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第2回 | スマートフォン時代だからこそ始める本格一眼レフ入門

ミラーレス、コンパクト…価格や機能はどう違う?一眼カメラの選び方

様々な種類があり、価格にも大きな幅がある一眼レフカメラ。購入を検討しても選び方がわからない方も多いのでは?コンパクト一眼やミラーレスから本格的な一眼レフまで、その違いと特徴、そして自分に合った一眼レフの選び方を射場本健彦さんに聞いた

■この連載のアドバイザー
射場本 健彦

イベントカメラマンとして、国民的アイドルや、五輪や国際イベント、外交イベントでの公式写真経験多数。現在は撮影だけでなく、政治分野におけるコミュニケーションディレクターとして、写真・動画やSNSといったツールを用いてどう世論と対話するかの設計も行っている。

ますます進化していく一眼カメラ

1月の初めに米国ラスベガスで世界最大の家電ショー「CES」が開かれ、3月には横浜で「CP+」という世界最大級のカメラ展示会が開催。年明けからしばらくは、カメラ業界は大いに盛り上がり、様々な新製品が発表されます。

連載第2回である今回は、様々な機能や価格の製品がある一眼カメラの中から、どのようなカメラを選ぶのが良いのかを解説します。初心者の方にも参考にしてもらえるよう、基礎知識から押さえていきましょう!

コンパクト一眼、ミラーレス一眼、一眼レフの違いとは?

まず、ヨドバシカメラやヤマダ電機などの売り場に行くとカメラ売り場は大きく3つ、コンパクトカメラ、ミラーレス一眼、一眼レフの3つに売り場が別れている。これらの呼び方には明確な定義はないのだが、概ねこの3つのカテゴリを押さえておけば良いだろう。それぞれの特徴は以下の通りとなっている・

・コンパクトカメラ
コンパクトカメラは、いかにもデジカメといった下記のような形をしている。ソニーのCybershotや、CanonのIXY/Powershotシリーズが有名だが、スマートフォンカメラの性能向上により最も販売が苦戦している製品分野と言える。

その大きな特徴は、名前の通り小さくて持ち運びがしやすいという点。そしてカメラとしては安価というメリットもある。そしてその裏返しとして、他の一眼カメラに比べると撮影性能が優れているとは言えないことが多い。また、レンズの交換ができないので撮影できる写真の幅にも制約がかかってしまい、カメラを趣味としたい方にとっては面白さが薄れてしまう要因にもなってしまう。
いかに安く初心者でも簡単に操作ができるとは言え、スマートフォンのカメラ性能が上がっている昨今、この商品カテゴリを選ぶのはあまりおすすめしない。

・ミラーレス一眼
カメラ市場の中で今一番盛り上がっている商品カテゴリで、カメラをこれから始める方に私がおすすめしたいカテゴリだ。

本格的な一眼カメラでありながら、従来の一眼カメラに必要不可欠だったミラーが組み込まれておらず、通常の一眼レフカメラと比べるとコンパクトで持ち運びやすいというメリットのあるカメラである。

一方でコンパクトカメラと比較した場合には、何よりもカメラのフイルムに相当するイメージセンサー(CMOSというパーツ)が大きいということ。詳しい原理は割愛するが、これにより暗い場所でも鮮明な写真を撮影することができたり、背景をぼかした味のある写真を撮影できたりと撮影の幅が圧倒的に広がるのだ。
コンパクトカメラに対するもうひとつのメリットは。レンズの付け替えが可能という点。撮影技術が上達してきたら、様々なレンズと組み合わせることで、それぞれのシーンに合わせた最高の写真を撮影することもできるのだ。

一眼レフ並の性能を持ちながらもコンパクトであり、更にコンパクトカメラに比べると高性能で写真の楽しみの幅が拡がる、それがミラーレス一眼だ。

・一眼レフカメラ
 一眼レフカメラは、フイルム時代と変わらないカメラらしい形をしたもので、交換可能なレンズなど基本的な機能はミラーレス一眼と変わりがない。

 ミラーレス一眼と違うのは、内部にミラーやシャッターなどの大きい機構を備えている点。これにより生まれる利点があり、使いこなすことができればプロのカメラマンの利用にも耐えうる性能だが、同時にサイズがかなり大きくなってしまう。
プロのカメラマンでないと使う機会のないようなアタッチメントや機能も付いているがカメラをこれから始める方にとっては不要なものばかりだろう。おまけに価格も高い傾向にある。

もしあなたがカメラ初心者~中級者であれば、一眼レフカメラを最初から購入することはおすすめしない。最新のミラーレス一眼は小型の一眼レフカメラを凌駕する性能を持っている事も多いので、一眼レフの前にミラーレス一眼から始めると良いだろう。

コンパクトカメラ、ミラーレス一眼、一眼レフのポイント別の比較

これまで説明してきた比較を整理すると、以下のようになる。

・大きさ
コンパクトカメラが最も小さく、一眼レフカメラが最も大きい。ミラーレス一眼はその中間に位置する。

・価格
基本的には、コンパクトカメラが一番安く、ミラーレス一眼、一眼レフカメラの順に高くなっていく。

・カメラとしての性能や機能
コンパクトカメラがカメラとしての性能や機能としては劣ってしまう感は否めない。一眼レフカメラはプロ仕様であり多機能・高性能だが、ミラーレス一眼も一眼レフに匹敵する性能を持つようになってきている。

結局どのカメラがあなたにおすすめ?カメラの選び方

 既に述べた通り、あくまで筆者の独断と偏見ではあるが、これからカメラを買う方にはミラーレス一眼をおすすめしたい。

軽くて小さく持ち運びやすいのはもちろんのこと、いま一番技術開発が進み市場が伸びているカテゴリーであることも大きな理由だ。最新の製品には面白い機能が搭載される一方で、型落ちとなった製品は一気に価格が安くなり、買いやすい価格になることも多い。

レンズの種類については次回に細かく説明する予定だが、初心者~中級者の方は最初は付属のレンズやメーカー公式のレンズキットを利用することをおすすめする。
ミラーレス一眼はレンズの交換が可能であり、それはカメラを楽しむ醍醐味のひとつではあるのだが、一方でレンズ選びは非常に難しい。まずは付属のレンズを使って撮影の腕を磨きながらカメラを楽しんだ方が良いだろう。

カメラの選び方は難しい。最初は高級品を選ばず試写をして自分に合ったものを

カメラ産業は不思議なところで、様々なメーカーから毎年多くの新製品が発売されており、これだけ成熟した市場であるにも関わらずまだまだ技術開発が進んでいる。
しかも驚くことに、メーカーはほぼ全て日本のメーカーなのだ。実は日本の家電量販店にあるような巨大なカメラ売り場は諸外国では極めて稀で、外国のカメラマニアには非常に羨ましがられるほどの環境なのだが、だからこそカメラ選びが複雑になってしまう側面がある。

選択肢が多すぎるゆえに複雑なカメラ選びだが、ぜひこの記事を参考にしていただきつつ、カメラ売り場で店員さんと話して試写をして、自分に合ったカメラを選んでもらいたい。最初は決して高いカメラやレンズを購入する必要はないだろう。

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