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実は夏よりも注意が必要! 40男の「冬汗臭」対策

汗臭といえば、夏場だけのもの…そう考えている人も多いのではないだろうか。意外にも、夏以上に肌寒い冬のほうが、汗の臭いがキツくなってしまうこともあるという。男の冬汗臭対策について、聖心美容クリニックの佐々木医師に話を聞いた。

■今回のアドバイザー
聖心美容クリニック 横浜院院長
佐々木直美さん

2003年に大阪市立大学医学部医学科卒業後、同大学医学部付属病院形成外科に勤務し、数多くの疾患の治療にあたる。2005年から聖心美容クリニックに勤務。2018年3月より聖心美容クリニック横浜院院長に就任。日本美容外科学会(JSAS)専門医。日本美容外科医師会会員。

冬の汗臭は皮膚常在菌の増殖が原因!? 特に腋の下の臭いは強烈になりやすい

そもそも、冬の汗臭が臭い原因は、どこにあるのだろうか。

佐々木さん「冬に体臭が強くなる要因として考えられるのは、皮膚常在菌の存在。人間の皮膚には、皮膚常在菌という菌が約1兆個いると考えられています。この皮膚常在菌は、皮膚の潤いを守る効果を持っていると同時に、汗や皮脂の汚れが混ざったものを分解し、不快な臭いのするガスを発生させるものです。

冬は、汗がこもりやすいコートやセーターなど、通気性の悪い衣服を重ね着していたり、空調が効きすぎた室内環境にいたりと、知らず知らずのうちに汗や皮脂が発生しています。夏場と違って、すぐに汗を拭き取れない状況が長く続くことで、皮膚常在菌が増殖し、汗の臭いがキツくなってしまうわけです。特に皮膚常在菌の多い腋は、臭いが強くなることも多いので注意してください」

冬の汗臭には、通気性のよい服装と入浴で対策を!

夏場と違って汗がこもりやすい冬。汗臭を抑えるためには、どうすればよいのだろう。

佐々木さん「こもりやすい冬の汗の臭いを抑えるためには、皮膚を清潔に保つことが重要。まず通気性の良い服装、こまめに温度調節できる服装を心がけましょう。ポリエステル素材の服は、汗を吸いにくく、臭いが発生しやすいので、できるだけ肌着には綿素材のものを着用するなどの工夫が必要です。また、室内の暖房などで体が汗ばんでいると感じたら、早めに拭きとるようにしましょう。もちろん普段の入浴も丁寧に体を洗うことで、雑菌の繁殖を防ぎます。夏場のように汗をダラダラかいていないからといって、入浴をさぼらないようにしてください。

また、毛が多く生えているところには雑菌が繁殖しやすいので、どうしても臭いが気になる人は脇毛などの処理をすることも有効です」

自分ではどうにもできないと思ったら、医療機関に相談するのもアリ?

しかし、それでも冬汗臭が気になる場合、医療機関に相談するという方法もあるようだ。

佐々木さん「仕事上、スーツなどかっちりした服装で長時間過ごすことが避けられない場面も多いと思います。また、室内の空調も自分でコントロールできない部分ですよね。ご自身での対策が限界だと感じたら、医療機関で可能な処方・処置もあります。気軽に相談することも検討してみてください」

最後にアドバイザーからひと言

「汗対策は夏場だけのものではありません! 冬こそしっかりケアしましょう」

Text by Akeno Kataoka(Seidansha)

Edit by Kei Ishii(Seidansha)