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第19回 | モーターショーからの最新リポート

ジュネーブモーターショー2018──珠玉のスーパーカー

Salon International de l'Auto(サロン・アンテルナショナル・ド・ロト)。世界5大モーターショーのひとつに数えられ、スイス西部の都市を舞台に毎年3月に開催されるジュネーブモーターショーの正式名称である。ジュネーブモーターショーは、ほかではあまり見られない超弩級のスーパーカーが数多く登場するという特色を持つ。その別名は“スーパーカーの祭典”。2018年のジュネーブモーターショーを盛り上げた珠玉のスーパーカーたちを紹介しよう。

自動車メーカーがない中立の地、ジュネーブで繰り広げられるスーパーカーの祭典

ジュネーブ(Genève)は、チューリッヒに次ぐスイス第二の都市だ。スイスの西端に位置し、レマン湖からローヌ川が流れ出す地点を取り囲むように両岸に広がる。英語ではジェニーバ(Geneva)という。

ジュネーブモーターショーを除く5大モーターショーの開催国は、日本、アメリカ、ドイツ、フランスの4カ国で、いずれも自動車大国。しかし、スイスには自動車メーカーが存在しない。つまり、ここはどのメーカーにとってもホームタウンではない、“中立の地”なのだ。

こうした地理的な理由もあり、ジュネーブモーターショーはほかの自動車ショーと趣が異なる。伝統的に発表されるモデルはスポーツカーが多く、とにかく豪華絢爛で派手なのである。

とりわけ目を引くのはスーパーカーの多さだ 近年の自動車ショーは地味になりつつあるが、ここにはいまだにバブル時代のような雰囲気が横溢する。

ランボルギーニが発表した最新モデル『ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー』

ランボルギーニは、ジュネーブモーターショーの主役のひとつだ。近年はここでニューモデルを華々しくワールドプレミアするのが恒例となっている。

今回デビューしたのは、最高出力640hp、最高速度325km/hを誇る『ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー』。2017年に発表された『ウラカン・ペルフォルマンテ』のオープンモデルである。

スーパースポーツのオープンカーと聞くと、風の巻き込みがすごいことになりそうだ…と思うかもしれない。しかし、このランボルギーニの新型オープンは“アクティブエアロシステム”を搭載。時速50km付近まで加速するとフィンが作動し、シートへの風の流入を低減してくれるという。

日本での価格は3561万3532円。最初のデリバリーは2018年夏以降を予定している。

(C)Automobili Lamborghini S.p.A.
(C)Automobili Lamborghini S.p.A.

フェラーリは『488 Pista』、マクラーレンはサーキット専用車『セナGTR』を発表

フェラーリもジュネーブモーターショーのためにニューモデルを用意した。お披露目されたのは『488 Pista(ピスタ)』。『430スクーデリア』や『458スペチアーレ』の後継となるV8スペシャルモデルの最新バージョンだ。

最大の特徴は、ベース車両の『488 GTB』から90kgも車体重量を絞り込んだ軽さ。そこへフェラーリ史上最もパワフルな6.0LのV8エンジンを搭載するのである。当然、最先端の空力性能とドライビングテクノロジーを備える。

(C) Ferrari S.p.A.

マクラーレンが公開したのは、アイルトン・セナの名を冠したスーパースポーツ『セナ』のサーキット専用車となる『セナGTR』だ。

天才F1ドライバーの名前を与えられたことでもわかるように、『セナ』はサーキット仕様でありながら公道での走行も可能な究極のロードカー。これをベースに、4.0L V8ツインターボエンジンのパワーアップをはかり、エアロダイナミクス性能をさらに追求したのがサーキット専用車の『セナGTR』である。

価格は100万ポンド(約1億4681万円)、2019年に75台が限定生産される。

超弩級のスーパーカー、ブガッティ『シロン スポーツ』の価格はおよそ3.9億円!

ジュネーブモーターショーでは、超富裕層に向けて少数生産されるスーパーカーブランドの出展も目立つ。そのなかでも別格なのがブガッティだ。

ブガッティは今回、『シロン スポーツ』をワールドプレミア。2016年のジュネーブモーターショーで発表された『シロン』のパフォーマンスをさらに高めた新グレードである。

といっても、ベースとなった『シロン』は、8.0L のW型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1500ps、最高速度はじつに420km/hというモンスターマシンだ。その『シロン』のさらなる高性能モデルというだけでも、この『シロン スポーツ』が途轍もないクルマであることがわかるだろう。

車両価格は298万ユーロ、日本円にしておよそ3.9億円からと噂されている。

ほかの自動車ショーではSUVやEV(電気自動車)が主役の座を奪いつつあるが、ジュネーブモーターショーは “スーパーカーの祭典”。主役はやはり、いつの時代も男たちの所有欲を刺激するスーパーカーなのだ。2019年はどんな超弩級のクルマが発表されるのだろうか。

Text by Kenzo Maya
Photo by (C) gims.swiss
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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