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第11回 | ジャガーの最新車デザイン・性能情報をお届け

ジャガーXJ50──誕生50年を祝う特別な英国サルーン

英国の高級車には歴史のある車名が数多く存在する。たとえば、ロールス・ロイス『ファントム』とベントレー『ミュルザンヌ』は、いずれも1930年前後に誕生したフラッグシップサルーンで、一度その名が途絶えたのち、2000年代以降に復活した由緒ある車名だ。そのなかでも、半世紀以上にわたって同じ車名を与えられてきた英国サルーンは、このクルマを置いてほかにないだろう。ジャガー『XJ』は、2018年に誕生50周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。それを記念して登場したのが特別モデルの『XJ50』である。

世界のVIPやセレブに愛され続けるラグジュアリーサルーン、ジャガー『XJ』

『XJ』はジャガーを象徴するアイコニックなモデルである。デビューは1968年。それまでフラッグシップサルーンを担っていた『Sタイプ』の後継車として、新たに開発されたのが『XJ』シリーズだ。英国王室を筆頭に、世界のVIPやセレブレティに愛され、さまざまな映画に登場するなど、文化的支持も集める。

最大の特徴はスポーツカーのように低く構えたスタイリングにある。往時を代表するジャガーのスポーツカー『Eタイプ』譲りの足回りなど、当初から『XJ』は高い運動性能を持つサルーンとして知られてきた。デビューの4年後には量産サルーンとして世界唯一となる12気筒エンジン搭載車も発売。225km/hの最高速度は、4シーターモデルとして世界最速を誇った。

その後、『シリーズII』『シリーズIII』『XJ40』『X300』、そしてオールアルミボディを持つ『X350』系へと進化。2010年に発表された現行モデルの『X351』系は8世代目に数えられる。

デザインを手がけたのは、フォードやマツダのデザイン本部長を歴任し、アストンマーチン『DB7』のデザインも担当したイアン・カラム氏。伝統的な丸4灯のクラシカルなスタイルを捨て、先進的なデザインをまとうスポーティ&ラグジュアリーなモデルとなっている。

この50年の間に、小さな変化から大刷新までさまざまな改良が行われてきたが、高い快適性と運動性能を併せ持つラグジュアリーサルーンという軸は変わらない。その『XJ』の誕生50周年を記念した『XJ50』は、英国車ファンのみならず、特別ラグジュアリーサルーンを求めている人にとっても魅力的な一台に仕上がっている。

スペシャルなモデルであることを主張するジャガー『XJ50』の数々の特別装備

エクステリアは、最上級グレードの「Autobiography(オートバイオグラフィー)」と同じ仕様のフロントバンパーとリヤバンパーを採用し、20 インチ「Venom」ホイール、ブラック・フロントグリルを装備。リアとサイドベントに専用バッジがあしらわれ、記念モデルであることを主張する。

インテリアは、ダイヤモンドカットのソフトグレイン・レザーシートにジャガーのリーパーロゴをエンボス加工したヘッドレスト、「XJ50」のロゴを施したセンターアームレストなどの専用仕様で、よりラグジュアリーな空間に仕立てられている。

ほかにも特別な一台であることを示す装備が随所に見られる。インタリオ技法を用いて加工した「JAGUAR」のロゴや、「XJ50」バッジを配したイルミネーション付トレッドプレート、さらに、アノダイズ加工を施したギアシフトパドルやブライトメタルペダルなどが特別に装備された。

パワートレインには、ガソリン(最大出力340ps)とディーゼル(最大出力300ps)の2種類の3.0L V型6気筒エンジンを設定。それぞれにスタンダードホイールベースと後席空間を広げたロングホイールベース、2種類のボディが用意され、いずれから選択が可能。ショーファーに運転を任せずに自らステアリングを握りたいオーナーも、後席に座ってゆったり移動したいオーナーも、いずれも満足できる最適な一台が選べるというわけだ。

世界で最もスタイリッシュなスポーツサルーン…しかし価格は発売時期は未定

ボディカラーは「フジホワイト」「サントリーニブラック」「ロワールブルー」「ロゼッロレッド」の 4 色が用意された。

イアン・カラム氏は「半世紀が経った今でも『XJ』はその伝統に忠実でありながら、美しいデザイン、秀逸なパフォーマンス、贅を極めたラグジュアリーさを絶妙なバランスで融合しており、際立った存在であり続けています。『XJ50』は、『XJ』誕生50周年を祝うにふさわしいモデルで、世界で最もスタイリッシュなスポーティサルーンのひとつであると自負しています」とコメントしている。

『XJ50』の日本での発売時期や価格は、現時点では未定。ジャガー・ランドローバー・ジャパンは「日本に おける導入時期および仕様、サービス内容に関しては、決定次第発表します」としている。

日本にはジャガーファンが多く、若き日に「いつか『XJ』に乗りたい」と憧れた人もいるに違いない。少数でもいいから、ぜひ日本にもこの特別な『XJ』を届けてほしいものである。

Text by Muneyoshi Kitani
Photo by (C) Jaguar Land Rover Automotive PLC
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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