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第10回 | 注目のジムプログラム&アクティビティ

“公園で運動”が新しい!? 話題の「ストリートワークアウト」とは?

公園でトレーニング…と聞くと地味なイメージを抱くかもしれないが、それは昔の話。最近では、公園やグラウンドの遊具、手すりや柵などを利用して筋トレを行うことを「ストリートワークアウト」と呼び、世界的に流行しているのだという。ストリートワークアウト東京代表の中林義晴さんに詳しい話を聞いた。

■今回のアドバイザー
ストリートワークアウト東京代表
中林義晴さん

学生時代に空手や柔道、登山、スノーボードなどを経験した後、2014年にストリートワークアウトで出会う。2015年にストリートワークアウト東京を結成。現在は、地方でパフォーマンスイベント、ワークアウトイベントを絡めたチャリティー活動を精力的に行っている。

公園の遊具を活用して体を鍛える自重トレーニング「ストリートワークアウト」

ストリートワークアウト東京代表の中林義晴さんによれば、ロシアやアメリカでは特に盛んで、現在南米やアジア諸国などでも人気が出ているというストリートワークアウト。具体的には、どのようなトレーニングなのだろうか?

「ストリートワークアウトとは、戸外の公園や公共施設で行う運動のこと。手すりや柵を利用する腕立て伏せや逆立ち、鉄棒を使う懸垂など、自らの体重を活用した自重トレーニングがメインになります」(中林さん、以下同)

とはいえ、まったく道具を使わないわけではなく、ゴムチューブやバトルロープを使った運動方法もあるという。さらに、単純なトレーニング以外の要素も兼ね備えている点が大きな特徴とも。

「単なるウェイトトレーニングとは違い、一概に体を鍛えるだけが目的ではありません。日本を含めた世界中で大会なども開催され、アクロバット技や、バーを使った踊り、パントマイムまでパフォーマンス目的の観点もあるのです」

つまり、自分自身を鍛えるだけでなく、周囲を楽しませるエンターテインメント的な要素もあるというわけだ。

鉄棒を使った『懸垂』、『ハンギングレッグレイズ』で腕、背中、腹筋が鍛えられる

パフォーマンスの要素もあるというストリートワークアウトだが、一般的にはやはり自身を鍛える目的から始めたいもの。そこで中林さんに、ストリートワークアウトの基本技を2つ教えてもらった。まずは、公園にある鉄棒を利用する『懸垂』から紹介しよう。

「まず両腕を肩幅程度に揃え、鉄棒にぶら下がってください。このときポイントとなるのが、鉄棒を握る手の向き。鉄棒の持ち方ひとつで特に鍛えられる体の部位も違ってきます。たとえば、手の甲を上にする普通の握り方『順手』なら背中を鍛えるのに効果的。反対に手の甲を下にする『逆手』では、胸や腕の筋肉に効果的です。次に、肩甲骨を引き寄せるイメージで2秒から4秒の間で体を持ち上げる動作と、下げる動作をしてください。初心者の人で難しい場合は、鉄棒に飛びついて体が上がっている状態から、おおよそ10秒かけて体をおろす運動をしましょう」

この動作を1日5セット行うことで、腕全体の筋肉はもちろんのこと、特に背中の筋肉が発達するため、次第に通常の懸垂もできるようになるという。続いて紹介するのは、同じく鉄棒を使った『ハンギングレッグレイズ』だ。

「まず順手か逆手、どちらでもいいので鉄棒にぶら下がった状態が、ハンギングレッグレイズのスタートポジションとなります。この姿勢から、息を吐きながら足を上げていき90度程度で止めてから、ゆっくりと元に戻しましょう。この動作を10回〜15回を1セットで1日3〜5セット行ってください」

この自重トレーニングでは、鉄棒にぶら下がる体勢によって、腹筋が伸展・収縮できるため、効率よくダイナミックに腹筋を鍛えることが可能になるという。きれいな体づくりにも役立ちそうだ。

解放感がある環境のなかで思い切った技ができ、仲間たちと達成感を味わえるのが特徴

最後に、ストリートワークアウトの魅力について中林さんに聞いた。

「自然豊かな公園で行うため、解放感があるなかで集中してトレーニングできるのが一番でしょう。ジムや公共施設では閉塞感があり、なかなか思い切った運動ができない状況も出てきます。さらには技を目的としたトレーニングをおこなって成功した場合、その達成感を仲間と共有できることも楽しいポイントです」

コミュニティとしての意味合いもあり、国籍や言語なども一切関係なく、世界中の人と交流をもつことができるというストリートワークアウト。実際、中林さんが所属するチームでは、フランス人、アメリカ人、韓国人、中国人のメンバーが所属していて、和気あいあいと活動しているとのこと。多くの仲間と一体感を味わいながら、楽しくトレーニングを行いたい人なら、ぜひストリートワークアウトに参加してほしい。

最後にアドバイザーからひと言

「1人、公園でトレーニングするのに抵抗があれば、ぜひ私たちのコミュニティに訪ねてみてください!」

Text by Akihiro Fukuda(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
ストリートワークアウト東京 HP

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