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- 夏の男のボディメイク特集 -

カッコいい上半身はお尻から!? 話題の肛筋ストレッチとは

簡単な運動をこなすことで、きれいな姿勢やスッキリとした体形に近づくことができると、最近話題となっているのが、なんとも気になる名前の「肛筋ストレッチ」。ダイエットにも効果的で、男性にもオススメという。そのメリットや実践法を専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー
肛筋トレーナー 久嬢由起子さん

高校生の時に芸能界デビュー。22歳で自身の激太りをきっかけに整体の勉強を始め、整体師認定講師資格を取得。また食生活アドバイザーや整体講師歴14年の経験を生かし、著名人やアスリートのケア、ミス・ユニバースジャパンファイナリスト講師としても活動。現在、TV、雑誌、ラジオ、講演イベントなど幅広く活躍中。2017年秋には、肛門周りの筋肉「肛筋」に特化した新考案のダイエット&健康ストレッチ本『やせたいなら肛筋を鍛えなさい』をKADOKAWAより出版。DVDも同時発売中。

骨盤を支える重要な筋肉“肛筋”。骨盤の歪みを改善。下腹ぽっこりに劇的な効果?

あまり聞きなれない “肛筋”という言葉。具体的にどの筋肉を示すのだろうか。

久嬢さん「私たちの体を支える大きな役割を担っているのが骨盤であることは、皆さんもご存知でしょう。その骨盤が下垂しないように下から支えている筋肉の集まり『骨盤底筋群』の多くは、お尻側に存在してます。つまり骨盤を支えている大部分の筋肉は、肛門まわりに存在するとも言えるわけですね。そこで、この筋肉群を略して“肛筋”と呼ぶことにしました」

骨盤を支える重要な筋肉となる肛筋。鍛えることによって、美しい姿勢やスッキリとした体形に近づくことができるという。

久嬢さん「肛筋を意識するため、試しに肛門にぎゅっと力を入れてみてください。自然とお尻が持ちあがり姿勢が良くなるほか、お尻や太ももに力が入り、お腹が引き締まる感覚が得られるのではないでしょうか。

肛筋が衰えている人は、骨盤がぐらぐらと不安定になりがちなため、内臓が下がり下腹がポッコリ出がちになります。また骨盤が安定しないと、背中が丸まり脂肪もつき始めてしまいます。そこで重要なのが肛筋の存在。鍛えれば骨盤が理想的な位置に戻り、骨盤と繋がるお尻の筋肉や太もも、お腹の筋肉も連動して正しい位置に戻ります。そこに軽いストレッチを加えれば、他の筋肉もあわせて効果的に鍛えることができ、ダイエットに効果を発揮するのです」

お尻にペンを挟んで締めるだけ。骨盤や姿勢の歪みを正し、ぽっこり下腹解消

美しい姿勢が得られるほか、ダイエットにも効果があるという肛筋ストレッチ。具体的な手順を教えてもらった。

久嬢さん「まずは肛筋の鍛え方を身につける基本のストレッチから始めてみましょう。

1)背筋を伸ばして自然に立ち、ペンをお尻の割れ目の奥まで差し込みます

2)そのままの状態で、お尻の力でペンをぎゅっと挟み込んで8秒間キープ。これを合計3回行いましょう。このとき、ペンを落とさないように意識しつつ、息を止めないことが重要です。肛筋が鍛えられると、自然とペンが落ちにくくなっていきます。

3)お尻にペンを挟んだまま、腕を曲げて軽く振り、その場で足ぶみします。足ぶみは、8回を合計3セット行いましょう。

同時に太ももをあげれば腸腰筋を鍛えることも可能。さらに手足を動かしながら運動を行えば、腹直筋にも作用します。腸腰筋も腹直筋も骨盤を正しい位置にキープするための重要な筋肉。不安定だった骨盤が安定し、ぽっこり下腹の改善が期待できるでしょう。腰痛や猫背の改善、背中のコリにも効果が期待できます」

少ない時間でも、継続して行うことが肛筋ストレッチのコツ

お尻にペンを挟んで8秒間締めるだけと、非常に簡単な肛筋ストレッチ。最後に実践する際の注意点を聞いた。

小林さん「筋肉を育てるストレッチは、少ない時間でも毎日行うほうが効果的。そのために肛筋ストレッチはすべて8秒×3セットの動きを考案しました。ムリのない範囲で継続させることが大切なので、3セット連続でなくても1日のうちで合計3セットになるように、意識的に行ってください。ストレッチ中、つい呼吸を止めてしまうクセがある人は、歌いながら、話しながらやることでリラックスできますよ」

最後にアドバイザーからひと言

「通勤中でも、デスクに座りながらでも、いつでも肛筋を締めることはできるので気軽に始めてみましょう!」

Text by Akeno Kataoka(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)