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第36回 | 話題のハリウッド女優をスクープ!

キャメロン・ディアス──超人気女優が引退する理由

年齢がキャリアに与える影響は大きい。そして、キャリアには結婚などの私生活の変化も大きく関係してくる。ハリウッドで今話題となっているキャメロン・ディアスの引退騒動は、そうした問題の典型のように見える。40〜50代の男性読者にとってキャメロン・ディアスは同世代だ。その彼女の引退は、ロマンティック・コメディ作品で彼女に憧れた女性ファンとは違った見え方となるに違いない。

キャメロン・ディアス自身もインタビューを受けて認めた事実上の「女優引退」

キャメロン・ディアスは、弾けるような笑顔と天真爛漫なキャラクター、そしてスレンダーな肢体に秘めたセクシーさで世界中を魅了してきた女優だ。

1994年公開の『マスク』での鮮烈な映画デビューを飾って以降、ハリウッドの第一線で活躍を続けてきた彼女が、女優を「引退」すると伝えられている。

引退騒動の発端は、2002年に公開された『クリスティーナの好きなコト』で彼女と競演した女優のセルマ・ブレアが「キャメロンはもう女優を引退したみたい。『もうやり尽くしたわ』って感じでね」とコメントしたこと。たしかに2014年の『アニー』以降、キャメロンの出演作は途絶えている。さらに、彼女のもとに届く数々の出演オファーも断っているという。

「キャメロン・ディアスが引退?」とのニュースが世界中で報じられると、セルマ・ブレアはすぐに「冗談だった」とコメントを撤回した。しかし、フェイクニュースだったのかといえば、それも違うようだ。

引退騒動後に、セルマ・ブレア、クリスティナ・アップルゲイトとともに米エンターテインメント誌のインタビューを受けた際、キャメロン自身も「私は本当に何もしていないのよ。引退しているようなものだわ。いえ、実際は引退しているの」と語り、事実上のリタイア状態にあることを認めたのである。

二転三転した引退報道だが、どうやら当分の間、キャメロン・ディアスの姿をスクリーンで見ることができなくなってしまうことはたしかなようだ。

『ホリデイ』『ベガ恋』…ロマンティック・コメディで魅力を放つキャメロン

キャメロン・ディアスは1972年生まれの45歳。ブロンドの髪と175センチの長身、そして美貌は学生時代から注目の的だったようで、16歳でエージェンシーと契約し、17歳でファッションモデルとしてデビューを果たしている。

じつは、このモデル時代にキャメロンは仕事で来日しており、そのとき東京・六本木のマンションに2カ月ほど滞在していたことがあるという。

オーディションでヒロイン役に選ばれ、女優としてデビューしたのは21歳のとき。その作品が前述の『マスク』だ。1998年公開の『メリーに首ったけ』(下の写真)でコメディ演技に開眼し、2000年には『チャーリーズ・エンジェル』でアクションに挑戦。『シュレック』シリーズではフィオナ姫の声をつとめるなど、さまざまな役に挑みながら活躍の幅を広げていった。

特に『ホリデイ』や『ベガスの恋に勝つルール』などのロマンティック・コメディ作品では、その魅力をいかんなく発揮し、男性だけではなく、女性からも支持を集めるトップ女優として確固たる地位を築いた。

(C) Capital Pictures/amanaimages

恋多き女のキャメロンが結婚相手に選んだのは8歳年下のパンクミュージシャン

キャメロンは男性遍歴も華やかだった。まず、映画デビュー直後に発覚したのが8歳年上の俳優、マット・ディロンとのロマンスである。

ジャレッド・レトとの4年間に及ぶワイルドな交際も話題を呼んだ。その激しい愛憎劇の後にキャメロンが選んだのは、彼女より9歳年下のアーティスト、ジャスティン・ティンバーレイクだ。

ジャスティンとは交際期間も長く、婚約寸前とまでいわれたが、お互いの仕事が忙しくすれ違いが多くなり、最終的には破局する。その後も、ニューヨーク・ヤンキースの主砲だったアレックス・ロドリゲスとのデートが報じられるなど、オープンな男性遍歴を重ね、彼女の恋の行方は常にパパラッチの標的となってきた。

転機となったのは、2014年に発覚したパンクバンド「グッド・シャーロット」のボーカル兼ギタリスト、ベンジー・マッデンとの交際である。

ベンジーはキャメロンよりも8歳下で、かつてパリス・ヒルトンやフリーディア・ニイムラ(こずえ鈴)とも恋人関係にあったモテ男だ。そのため、この関係は長く続かないと思われた。ベンジーは双子の兄にあたり、弟のジョエルも同じバンドのメンバー。ジョエルは2010年に元祖お騒がせセレブのひとりであるニコール・リッチーと結婚している。

しかし、このニコールがふたりの交際を強力にバックアップしたこともあり、予想に反してキャメロンとベンジーの関係は順調に進展。2015年にはゴールインをはたした。ちなみに、この結婚によりキャメロンとニコールは義理の姉妹となっている。

年齢的にキャリアの曲がり角を迎え、家族と過ごす時間を選んだキャメロン

キャメロンが映画出演をセーブするようになったのは、ベンジーとの結婚前後のことだ。結婚を機に、家族で過ごす時間をより大切にするようになったと思われる。また、母親になる準備をしているとの見方もある。

とはいえ、キャメロンの女優としてキャリアが曲がり角にあったことも否めないだろう。キャメロン・ディアスのイメージは、キラキラ系のロマンティック・コメディの主役だ。年齢を重ねたことで、そうした役と彼女自身との間に“ズレ”が生まれ、演じるのがむずかしくなった部分もあるのかもしれない。

シリアスでセクシーな役柄やミュージカルなどもこなせるのだが、観客はそんなキャメロンの姿を求めていない。そのため、なかなかヒット作に恵まれなくなっていたのだ。

さまざまなタイミングが重なり、引退状態にあるキャメロン・ディアス。しかし、彼女が女優である以上、いつか必ずスクリーンに舞い戻り、あのカリフォルニアの太陽のような笑顔をわれわれに見せてくれるはずだ。

Text by Kiyoshiro Somari
Photo by (C) Capital Pictures/amanaimages(main)
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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