メディア個別 心の問題も重視すべき。メンタル不調が招く「機能性ED」を理解する | editeur エディトゥール

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第8回 | EDを予防・対策!本当に効果がある治療法

心の問題も重視すべき。メンタル不調が招く「機能性ED」を理解する

フィジカル、メンタルの両面から考える必要があるED。なかでも心理的要因が影響して発症する「機能性ED」は、年齢を重ねた男性にとっても、その実態を詳しく知るべき存在といえる。ED治療を行っている銀座みゆき通り美容外科メンズクリニック総院長の水谷和則さんに、機能性EDの詳細について聞いた。
今回のアドバイザー
水谷和則
銀座みゆき通り美容外科メンズクリニック 総院長
1991年、福島県立医科大学医学部卒業。東北大学医学部附属病院、福島県立医科大学医学部附属病院、美容外科専門クリニック勤務などを経て、2006年、銀座みゆき通り美容外科を開業し、同院長に就任。

パートナーとの性生活がうまくいかないなどの心理的要因で引き起こされる「機能性ED」

機能性EDとは、陰茎やその勃起に関わる組織に器質的な病変が見られないEDのこと。さらに「心因性」と「精神病性」の2つに大別できるという。

「心因性EDとは、人間関係や予期不安、抑うつなど、様々な心理的要因によって、ある日突然引き起こされるEDのこと。パートナーとの関係がうまくいかないことが原因で発症する可能性もあります。もうひとつの精神病性EDとは、精神分裂病や統合失調症、躁うつ病などの精神的な要因によって罹るもの。幻覚や妄想などにより、正常な性行為ができなくなる点が特徴です」(水谷さん、以下同)

ED治療薬を服用して改善した場合、心因性EDの可能性が高い

メンタル面の影響により起こる機能性ED。泌尿器科や一般内科・ED治療専門クリニックでの問診やカウンセリングでは見抜くことが難しいというが、治療薬の効き具合で判断できる場合もあるという。

「機能性EDの診断法は、まずED治療薬を服用してもらいます。EDが改善した場合は、心因性EDの可能性が高く、反対にED治療薬の効きが悪くて治らないのであれば、心因性以外のEDを考慮する必要があります」

ED治療薬を服用することで、器質性ED(陰茎やその勃起に関わる組織に品質的な病変)の可能性が少なくなれば、何らかの基礎的要因に基づいた心因性EDか精神病性EDかどちらかの判断が下されるというわけだ。

心理療法、薬物療法の両面から治療を行うのが一般的な機能性ED

最後に機能性EDのなかでも、事例が多い心因性EDの治療法を教えてもらった。水谷さんによれば、泌尿器科やED治療専門クリニックでは、心因性EDの治療を主に心理療法と薬物療法の2つで行っているという。

「心理療法は、原因が現実心因(緊張、過労、睡眠不足、心配事などの日常生活における心身のストレスや心理的諸要因)の場合、カウンセリングや暗示療法、自律訓練法や行動療法などの非分析アプローチが行われます。また、原因が深層心因(何らかの不満、憎しみ、妬みなどの心の深い部分の心理的原因・誘因)では、精神分析や簡易分析などの分析的アプローチが行われ、それぞれ治療法が異なります。薬物療法では、バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬(PDE5阻害薬)が処方されることが大半。ある程度副作用のリスクもありますが、禁止事項をしっかり守って服用すれば、心配することはありません」

なお、精神病性EDの治療については、精神医学的な精査も必要になるので、心療内科(精神科)に受診し、専門的な治療を受ける必要があるとのことだ。いずれにしても適切な診断や治療が有効ということなので、心当たりがある人は早めに診察を受けたほうがよいだろう。

最後にアドバイザーからひと言

「機能性EDといっても広く分類することができ、診療方法、治療法も異なりますので、ED専門クリニックに足を運ぶのが確実です」

Text by Akihiro Fukuda(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
銀座みゆき通りメンズクリニック ホームページ

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