「Church Street」という名前は、ロンドンにある同名のストリートに由来する。数多くのアンティークショップが集い、デザイナーのポール・スミスもよく訪れるというこのストリートの名を冠したモデルが発売されるのは、2015年に続いて2度目だ。
前作「Church Street Chronograph」はポール・スミスがチャーチストリートで出会ったトランジスタラジオからインスピレーションを得たものだったのに対し、今作「Church Street」(写真)と「Church Street Mini」は、アマチュアカメラマンだった父親とともに、ポールが幼い頃から親しんできたカメラがインスパイア源。カメラをモチーフにしたコンセプチュアルデザインを特徴としている。

アラビア数字のフォントはレンズ側面の目盛りをイメージ

一見するとシンプルでクラシックなアイテムでもある「Church Street」&「Church Street Mini」。その至るところにカメラをモチーフにしたデザインが散りばめられている。
たとえば、カラーリングはアンティークカメラの特徴をとらえたもの。さらに、見返しリングのアラビア数字などのフォントは、カメラのレンズ側面に記されている目盛りをイメージしたものだ。日付を示す12時位置のインダイヤルにあしらわれたシャッターを彷彿とさせるパターンなど、細部のさりげない遊び心も見逃せない。

また、長針や短針の先端はアクセントカラーで、ポール・スミスらしさもしっかりと表現されている。
裏蓋のアートワークも、このアイテムならでは。黒色メッキの中央に赤い電球が配されており、これは、赤電球を灯して現像を行う暗室を表現したものだ。
こちらはウィメンズの「Church Street Mini」。長針などのアクセントカラーが柔らかで、ケース径はメンズの「Church Street」が40mmなのに対して、28mmとなっている。
また、カラーはそれぞれ3種類。カメラボディのパターンを思い起こさせる質感のレザーをストラップに採用したものがひとつずつあり、その他はケースと同色のステンレススチールが用いられている。

カメラを連想させる意匠を楽しめるとともに、まるでアンティークカメラのような気品も漂うこの1本。ペアで身につけるのはもちろんのこと、お気に入りのカメラとともに出かけるのもいいだろう。

Text by Fumio Miyata
Edit by Kei Ishii(Seidansha)