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第4回 | ピークの前に知っておきたい!花粉症の最新対策

知ってるつもり? 本当に正しい花粉症向けマスクの選び方と装着法

花粉症対策の基本中の基本となっているマスクの装着。とはいえ、ただマスクを着ければOKというわけではないのは言うまでもないこと。自分に合ったマスクを選び、正しく装着しなければ着けてないのと同然なのだ。花粉症対策に適したマスクの選び方や装着法を専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー
大和高田市立病院 小児科
清益功浩さん

医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。現役医師として多くの人々に正確な情報を提供するため、さまざまなメディアでも活躍中。

マスクは使い捨てタイプで、気密性の高いものであればOK

一般的にマスクには、平型、立体型、カップ型、もしくはガーゼや不織布タイプなど様々あるが、何を基準にして選ぶべきなのだろうか。

清益さん「まず衛生上、マスクは“使い捨て”であることが絶対条件です。というのも、この時期はマスクの外側に花粉が付着していますし、装着時に少しでも隙間があれば侵入してきてしまうからです。もちろん気密性が高く、しっかり顔にフィットするマスクを選ぶことも必須。きちんと選びたいという人は、耳から鼻までの距離を測って、マスクの大きさを決めると良いでしょう。男性の場合は12~14.5cm(普通)、あるいは14cm以上(大きめ)のサイズがほとんどです。平型、立体型、カップ型など形状は好みで構いませんが、目が粗いガーゼ素材や一層タイプといった通気性の良いものがオススメですね。花粉の粒子自体は20μm(例えばインフルエンザウィルスは0.1μm)と大きいので、酸欠状態にならないようなマスクを選びましょう」

鼻を出してマスクするのは論外、インナーマスクで二重防御

息苦しさからか、よく鼻を出した状態でマスクしている人を見かけるが、それでは本末転倒。清益さんによれば、優先すべきは口元よりも鼻の保護だという。

清益さん「花粉が鼻の粘膜につくことで、それを取り除こうと免疫反応が起きて、くしゃみや鼻水、鼻づまりの原因となります。極端にいえば鼻マスクを装着するだけでも、予防や症状緩和には役立ちますが、なかなかコンビニでも売られていませんし、装着した時の見た目に抵抗があるという人も多いでしょう。そう考えると、現実的にはマスクをきちんと鼻まで隠れるようにフィットさせ、可能ならそれにプラスしてインナーマスクなどで鼻を保護することが望ましいですね。もちろん鼻呼吸はできなくなりますが、先ほど話したような通気性の良いマスクなら、そこまで苦しくないはずです」

人と話す時など一回でもマスクを顎にかけたらすぐ捨てる

とりわけビジネスの場では、状況によってはマスクを外してクライアントや上司と対面でコミュニケーションをとらなければならない時もある。そういった際にやりがちなのが、マスクを顎にかけて話した後、それをまた使い続ける行為だ。しかしこれは花粉症を悪化させるリスクが高いという。

清益さん「通常、マスクを装着する時、顎(下顎から首にかけて)までは覆いません。となれば、顎には花粉が付着していることになり、マスクを下にズラせば生地の内側も汚染されてしまいます。どうしても顎にかけざるを得ない時は、マスクを内側に織り込んで、極力皮膚とマスク内部を接触させないようにする手もありますが、長時間顎にかけっぱなしでいると、摩擦によって肌荒れを起こしてしまうこともあります。それならいっそ、そのマスクは捨ててしまって、新しいものに付け変えたほうが無難かもしれませんね」

最後にアドバイザーからひと言

「何のためにマスクをしているのか目的をしっかり考えて装着しましょう」

Text by Mitsuo Okada(Seidansha)
Edit by Kei Ishii(Seidansha)

取材協力
大和高田市立病院

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