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第5回 | ピークの前に知っておきたい!花粉症の最新対策

症状悪化の可能性も! コンタクト使用者がすべき花粉対策

花粉症の代表的な症状といわれる目のかゆみや腫れ、充血。目の花粉症対策としてメガネの着用が推奨されているそうだが、コンタクトレンズを使用している人でも、メガネをかけるべきなのだろうか? コンタクトレンズの使用と花粉症の関係について、専門医に聞いた。

■今回のアドバイザー
大和高田市立病院 小児科
清益功浩さん

医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。現役医師として多くの人々に正確な情報を提供するため、さまざまなメディアでも活躍中。

コンタクトレンズは“異物”! 花粉症シーズンの使用は注意

花粉が目の粘膜に付着することで、目のかゆみや腫れなどの症状が出るアレルギー性結膜炎。清益さんによれば、花粉症でなおかつコンタクトレンズ(以下、コンタクト)を使用している人は、とくに注意が必要だという。

清益さん「基本的として、花粉症の人にはコンタクトの使用はオススメしません。もともと、コンタクトは目にとって異物なので、花粉とは関係なく長時間装着していると角膜が炎症を起こしたり、結膜炎を起こしたりすることがあります。このように、コンタクトによって角膜が傷みやすくなっている状態で花粉が付着してしまうと、コンタクトを外しても症状が悪化する可能性があるのです」

また、コンタクトに付いた花粉は、しっかり洗浄しなければ落とすことができないとのこと。症状の悪化や、洗浄の手間を考えるとコンタクトによるデメリットが多いのだ。

メガネ着用時は花粉の量が40%減少! 花粉から目を守る方法とは

リスクが高い花粉シーズンのコンタクトの使用。それでは、目にとってどのような対策が望ましいのだろうか?

清益さん「代表的な対策は、メガネの着用です。通常のメガネをするだけでも、裸眼時に比べて目に入る花粉量は約40%減少し、花粉対策用のメガネならば、約65%の花粉をカットできるといわれています。ただ、花粉対策用メガネのなかには、度がないものもあるので、視力が低い人はコンタクトを装着した上から、度なしのメガネをかけるのが理想です。コンタクトレンズを使用する場合は、使用期限を必ず守りましょう。2週間や1カ月で使い捨てるタイプのコンタクトならば、丁寧な洗浄は必須。洗浄液に漬けておくだけでは、花粉を落とすことはできないので、レンズの“すすぎ”もしっかりおこなってください」

コンタクトが手放せない花粉症の人は、通常よりも念入りなケアが必要なのだ。そのほか、目に出た花粉アレルギー症状を和らげる対策とは?

清益さん「屋外から室内に戻ってきたときには、涙に近い成分で作られている“人工涙液”などの点眼薬の使用がおすすめです。また、症状がひどい場合は医療機関に相談し、アレルギー性結膜炎用の点眼薬を処方してもらうのも、有効な方法です」

最後にアドバイザーからひと言

「花粉まみれのコンタクトレンズをつけっぱなしにするのは、目のアレルギー症状を悪化させる原因になります。よほどの理由がないかぎり、花粉のシーズンはコンタクトレンズの使用は控えましょう」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
大和高田市立病院

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