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プレミアムな車中泊──メルセデスMarco Polo HORIZON

RVは「Recreational Vehicle(レクリエーショナル ビークル)」の略称で、日本では、海や山でアクティビティを愉しむための車種を意味する。SUVが街乗り、スポーツ、アウトドアまでこなす万能車種だとすれば、RVはバカンスや余暇での利用に特化したクルマだ。特に近年は“車中泊”がブームになるなど、RV人気が再び高まっている。そこで、メルセデス・ベンツが販売を開始したのが、上質な車中泊を愉しむことのできる『Vクラス』の新グレード、『V 220 d Marco Polo HORIZON(マルコ ポーロ ホライゾン)』である。

車中泊ブームを受けて日本に導入されるメルセデスのプレミアムアウドドアミニバン

メルセデス・ベンツ『Vクラス』は、1998年に日本に導入された輸入ミニバンの草分け的な存在だ。ワイドでスクエアなスタイリング、広々とした上質な室内空間、アレンジが自在なシートを備え、プレミアムミニバンというセグメントを生み出した。

『マルコ ポーロ ホライゾン』は、この『Vクラス』のバリエーションモデルとなる。普段使いのプレミアムミニバンにキャンピングカーの要素を加味し、よりアウトドアライフを愉しむための仕様が施されている。

長いバカンスを家族で愉しむ文化が根づいているヨーロッパでは、レクリエーショナル ビークルのニーズが高い。そのため、すでにヨーロッパ市場には、より充実した装備を持つ上級グレードの『マルコ ポーロ』シリーズも設定されていた。

しかし、日本でも近年、ミドルエイジにアウドドア志向が高まり、車中泊ブームがメディアでも取り上げられている。メルセデス・ベンツが日本市場に『マルコ ポーロ ホライゾン』を投入しようと考えたのも当然だろう。

『マルコ ポーロ ホライゾン』の3列目シートは大人3人が横になれるベッドになる

外観で目を引くのは、なんといっても高くそびえるポップアップルーフだ。ここには大人2人が横になれるフルフラットのベッドスペースを備え、リーディングライトなども用意されている。

室内には2-2-3のシートを装備し、大人7人が乗車可能だ。3列目をフルフラットにすれば、大人3人が寝られるベッドスペースが出現する。

また、車中泊の際にデッドスペースになりやすい前席(運転席、助手席)は最大230度の回転が可能。後席と対面するレイアウトに変更するなど、あらゆるシーンに対応する室内空間を実現した。さらに、アンダーシートボックスも備え、足元には十分な収納スペースが確保されている。

日本に導入される『マルコ ポーロ ホライゾン』は比較的シンプルな装備で、その分価格がリーズナブルになっているが、『マルコ ポーロ』シリーズにはトップ写真や下の写真のように、シンクを備えるモデルもラインナップされる。

メルセデスらしく安全装備も充実、『マルコ ポーロ ホライゾン』の価格は846万円

室内空間だけではなく、安全装備や快適なドライブ性能への配慮も忘れないあたりは、さすがメルセデス・ベンツだ。

レーダー型衝突警告システム「CPA」をはじめ、「ブラインドスポットアシスト」「レーンキーピングアシスト」などの「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備するほか、ドライバーの疲労や眠気を70以上のパラメーターで検知して注意力低下を警告してくれる「アテンションアシスト」も備える。

日本仕様の『マルコ ポーロ ホライゾン』は右ハンドルで、2.2L直4直噴ディーゼルターボエンジンを搭載。価格は846万円(税込)だ。

北米メーカーの専用キャンパーは桁外れの装備を持つが、数千万円もするうえに、車両が大きすぎて日本では取り回しに苦労する。その点、家族の送り迎えにも使え、ワンランク上の車中泊が愉しめる『マルコ ポーロ ホライゾン』は日本向きのレクリエーショナル ビークルだ。価格も手頃といえるのではないか。

Text by Kenzo Maya

Photo by (C)Daimler AG

Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)