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第9回 | 「新陳代謝」を上げるダイエット方法

運動が苦手な40男も代謝アップ!? サウナの正しい利用法とは

ジムやスパを利用する目的がサウナにある、という男性は意外と多いはず。サウナの効能には様々な説があるが、なかでも健康に注意する年齢に差し掛かった男性が注目すべきが、代謝アップの効果だろう。サウナと代謝アップの関係や、効果的に代謝をアップさせるためのサウナ利用法を専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー
和温療法研究所 所長
鄭 忠和さん

1973年、鹿児島大学を卒業。心臓専門医を目指して、東京大学、米UCLAで学ぶ。慢性心不全などの治療に有効な「和む温度での全身療法」=「和温療法」を独自に開発、2012年3月に鹿児島大学大学院・循環器呼吸器代謝内科教授を定年退職後、その確立と普及をめざし、和温療法研究所を開設する。

代謝UPアップのポイントは“血流”。サウナで体を温めることがポイント

男の癒しスポットにもなっているサウナ。鄭さんによれば、正しくサウナを利用することが、代謝アップに役立つという。

鄭さん「人の体には、体内に取り込んだ栄養素を必要なエネルギーに変えたり、老廃物として排出したりする働きがあり、そうした化学変化によって物質が変化することを“代謝”と呼んでいます。また、体のすべての細胞で代謝は行なわれますが、そのためには血液によって運ばれてくる『酸素』を届ける必要があります。簡単にいうと、血液の循環によって、各細胞に酸素や栄養素が届けられて初めて代謝が起こるということ。つまり、血流をよくすることが、代謝を亢進させることにつながるわけです。

運動などで代謝が上がる理由のひとつは、酸素を多く取り込んだ結果、それを全身にいき渡らせようと血流が良くなるから。一方、サウナでは体が温まることで血管が拡がって心臓から出ていく血液も増えるため、血管が受ける抵抗が少なくなり、血流が良くなります。長時間運動するのが苦手な人も、サウナなら手っ取り早く血流を上げることができるのではないでしょうか」

修行のように頑張る必要はなし! 大切なのは“リラックス”すること

気軽に利用して代謝アップの助けになるサウナ。より効果を高めるために、具体的な入浴法を聞いた。

鄭さん「サウナに入るメリットは体を温めることでリラックスできるということ。一方、熱いのに我慢して長時間入り続けたり、慣れていないのにいきなり水風呂に入ったりすると、交感神経が優位になり血管が収縮してしまいます。それだと、せっかくサウナに入っても代謝アップにつながらないかもしれません。また、高血圧や心疾患、動脈硬化がある人がサウナや水風呂で無理をするのは控えましょう。サウナをうまく活用するには、“自分がリラックスできる範囲”で楽しむことが一番大切なのです。

お風呂の温度に好みがあるようにサウナも人によって適温が異なります。とはいえ、一般的な施設のサウナは80~90度に設定されていて、自分勝手に温度を変えられない所がほとんどです。そこで、ちょっとしたコツがサウナの“段差”を活用すること。上にいくほど温度が高くなるので、熱いと思ったら下の段に座り、慣れていくにしたがって上の段に登っていくと良いでしょう。目安としては1回5~10分、それを1~2回、多くて3回ぐらいにしましょう。ただし、前述したように人それぞれ体感が異なるので、自分が心地良いというラインを大切にしてください。水風呂に関しても、必ずしも入る必要はありません。慣れないけど試してみたいという人は、まずは足先からゆっくり入りましょう。また、汗をかくために、最初にコップ1杯の水を飲むのもオススメです」

脱水症状に要注意! 水分補給は入浴前の体重に戻すぐらいが◎

リフレッシュ効果もあるサウナは、なにかとストレスが溜まりやすい40男にとってもやっぱりオススメ。ただし、注意点もある。

鄭さん「注意してほしいのは、一度の入浴でいきなり痩せるわけではないということです。確かに、コンスタントにサウナを利用することで代謝が上がり、結果的にダイエットの助けになることはあります。しかし、一度きりの入浴で脂肪がなくなるということはありません。むしろ入浴後に体重が減っているのは水分が失われている証拠なので、しっかり水分補給をすることが大切です。また、サウナの後にビールを飲む人もいますが、アルコールは利尿作用があるため、ビールだけだと水分不足になります。ビールを飲んでリラックスするのは良いのですが、水分補給は別と考え、ミネラルウォーターなども飲むようにしましょう」

最後にアドバイザーからひと言

「サウナの後は30分~1時間ほど安楽椅子に座ってバスタオル、またはガウンで体を包み、のんびり休憩するのが理想。忙しい40代男性も、休暇の時などサウナでリフレッシュしてみてはいかがでしょうか」

Text by Mai Matsubara(Seidansha)

Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
和温療法

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