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DELAKTIG/デラクティグ──イケア x トム・ディクソンがソファの常識を更新

スウェーデン発の世界的企業であるイケアとワールドワイドに活躍するイギリスのインダストリアルデザイナー、トム・ディクソン氏とのビッグなコラボレーションが実現した。両者が手を組んで誕生したのは、ソファの常識を塗り替えるようなコレクション「DELAKTIG/デラクティグ」。モジュールを自由に組みあわせることで、現代人のさまざまな生活スタイルにフィットする注目のコレクションだ。

アルミニウムのフレームによって多彩な組みあわせが可能に

「DELAKTIG/デラクティグ」は、用途にあわせて柔軟に姿を変えられるシーティング家具。1人掛け、2人掛け、3人掛けの3サイズがあるシートベースがプラットフォームとなり、それにモジュールを組みあわせることで、現代人の多彩なライフスタイルにフィットするしくみだ。
そのプラットフォームのデザインは実にシンプルで、フレーム素材には工業的製法に適したアルミニウムを使用。このアルミニウムのフレームが重要な役割を果たしており、押出成形することで、さまざまな追加モジュールの取り付けを可能にしている。アルミニウムには、ほかにも素材そのものの美しさや軽さ、長年の使用にも耐えうる丈夫さといった利点がある。
モジュールには背もたれやアームレストに加え、フロアランプにもなる照明やサイドテーブルもあり、カバーも3色から選択可能。これらの組みあわせや配置を変えることで、利用者は好みや用途に応じたソファや寝椅子へと「DELAKTIG/デラクティグ」をカスタマイズできる。リビング、寝室、書斎など、どのタイプの部屋にもあわせられるうえ、各部屋で設置する場所の自由が利くのもうれしい点だろう。

オープンソースの概念を導入し、世界各国の学生がアイデアを寄せる

「DELAKTIG」とはスウェーデン語で「関わり」という意味。ディクソン氏は「『DELAKTIG/デラクティグ』に関わる人が多ければ多いほど、より優れたものになります」とコメントしている。
そして、その言葉通り、このコレクションのために築かれた協力関係はイケアとディクソン氏だけにとどまらない。オープンソースの概念を取り入れ、武蔵野美術大生を含む世界各地のデザイン学生75名にも活用のアイデアが募られたという。今後も「DELAKTIG/デラクティグ」専用アクセサリーの発売が予定されており、組みあわせのパターンはさらに増加することになる。
ライフスタイルは十人十色で、同じ個人でも時間とともに移り変わっていくもの。「DELAKTIG/デラクティグ」は、たとえライフスタイルが変わったとしても、別れを告げる必要がないのも大きな魅力だ。姿を変えながら、長年にわたって利用者それぞれの人生に深くかかわることになるだろう。その時々の暮らしに応じて、アレンジを考えるのも楽しい時間となりそうだ。

Text by Fumio Miyata
Edit by Kei Ishii(Seidansha)