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第14回 | EDを予防・対策!本当に効果がある治療法

「できない」全般が該当するわけじゃない。正しく知りたいEDの定義

40男にもなれば、悩まされることも多くなるED。しかし、EDとは具体的にどのような症状なのか正確に理解している人は案外少ないのではないだろうか。ED治療を行っている銀座みゆき通り美容外科メンズクリニック総院長の水谷和則さんに詳しく聞いた。
今回のアドバイザー
水谷和則
銀座みゆき通り美容外科メンズクリニック 総院長
1991年、福島県立医科大学医学部卒業。東北大学医学部附属病院、福島県立医科大学医学部附属病院、美容外科専門クリニック勤務などを経て、2006年、銀座みゆき通り美容外科を開業し、同院長に就任。

EDとは「十分な勃起状態を維持できず満足に性交を行えない状態」を指す

男性として正しく知っておきたいEDの定義。具体的に、どのような状態を指す言葉なのだろうか。

「ED(Erectile Dysfunction)とは、勃起不全や勃起障害と訳されるため、完全に勃起ができない状態だと誤解されがちです。しかし、専門的には『性交時に十分な勃起や、その維持ができないために満足な性交が行えない状態』と定義されています」(水谷さん、以下同)

つまり、まったく勃起しない状態だけを指すのではなく、勃起をしても途中で萎えたり、陰茎を挿入してから射精にまで至らずに縮んでしまうこともEDの症状なのだ。EDになってしまう要因は、大きくわけて3つあるという。

「EDには、加齢による代謝機能低下が原因で発症する『品質性ED』、日頃のストレスや性交時における緊張等の精神的プレッシャーから引き起こされる『機能性ED』、医薬品の副作用による『薬剤性ED』があります」

勃起時に陰茎の形状が曲がってしまう「先天性陰茎湾曲症」は、EDと間違えやすい

また、水谷さんによればEDと間違えやすい症状として、先天性陰茎湾曲症というものもあるという。

「陰茎は主に3つの海綿体でできていて、左右それぞれに勃起と深く関係する陰茎海綿体、その下側に尿道海綿体があります。先天性陰茎湾曲症は、陰茎海綿体の発育がアンバランスなため、勃起したときに陰茎がまっすぐではなく、曲がってしまうのです」

軽度であれば、それほど問題にはならないが、挿入困難、女性の性交痛、体位の制限、抜けやすいといったなどの性交障害や、勃起しても陰茎が下に曲がって元気がないように見える状態の場合、EDだと勘違いしてしまう人もいるという。しかし先天性陰茎湾曲症であれば、手術をして改善することが可能なので、心配はいらないようだ。

個人でED治療薬を購入するのは危険なので、ED専門の病院で受診するのが◯

ED治療に関しては、個人でED薬を購入して服用する手段もあるが、かなり危険性が高いと水谷さんはいう。

「インターネットの普及に伴い、海外での偽造医薬品の製造・流通量は、極端な増加傾向にあり、ED治療薬も同様です。個人輸入の約6割が偽造品といわれています。

本来の医薬品は、国民の安全のために検査や治験を繰り返した上で、安全性や優位性など膨大なデータを検証して何年もかけてやっと認可されます。

しかし、偽造医薬品は、有効成分の割合どころかそもそも何が混入されているのかもはっきりしない非常に危険なものといっていいので、ED専門の医療機関で処方される治療薬を服用するのが最も安心できて確実でしょう」

最後にアドバイザーからひと言

「EDを根治させる方法はありませんが、少しでも不安に思ったらまず専門医に相談してみましょう」

Text by Akihiro Fukuda(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
銀座みゆき通りメンズクリニック ホームページ

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