偏愛の逸品/カーオーディオもストリーミング配信時代へ
- 車でスマホで家で「音楽」にこだわるための逸品 -

カーオーディオもストリーミング配信時代へ

自動車は長く音楽と親密な関係を築いてきた。カーラジオから自作の編集テープ、CD、ミュージックサーバーと時代を経ながらも、ひとりで運転中に、あるいは家族や友人と過ごす車内空間で、重要な構成要素として、音楽は変わらず鳴り続けていた。そして今、未知の音楽との出会いをカーナビが手軽に演出する新たな時代に突入しつつある。スマホの通信ネットワークを介した定額ストリーミング配信サービスが、パイオニアとレコチョクの強力なコラボによって誕生したのだ。それが「ミュージッククルーズチャンネル」だ(写真は、同サービスを採用した『AVIC-ZH0999LS(ラージサイズメインユニットタイプ)』)。

車に最適化したインターフェース

新サービス<ミュージッククルーズチャンネル>は、パイオニアのカーナビcarrozzeriaサイバーナビの最新ラインナップのうち、0999系8種に搭載されている。レコチョクによるIoT市場を見据えたBtoBtoCの音楽ストリーミングソリューション<replay>の技術をコアに、自動車に最適化したシンプルで直感的なインターフェースを実現した。

基本的には、あるチャンネルで楽曲を選択すれば、そこから多彩なチャンネル(プレイリスト)を自動生成し、どんどんレコメンドしてくれる仕組み。スマホの専用アプリで最初にBluetooth接続すれば、あとはあくまで車載ナビの感覚で操作できるのも大きな特徴のひとつだ。別チャンネルへの移動もナビ画面タッチのわずか1~2動作のみというシンプルさ。再生中の楽曲に最大24種のプレイリストを自動生成する「レコメンドチャンネル」に加え、シチュエーションや気持ちなどのパラメーターからユーザーが独自チャンネルを複数設定しておける「マイチャンネル」、さらに番組編成型で最新ヒットや注目アーティストが手軽に聴ける約50種の「特選チャンネル」が用意されている。

100万曲以上から出会う新たなお気に入り

提供される楽曲はレコチョクが網羅する国内レーベルから、洋邦合わせて100万曲以上。オンデマンド方式ではなく、あくまでチャンネル型のストリーミング配信だからこそ、自分好みの未知なる楽曲と出会うスリルも楽しめる。既知の音楽だけでは満たされない、欲ばりな大人にこそふさわしいサービスだ。

各チャンネルとも、パイオニア独自の楽曲解析・再生技術であるMIXTRAX機能で、いわゆるメガミックス的な聴き方も可能になっている。2チャンネル音源の品質を高める「バイアンプモード」搭載など、快適な音空間を支えるサウンド面でのこだわりもパイオニアらしくすこぶる健在だ。ちなみにサービスの定額料金は年3000円だが、サービス搭載のサイバーナビには1年分の利用権がついている。それだけ、このサービスの完成度に自信があるという提供サイドからの宣言でもあるだろう。

もちろん「0999系」は、本来の車載ナビ端末としての機能も充実。情報ネットワーク「スマートループ」に常時アクセスし、約70万kmの全国の道路を対象にリアルタイムの渋滞情報を取得・更新し続ける機能や(※1)、車載カメラ連動で画像認識・解析を行い、AR表示による画像や効果音などで注意喚起までしてくれるドライブサポート機能など(※2)。音楽も含めて、めざすのはあくまで快適なドライブ環境。カーナビの先駆者たるパイオニアは、磨き上げてきたその膨大なノウハウを、さらに先端テクノロジーで拡張し続けている。
(※1、※2 ともに一部の0999系では別売パーツなどが必要)

Text by NIN ONODERA

photo by (c) 2015 Pioneer Corporation