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第3回 | ピークの前に知っておきたい!花粉症の最新対策

花粉シーズンに備えて知りたい、目薬の正しい選び方・使い方

目にくる症状の花粉症持ちの人にとって、目薬は必須。しかし、間違った目薬の選び方やさし方をしてしまうと、瞼がかゆくなったり、かぶれてしまったりするリスクもあるという。正しい目薬のさし方や選び方について専門医に聞いた。

■今回のアドバイザー
大和高田市立病院 小児科
清益功浩さん

医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。現役医師として多くの人々に正確な情報を提供するため、さまざまなメディアでも活躍中。

目薬は「洗浄」「痒み止め」、プラス「医師の指導」の用途別で使い分ける

まずは正しい目薬の選び方についてだが、清益さんによれば、花粉症で服用する市販の目薬には大きく2種類あり、症状や用途によって使い分けが必要になってくるという。

清益さん「目についた花粉を洗浄することが目的なら、涙液タイプの目薬が有効です。このタイプは、日常の目のケアや予防にもよく使われており、そのほとんどがソフトコンタクトをつけたまま使用できます。すでに痒みなどの症状があり、それを抑えたいという場合は、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の目薬がオススメです。これは花粉アレルギーによる目のかゆみだけでなく、目の充血や流涙、目やになどの諸症状を改善してくれます。どうしても症状が治まらないという人には、ステロイド系の目薬もありますが、緑内障や白内障を引き起こすリスクもあるため、必ず医療機関で医師の指導のもと、使用するようにしてください」

目薬は何滴も垂らさず、パチパチ瞬きしないこと

自分の用途に合った目薬を選んだら、次に正しい使用法だ。清益さんによると、多くの人が誤ったさし方をしてしまっているという。

清益さん「花粉症用の目薬をさす量は、基本的には一滴で十分。たくさん目薬をさしても溢れ出て無駄になるだけです。花粉症用の目薬ならそこまで副作用は強くありませんが、あまりに大量だと、目のまわりがただれを起こしてしまう危険性もあります。また、目薬をさした後、必要以上に目をパチパチさせる人がいますが、あれも涙と一緒に目薬の成分が出ていってしまうので控えた方が良いでしょう。普通に目薬を一滴させば、眼球とまぶたの間にある狭いすき間に薬液が流れ、自然とすみずみまでいき渡るようになっています」

容器の先を皮膚に当てず、しっかり手を固定して狙い撃ちする

目薬を上手にピンポイントでさせないこともしばしあるが、そんな時の対処法も清益さんに教えてもらった。

清益さん「目薬を上手にさせない人は、知らず知らずのうちに手がブレてしまっている場合がほとんどです。容器を持っている手を、しっかり反対側の手で支えて固定してからさすようにしましょう。容器と目の距離もできるだけ近づけ、視線の先を容器口に向けて狙い澄ましてください。ただし、容器口と皮膚が触れるほど近づけてしまうのはNG。皮膚には花粉や菌が付着していますからね。目薬をさす前はしっかり手も洗うようにしてください」

最後にアドバイザーからひと言

「当たり前のことを習慣化させることが、花粉から身を守り目の健康を長く保ちます」

Text by Mitsuo Okada(Seidansha)

Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
大和高田市立病院

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