40代のアク抜きダイエットテク/「時間栄養学」でスリムになるポイントとは?
- 【食べて痩せる!】実践したい食事法 -

「時間栄養学」でスリムになるポイントとは?

仕事に忙しい40代男性なら、落ち着いて食事をとる時間がないという人のほうが多いはず。それだけに食事の時間と内容の関係なんて、ほとんど考えたことがないのでは? そこで覚えておきたいのが“時間栄養学”。「いつ、どのように食べるか」を考慮した新しい栄養学だ。健康的な40男を目指すべく、ダイエットにもつながる効果的な食事のポイントについて管理栄養士の森由香子先生に詳しく聞いた。

■今回のアドバイザー
 管理栄養士 森由香子さん

東京農業大学農学部栄養学科卒業。日本抗加齢医学会指導士。東京・千代田区のクリニックにて、入院・外来患者の血液検査値の改善にともなう栄養指導、食事記録の分析、ダイエット指導などに従事している。「食べる時間を変えれば、やせられる! 時間栄養学が教えてくれたリズム食ダイエット」「その食べ方では毒になる!」「老けない人は何を食べているのか」「なぜベトナム人は痩せているのか」などがある。

そもそも“時間栄養学”とは?

森「転職や転勤などで生活環境が変わったり、夜更かしをしたりした結果、調子が悪くなることを『カラダのリズムが乱れた』と感じる人は多いと思います。原因のひとつと考えられるのが、脳はもとより体の各部にあることがわかってきた“体内時計”の働き。睡眠のリズムや食欲、血圧、体温、ホルモン分泌などは、この体内時計によりコントロールされているといわれています。体内時計が正しく働かなければ、睡眠障害や高血圧などの発症につながる可能性があるわけです。

そこで役立つのが、体内時計の働きに注目した時間栄養学。生活習慣病の予防をはじめとする健康管理だけでなく、体内時計のリズムを活かせば効率のよいダイエット効果も期待できます」

起床後12時間以内の食事がキモ!

森「時間栄養学をダイエットに応用する際に守るべきルールはひとつ。起床後12時間以内に朝食、昼食、夕食の3食を規則正しくとることです。具体的には、朝食は起床後2時間以内に食べ、夕食は起床後12時間以内に食べ終えてください。朝食を抜いた1日2食や、夕食だけの1日1食はNGです。

もし、夕食が起床後14時間以降になる場合は分食しましょう。起床後12時間~14時間のあいだに主食にあたるものを食べ、14時間以降は主菜、副菜にあたるものを食べるようにしてください。その場合、脂肪の多い料理や食品は避け、主食は食べてはいけません。というのも、起床後14時間以降というのは、脂肪の合成がピークになる時間帯なので、この時間帯に食事を摂ると、脂肪の蓄積の原因となってしまうからです。

また、食べる順番も大事です。スープ、野菜料理、メイン料理、主食の順番に、20~30分くらいかけてゆっくりとよくかんで食べましょう。こうすることで血糖値の上昇が緩やかになり、血糖を脂肪に変えるインスリンの分泌を抑えることができます」

食事のリズムを見直してみよう

森「まずは、生活のリズムを整えることから始めましょう。1日2食で十分という人も多いかもしれませんが、今はよくても50歳、60歳以降にツケがまわってきますよ。

食べる量が少ないのに痩せないという人は、朝食抜き、遅めの夜食という生体リズムに反した食べ方を日常的にしていることが多いです。心当たりのある方は何を、いつ、どういう順番でどの位時間をかけて食べているかを見直してみましょう。ルールを正しく守れば、お酒を飲んでも大丈夫です」

最後にアドバイザーからひと言

「体内時計は毎日リセットすることが可能。1日ごとにがんばってください!」

Text by Miku Nakamura