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40オヤジのボクらの一流品大図鑑 – コスモグラフ デイトナ

若いころに欲しくて欲しくて……。雑誌やカタログを眺めながらため息をついていたあの逸品が、多少なりとも生活にゆとりの出てきた40オヤジとなった今、もしかしたら狙えるかもしれない! HDP編集部が独断で選んだ「ボクらの一流品」を紹介する。

■コスモグラフ デイトナ
 ロレックス

ストップウォッチ機能を備え、走行速度などを測定できるこのクロノグラフに突如注目が集まったのは、1980年代末期から1990年代の初頭にかけて。複数の針を装備した独特なデザインはイタリアで熱狂的な人気となった。それまではロレックスのラインアップにおいて、それほど動きのよいモデルではなく、サブマリーナ、GMTマスター、エクスプローラIおよびIIといったその他スポーツラインのウォッチと比較すると販売数量も限られていたのだが、イタリア発信のブームのせいで、全世界において激しい争奪戦が繰り広げられた。

日本もその例に漏れず、希望小売価格以下で入手することは難しく、プレミアムの付いた価格で販売されることがあたりまえとなっていた。

1990年春、東南アジア出張に旅立つ前の晩に、友人から「デイトナが売っていたら買ってきてくれないか?」そんな依頼を受けた。香港、タイ、インドネシアのルートで移動する出張であったが、最初の訪問地の香港でデイトナを無事に購入することができた。友人は入手困難だった時計を手に入れて嬉しそうだったのだが、数ヵ月すると飽きてしまったようで、自分の持っていたいくつかのものとデイトナを交換することとなった。こうして自分のものとなったデイトナだが、まさに機能美といったデザインは存在感抜群で、身につけているといろんな人に声をかけられた。ある意味ロレックス好きにとっての最終目標であり、「いつかはデイトナ!」という感じの存在。現在と違ってお金があってもほとんど在庫がない状態で買いたくても買えない時代だったからこそ、この時計がきっかけで知り合いになった人も少なくない。

Text by Hot-Dog PRESS編集部