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第5回 | 男性にもある更年期──LOH症候群を理解する

日頃の過ごし方が重要。LOH症候群のリスクを下げる生活習慣は?

最近、40歳以降の男性に増えているといわれる男の更年期障害(LOH症候群)。加齢以外にも好ましくない生活習慣によって、引き起こされるケースも多いという。メンズヘルスの第一人者で順天堂大学大学院医学研究科泌尿器科外科学教授の堀江重郎さんに詳しい話を聞いた。
今回のアドバイザー
堀江重郎
順天堂大学大学院医学研究科泌尿器科外科学教授
1960年生まれ。泌尿器科医。医学博士。日本Men’s Health医学会理事長。85年東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得し、泌尿器がんの根治手術と男性医学を専門とする。すべての男性を元気にする医学を研究している。一般向けの著書に『うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい』(東洋経済新報社)、『ヤル気が出る!最強の男性医療』(文藝春秋)などがある。

睡眠不足や過度な飲酒などで、男性ホルモンが減少しLOH症候群のリスクが上昇

LOH症候群とは、テストステロン(男性ホルモン)の低下によって起こる男の更年期障害のこと。おもな症状として、何事にもまったくやる気がなくなって気分が落ち込んだり、イライラしたり、朝起きられず不眠状態になったりするといった症状が特徴となる。加齢によって男性ホルモンの分泌が減ってしまうのは避けられないということだが、LOH症候群の発症は、テストステロンの低下以外にも原因があると、堀江さんはいう。

「40歳以降の男性であれば、身体的な衰えのほかにも、職場や家庭などの社会的ストレスや、不規則な生活、睡眠不足、過度な飲酒&喫煙によって、テストステロンが減少しLOH症候群が引き起こされることが考えられます」(堀江さん、以下同)

それではテストステロンを高めるには、日頃からどのような生活習慣を心がければいいのだろうか。堀江さんに教えてもらった。

「いちばんオススメしたいのが、運動やスポーツ。体を動かして筋肉が刺激されると、テストステロンがつくられるのです。しかし、マラソンなどの激しい運動は、テストステロンが消費されるので適度な運動をするようにしてください」

さらに運動はひとりで行うものよりも、野球やサッカーなど集団で行うスポーツのほうがよりテストステロンの向上効果が期待できるという。

「特に私がオススメするのは、お子さんとのキャッチボールです。一見単純な運動ですが、相手の捕りやすいところに投げたり、自分が捕りやすいように動いたりすることで心の動きを伴い、我が子との絆が生まれますので、うつの症状の改善にはとても効果的なのです」

入浴や睡眠など、ストレスを解消することもテストステロン向上に効果あり

ほかにも、ストレス解消がテストステロンを増やすために重要だと、堀江さんは指摘する。

「とはいっても、現代社会でストレスを完全に避けて、過ごすことは不可能。なので、ストレスを受けることを前提になるべくリラックスすることを考えましょう。人によって、リラックスできる方法は違いますが、多くの人に有効なのは入浴と睡眠。お風呂はシャワーだけで済まさず、ゆっくり湯船に浸かり、睡眠についても、照明を消した環境でしっかりと6時間から7時間寝て1日の疲れを癒してください」

最後にアドバイザーからひと言

「LOH症候群を予防するには、夜更かしせず規則正しい生活をして適度な運動をするようにしましょう」

Text by Akihiro Fukuda(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
順天堂大学医学部 ホームページ

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