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第8回 | 世間を騒がせるゴージャスセレブ

モテ男を変えた超美人弁護士──アマル・クルーニー

富と名声を得た成功者で、ルックスも申し分ないのに、なぜか独身を貫く男性がいる。当然ながら、女性遍歴は派手のひと言だ。ハリウッドセレブでいえば、その代表がかつてのジョージ・クルーニーだろう。しかし、結婚しないと公言していたプレイボーイは、ある女性に夢中になって宗旨変えをした。その女性の名はアマル・クルーニー。すべてにおいて完璧な美貌の国際弁護士である。

大物プレイボーイのジョージ・クルーニーに結婚を決意させた完璧すぎる美人弁護士

ハリウッドに“プレイボーイ”と呼ばれる俳優は数多いが、なかでも大物プレイボーイとして名を馳せたのがジョージ・クルーニーだ。

人気テレビドラマシリーズ『ER緊急救命室』のロス医師役でブレイクしたのが32歳のとき。遅咲きだが、この時点ですでに離婚歴があり、「もう結婚することはない」と公言していた。

トップスターとなってからは、女優のレネー・ゼルウィガー、クリスタ・アレンらと浮名を流し、イギリス人モデル、イタリア人タレント、フランス人テレビパーソナリティ…と、世界を股にかけてプレイボーイぶりを発揮。パリで出会ったウェイトレスやラスベガスのホテルでカクテルを運ぶバニーガールとのロマンスが話題となったこともある。

さらには、プロレスのリングで活躍していたステイシー・キーブラーとも長く交際。しかし、ついに結婚の2文字を口にすることはなかった。

そんなジョージがひと目惚れし、「二度としない」といっていたはずの結婚を決意させた女性こそ、アマル・クルーニーだ。バースネームはアマル・アラムディンという。

エキゾチックな美貌とモデル顔負けのスタイルは並のハリウッド女優をはるかに凌ぎ、英語、フランス語、アラビア語など複数の言語を操り、世界を股にかけて活躍する。その正体は、大手企業や国連関係機関を顧客に辣腕を振るう国際弁護士。まさしく才色兼備のスーパーウーマンである。

(C) Sipa Press/amanaimages

「ジョージ・クルーニーの電話番号を受け取らないなんて!」とセレブを驚かせた

アマルは1978年、ベイルートに生まれた。ベイルートは、イスラエルとシリアに隣接し、西側が地中海に面したレバノンの首都だ。

レバノン内戦が激化したために、2歳のときに家族でイギリスへと移住。バッキングガムシャー州にあるグラマースクールで学び、その後はオックスフォードのセント・ヒューズカレッジに進学した。法学の学位を取ると、翌年にはニューヨーク大学法学部に入学し、今度は法学修士を取得する。

卒業後はイギリスとアメリカを拠点に国際弁護士として活動し、2004年には国際司法裁判所で司法書士も務めた。アマルが関わった案件には、ウクライナのユーリヤ・ティモシェンコ元首相の裁判、ウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジの性的暴行疑惑裁判などがある。また、シリア問題ではアナン国連前事務総長のアドバイザーに就任した。

敏腕の国際弁護士として名前が知られていけば、その美貌に注目が集まらないはずがない。2013年には「イギリスで最もホットな女性弁護士」の1位に輝いたこともある。

ジョージがアマルと出会ったのはその頃だ。彼はチャリティパーティでアマルを見かけると、ほとんどひと目惚れに近い状態に陥ってしまうのである。

ところが、いつものように電話番号を渡そうとすると、アマルは「けっこうです」と拒否。この一件は、噂好きのセレブの間で「ジョージ・クルーニーの電話番号を受け取らない女性がいるの?」と大きな話題になったという。

その後もひと筋縄ではいかない。なんとかアマルのメールアドレスを聞き出したものの、最初のデートの誘いも2回目も多忙を理由に断られてしまった。結果的に、女性が男を夢中にさせる古典的なテクニック、「3回目の誘いでOKする」というパターンにより、ようやく初デートにこぎつけた。

自宅で手料理を振る舞い、アマルの前に跪いてプロポーズしたジョージ・クルーニー

そうなればしめたものである。もともとジョージは政治問題に関心が高く、中東の石油利権の陰謀を描いた『シリアナ』(2005年)という作品では製作総指揮を務め、出演者としてもアカデミー助演男優賞を受賞している。

自然と最初のデートでは国際紛争や中東情勢についての話題となり、アマルも彼を見直したのか、交際をスタート。そして2014年4月、結婚を決意したジョージがプロポーズし、ついにふたりは婚約を果たすのである。

プロポーズは、アマルを自宅に招待したジョージが手料理を振る舞い、その食事が終わったあとのことだったという。アマルが食器を片付けてキッチンで洗っていると、彼が用意していた婚約指輪を見つけてしまったのだ。

あわてたジョージは彼女の前に跪き、「残りの人生を君なしで過ごすなんて想像できない」とプロポーズ。アマルはしばらく答えに窮していたが、ジョージが「答えはイエスだといいな。僕は52歳だし、このままだと腰をやられてしまうよ」と笑うと、ようやく「イエス」と言った。

結婚式が行われたのは、ベネチアの運河に面した世界屈指のリゾート「アマン・カナルグランデ・ヴェニス」。メディアに情報が漏れないように箝口令を敷いていたが、専用の船に乗って運河を辿るふたりをパパラッチたちが船で追いかけるという、なんともハリウッドスターらしい賑やかな挙式となった。

アマルは結婚後も国際弁護士として活動し、またセレブとして世界を股にかけて活躍していたが、2017年初めに妊娠が発覚してまた世間を沸かせた。同年6月には、ロンドンで1男1女の双子を無事出産している。

(C) Sipa Press/amanaimages

人々を救うだけではなく、かつてのプレイボーイを「良きパパ」にまで変えたアマル

驚かされたのは、その3カ月後のこと。自らの監督作品がベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出されていたジョージと一緒に、アマルが映画祭のレッドカーペットに姿を現したのだ(上の写真)。

しかも、ドレスで包んだその見事なスタイルとゴージャスなオーラは、出産前となにひとつ変わらない。常にハイブランドのファッションをさりげなく着こなし、仕事も子育ても颯爽とこなすアマルは、世界中のビジネスウーマンの憧れの的となっている。

そして、ジョージも「毎晩3時間ごとに起きて授乳を手伝っている」と、イクメンぶりを発揮している。やや親バカな面もあるが、家族との仲睦まじい姿は世間から賞賛されている。

数々の弁護活動やチャリティによって人々を救うだけでなく、名うてのプレイボーイを「良きパパ」に変身させたアマル・クルーニー。あらゆる意味でパワフルな彼女は、これからも世界をより良いものに変革していくのだろう。

Text by Kiyoshiro Somari
Photo by (C) UPI/amanaimages(main)
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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