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ハニカム模様も美しい本格派の紙製家具「DuCote」

春の訪れとともに、気分を新たに模様替えしたり、新しい家具の購入を検討したりしている人も多いだろう。今回紹介するのは、一風変わった紙製の家具DuCote(デュコテ)。独特の質感で、コンパクトに収納できたり形を変えられたりと、紙の魅力を最大限に活かした本格的なプロダクトを展開している。

美しいハニカム構造がもたらす安心の耐荷重

2016年9月に展開をスタートしたDuCoteは、フランス語で「側に」という意味を持つ。紙独特の暖かみが伝わる高級紙を使った家具を作りたいという家具デザイナーの考えから生まれたブランドで、従来の紙を使った家具とはその品質で一線を画している。
使用されているのは、厳選されたカナダの堅牢な木材から作られた紙。それをハチの巣のようなハニカム構造に仕上げることで、耐荷重はなんと300kgを実現。安心して使用できる頑丈さを誇るとともに、高級紙ならではの質感や構造美も兼ね備えている。
水に弱いのではないかという不安を抱いた人もいるだろうが、もちろん、いずれの家具も防水特殊加工を施している。うっかり水をこぼしたとしても、拭いてしまえば大丈夫だ。

紙の弱点にしっかり対処する一方で、DuCoteには紙の特性を活かした利点もある。たとえば、蛇腹状のため、小さく折り畳むことができる。重量も軽く、持ち運びも容易だ。使用する際には一気に広げるだけでよいので、複数を揃えて、一部は来客用などにストックしておくのもいいだろう。

気分や状況に応じて形状を変えられる製品も

展開しているプロダクトは、ストゥール、テーブル、ザブトン、ランプ、ベンチ、ソファの6種類。いずれも、職人によって一つひとつ製作されている。
シンプルなフォルムのストゥールは、4つのサイズを展開(税抜1万970円〜)。カラーも4種類から選ぶことができ、紙部分と同一色のクッションもセットになっている。重量は最小のSならノートパソコンほどの1.2kg、最大のLLでも2.7kg。どのサイズもタブレット状に折りたたんだ際の厚さは3cmで、手軽に持ち歩ける。
ストゥールと組み合わせて使いたいテーブル(税抜2万9970円〜)は、ストゥールと同様のカラー展開で、高さが異なる3種類を用意。上部に置いたセットのアクリル板から見事なハニカム模様がダイレクトに見えるのも魅力だ。
また、面白い使い方ができるのがザブトン(税抜き2万1970円)で、フレキシブルに形を変えられるため、付属するクッションを置いて文字どおり座布団のように使えるだけでなく、ミニテーブルなどとしても活用できる。畳にもフローリングにも違和感なく合わせられる便利なアイテムだ。
遠隔スイッチによって光量や点滅をコントロールできるランプ(税抜き1万2970円)もさまざまな形状で楽しめる。充電式でコードレスなので、形だけでなく、使用するシーンも自由そのもの。アウトドアに持ち出すのもいいだろう。

ほかに3人用、6人用、12人用があるベンチ(税抜き5万970円〜)や6人用と12人用があるソファ(税抜き14万4970円〜)といった大型のアイテムも揃う。これらも伸縮自在で、部屋の形状や既存の家具に合わせて直線や曲線、L字型といった具合に形を変えて配置できる。

小型のストゥールやライトから、多人数に対応したものまで、DuCoteの製品は、和室や洋室、自宅、オフィスなど、設置する場所を選ばない。また、従来の部屋の雰囲気に合わせられるだけでなく、空間のリフレッシュにも大いに貢献してくれるだろう。紙特有の暖かみにあふれたユニークで新しい家具を手にいれて、自分好みの部屋を作り出してはいかがだろうか。

Text by Fumio Miyata
Edit by Kei Ishii(Seidansha)