180315-2 (1)
- 40男のメモリーズ -

驚愕の機能も搭載。野球盤の生誕60周年記念モデルが続々登場

野球ファンが待ちに待った春がついに到来。野球の醍醐味のひとつは投手と打者のシンプルな対決にあるが、この面白さを凝縮したゲームとして長年にわたり愛されてきたのが、エポック社の「野球盤」だ。ボードゲームの代表格として、野球少年ならずとも、40代以上の男性であれば、幼少期に熱中した人も多いだろう。そんな時代を越えて愛される野球盤の、生誕60周年を記念したモデルが次々と登場する。

伝統ある2球団とのコラボレーションモデルを続けて発売

60年の間にさまざまなモデルが登場し、各世代の子どもたちに愛されてきた野球盤。その記念すべき初代モデルは、盤を家具職人、選手を模したピンをこけし職人が作ったものだった。そして、開発した前田竹虎氏が、このゲームを売るべく1958年に創業したのがエポック社だ。

1958年といえば、東京六大学のスターだった長嶋茂雄氏がプロ野球デビューした年。ルーキーイヤーから華々しい成績を残した彼は、瞬く間に球界のスターへと成長し、やがて野球盤の広告にも登場することになる。

時は流れて2018年、エポック社では野球盤イヤーと銘打って、生誕60周年記念モデルを発売することに。先陣を切って阪神タイガース野球盤(トップ写真)が3月3日に発売され、4月28日発売予定の第2弾・読売ジャイアンツ野球盤(下の写真)が続く。
(C) 読売巨人軍 / (C) EPOCH
伝統ある2球団とのコラボレーションとなるこれらの記念モデルは、それぞれのユニフォームやチームカラーをイメージして作られ、盤面にはチームロゴが大きく配されている。また、内野部分のカラーリングは、土や人工芝といった特徴を持つそれぞれの本拠地を思い起こさせる仕上がりとなっている。

最新機能はピッチングもバッティングもリアルな3D!

いずれも機能は最新モデルをベースにしており、「3Dピッチング&バッティング」が可能。「3D」の名の通り、実際の野球と同様に、投手が放った球がホームへ向かって宙を飛び、打者のタイミングが合えば、打球が宙を舞って豪快にスタンドへ飛び込むホームランとなることも。
(C) 阪神タイガース / (C) EPOCH
(C) 読売巨人軍 / (C) EPOCH
もちろん、ピッチングは従来通りの地を這う球も選択でき、カーブやシュート、チェンジアップなどの変化球や1972年に登場した消える魔球といったおなじみの機能も楽しめる。投手は全部で9種類のボールを投げわけ、打者は多彩な球種を読みながら対応する。投打の3D機能によって野球盤の醍醐味である相手との駆け引きがよりリアルになるとともに、玩具らしさも残してパワーアップしているのだ。
(C) 阪神タイガース / (C) EPOCH
(C) 読売巨人軍 / (C) EPOCH
また、両球団のモデルとも、「野球盤Jr.(ジュニア)」が同時発売される。こちらは手軽に遊べるミニサイズの野球盤。打ったボールが自動的に投手へと戻るオートリターン機能が搭載されている。

生誕から60年、時代に呼応して進化をとげてきただけに、世代が違えば、プレイした野球盤のモデルは異なるだろう。しかし、投手と打者が駆け引きを楽しむという、シンプルながらも奥深い野球盤の面白さは初代発売当時から変わらない。もちろん、大人にとってもその魅力は不変だ。

60周年記念モデルはこのあとも第3弾、第4弾…と展開が予定されているとのこと。今後の発表にも期待しつつ、自宅でプロ野球に負けない熱い戦いを繰り広げてはいかがだろうか。タイガースとジャイアンツ、両方のモデルを贅沢に揃えて、2つの球場で伝統の一戦を催すのもいいだろう。

Text by Fumio Miyata

Edit by Kei Ishii(Seidansha)

Main photo:(C) 阪神タイガース / (C) EPOCH