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第7回 | 40男の失恋ケア──哀しみから、さらなる深みを得るハウトゥ

40男だからこそ丁寧なケアを。失恋から立ち直る5つのステップ

それなりに恋愛を重ねてきた40男でも、やはり失恋のショックは大きいもの。簡単に人に相談することもできないだけに、その悲しみから立ち直るのは難しいだろう。人間が悲しみから立ち直るためには心理学的に5つのステップがあるという。恋愛デトックスカウンセラーの下村さきさんに、失恋を乗り越えるための心理学的ステップについて話を聞いた。

■今回のアドバイザー
恋愛デトックスカウンセラー
下村さきさん

1987年生まれ、早稲田大学法学部卒。地方銀行に就職の後、学生時代から行っていた芸能活動を本格化させる。2012年、恋愛エッセイストの活動スタート。失恋リカバリー、男女のすれ違い、男の浮気、男性心理などを主に、恋愛以外にも、結婚・仕事・ライフスタイルや、広告・イベントレポートなども手がける。著作に『わけもなく男が魅かれる女 50のルール』(三笠書房)など。

失恋から立ち直るための5ステップ。その心理的な過程とは?

下村さんによると、失恋から回復するためのステップは、以下の5段階からなるという。

1 否認…別れた現実を受け入れられない時期。
2 怒り…別れに至ったのは自分のせいではなく、元カノや周囲の環境のせいだといわば八つ当たりをしてしまう時期。
3 取引…どうしたらよりを戻せるかと検討する時期。
4 抑鬱…よりを戻せないことを知って自分の無力さにやる気を失う時期。
5 受容…ようやく別れ、そしてもとに戻れないことを認め、新しい恋について冷静に考えることができるようになる時期。

これは男女に共通するステップだが、それぞれの段階を経る期間は、男女によってかなり異なるとのこと。

「男性の方が女性よりも失恋を引きずる傾向があるのは、否認~抑鬱までの期間が長いことに原因があるとされています。特に否認から取引の期間は、現実感を帯びるまでに時間がかかるようです。別れた後、女性が『よりを戻そう』というとき、女性側はすでに3番目の取引時期にいるのに対し、男性はまだその前段階の否認・怒りの段階にいる場合が多いんです。『え、そもそも別れてたの?』と言って女性を困惑させたり、『お前、別れるって言ったり、よりを戻すって言ったり勝手だな』と怒りをぶつけてしまったりすることがあるのもそのためです」(下村さん、以下同)

立ち直るための最善策は「彼女との思い出をメモに書き出していくこと」?

また、失恋から立ち直るためには、いかに受容の段階に気持ちを持っていくかが重要とも。しかし、実際、失恋の悲しみを受容することは簡単ではなく、怒りや抑うつの段階に長く留まってしまう人も多いという。失恋から立ち直るためには「やりきること」が重要だと下村さんは話す。

「私たちが潔く諦めがつくのは、“やりきったけどダメだったとき”。たとえば、浪人して必死に勉強したけど志望校に入れなかったときや、一生懸命、就職活動をして第一志望の会社に入れなかったという場合、『ここまでやったんだから仕方がない』と思えますが、やりきっていなかった場合は『もっと本気で頑張ればよかった』と後悔し、いつまでもその気持ちを引きずることになります。つまり、立ち直るためには『自分はやりきったんだ』という思いが必要なのです。そのために有効なのは、彼女との思い出を出会ったところから思い出し、メモに書き出していく方法。その過程で達成感を得ることができ、彼女との出会いで得たもの、失ったものを整理することで気持ちもクリアになっていきます」

この彼女との思い出書き出し作戦は、多くの場合、途中で面倒になり最後の別れの段階まで書くことができないという。しかし、その時点で彼女への思いは出しきれているため、立ち直る状態まで持っていくことができるわけだ。

失恋で傷ついた際に「早く忘れよう」とすることはNG!

意外にも、失恋して「早く立ち直らなければ」と考えることが、最終ステップである「受容」を妨げることになるという。

「早く立ち直らなきゃ、と思えば思うほど『立ち直らなくてはいけない状態=立ち直っていない状態』だと脳が理解して、ますます立ち直りにくくなります。早く忘れよう、早く立ち直ろうという意識は捨てましょう。また、周囲の友だちが気遣って遊びに誘ってくれたりするかもしれませんが、未練があるうちは派手に遊ぶのも考えもの。一人になったときに余計に寂しさや虚しさを感じてしまい、その穴を埋めるために暴飲暴食や散財に走る可能性があります」

失恋後は彼女を吹っ切るためにと無理に遊ばず、しっとり話を聞いてくれる人を相手に、あえて元カノの思い出を語るほうが有効なようだ。

最後にアドバイザーからひと言

「失恋しても早く立ち直ろうと焦らずに、自然と受容の段階に持っていけるよう気持ちを整えましょう」

Text by Akeno Kataoka(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
下村さき

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