180329 (2)
- スーパーカーブランド【BMW】 -

BMW X4──コネクティッドカーに進化したSUVクーペ

2014年にニューヨーク国際オートショーでお披露目された初代『X4』。BMWではSUVではなく「SAC」に分類されるが、これは「スポーツ・アクティビティ・クーペ」の頭文字を取ったものだ。『X4』はSACの名が示す通り、『X3』をベースにしながら『4シリーズ』のクーペスタイルを受け継いでいる。ルーフからリアエンドへとなだらかに流れるラインは、そのスタイリッシュさから大きな話題となったものだ。そのデビューから4年。いささか早い感じもするが、第2世代が2018年のジュネーブモーターショーで発表された。

『X3』のデザインコンセプトを随所に受け継いだ2代目BMW『X4』のフロントマスク

初代『X4』は、『X6』に続いて登場したBMWのSAC第2弾モデル。お披露目された新型『X4』は第2世代にあたる。

外観はキープコンセプトで、先代の美しいクーペラインを受け継いだ。車両サイズは、先代よりもやや大きくなり、全長4752×全幅1918mm×全高1621mm、ホイールベースは2864mmとなった。

全高だけは唯一、先代モデルよりも低くなっているので、よりスポーティーさが増した印象だ。ちなみに、車両重量は50kg減少している。

フロントマスクを見ると、先にデビューした『X3』のデザインコンセプトを随所に受け継いでいる。キドニーグリルは大型化し、ヘッドライトはツインヘッドライトでLED化された。

新型『X4』のラインナップは『X4』『X4 Mスポーツ』『X4 MスポーツX』の3タイプ

モデルラインナップは、『X4』『X4 Mスポーツ』『X4 MスポーツX』の3タイプ。このラインナップは、1月のデトロイトモーターショーで発表され、新たに「Xシリーズ」に仲間入りした『X2』と同じだ。

『X4 Mスポーツ』は、BMW M社が手がける走りに特化した『Mモデル』ではなく、特別装備を搭載したスポーティーなカタロググレード。『X4 MスポーツX』の詳細は不明だが、『X2 MスポーツX』と同じく、「The latter brings together design elements from BMW M and the BMW X family.(BMW MとBMW Xファミリーのデザイン要素をまとめたもの)」になると思われる。

エンジンはガソリンとディーゼルの2種類。エントリグレードである『xDrive 20i』は、2L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、最大出力135kW(184hp)/6500rpm、最大トルク29.6kgm/1350〜4250rpmを発揮する。

組み合わされるトランスミッションは「8速ステップトロニック」で、0〜100km/hの加速は8.3秒、最高速215km/hに達するという。

先端技術で部分自動運転も実現、コネクティッドカーとしても進化した2代目『X4』

2代目『X4』はコネクティッドカーとしても進化している。最新の「BMWコネクテッド」は、スマートフォンやスマートウォッチ、Amazon Echoなど、さまざまなスマートデバイスに接続可能だ。

自宅にあるAmazon Echoの音声認識を利用すれば、燃料の残量を声だけで確認したり、車両をロックしたり、空調システムを起動したりすることができるという。

また、車両にはSIMカードを標準装備。万が一の事態では、現在位置や事故の程度を検知して発信する「インテリジェント・エマージェンシー・コール」が採用された。

最先端技術では、最新の先進運転支援システム「ADAS」の搭載も大きな話題だ。すでに新型『X3』に搭載されており、部分自動運転に対応。新世代の「ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)」」は、前車との距離を一定に保ちながら追従・停止・発進ができるという。

BMW M社が手がける新型『X4』のハイパフォーマンスモデル、『X4 M40i』も登場

ジュネーブモーターショーでは、BMW M社が手がける高性能モデル『X4 M40i』も発表された。

オプションあるいは標準で、可変式スポーツステアリング、パフォーマンスコントロール、アダプティブMサスペンション、Mスポーツディファレンシャル、Mスポーツブレーキなどが装備されるという。カーガイにとっては、こちらも気になる一台だろう。

日本へのデリバリーは未定。価格も判明していない。現在の『X4』が742万円からなので、同じ価格帯になりそうだ。導入が待ち遠しい一台である。

Text by Tsukasa Sasabayashi
Photo by (C) BMW AG
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)