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第2回 | ダイエットに新たな趣味に「ロードバイク」入門編

大切なのは見た目!? ロードバイク購入のための4か条

男心をくすぐる永遠のパワーワード、“愛車”。フェラーリやランボルギーニなどの高級車は言うまでもなく魅力的だが、近年ラグジュアリーな40代の心を掴んで離さないのは、自動車ではなく「ロードバイク」だ。メカニカルで洗練された見た目がたまらないロードバイクだが、その種類は多岐にわたる。そこで、初めてのマイバイクの選び方のポイントを、サイクリストとして活躍するモデルの日向涼子さんに指南してもらった。

■今回のアドバイザー
サイクリスト、モデル
日向涼子

ヒルクライムレースでの入賞経験を持つなど、モデルにして本気のサイクリスト。モデルとしてCMや雑誌で活動する一方、アスリートフードマイスターとしてサイクルイベントのMCや一般企業での講演など、マルチに活躍中。欧州二大グランフォンド「エタップ・デュ・ツール」「ラ・ピナ・サイクリングマラソン」も完走。書籍に「<坂バカ式>知識ゼロからのロードバイク入門」(SB新書)、日向涼子のヒルクライムナビ (エイ出版社)」がある。

乗り心地、見た目、ブランド…全てが自分好みでなければ続かない

街中を颯爽と走り抜けるロードバイク。普通の自転車とは一線を画する洗練されたルックスにそそられ、マイバイクを持つ夢が膨らんでいる人もいるだろう。しかし、ロードバイクの世界は奥深いもの。初心者ではマイバイク購入のための指針がなかなか立ちにくいが、どのようなポイントに気をつければ良いのだろう?

日向さん「ロードバイクを選ぶ時には、以下のようなポイントがあります。

1.予算と素材
ロードバイクの値段は、手頃なものであれば10万円強。ある程度乗り心地を求めると20万円くらいします。安価な素材は「アルミ」で、耐久性に優れています。次いで、「クロモリ」。鉄の一種なのでサビのケアが必要になりますが、伸縮性が高いため乗り心地が良く、耐久性もあり長い間乗り続けることができます。

もっとも高級な素材は「カーボン」。軽くて強度も強く、自分好みの乗り心地の物に出会えるはず。ただし、高クオリティなカーボンフレームは最低でも20万円はかかるものがほとんどです。予算に限りがある人は、安いカーボン製バイクを買うよりは、「アルミにしては高いな」というバイクがオススメ。アルミでも高性能なものは意外にありますよ!

2.生産国
自動車で外車を好む方がいるように、ロードバイクも『どこの国の自転車か』を重要視する男性は多いです。ロードバイクの主な生産地は、大まかにいうと『ヨーロッパ』『アメリカ』『台湾』。本場はやはりヨーロッパですが、風洞実験など新しい取り組みを積極的に行うアメリカや、“世界の自転車工場”とも呼ばれる台湾のメーカーも人気が上昇中です。

カーボンバイクを購入予定で、かつ生産国にこだわらない場合は、台湾メーカーのものがコストパフォーマンスが高いです。ヨーロッパのバイクでもカーボン製のものは台湾で成形されていることも多いので、品質はヨーロッパのメーカーに引けを取りません。また、世界の市場としての規模は小さいですが、国産も侮れません。ブリヂストン・アンカーやコーダブルームといった国内メーカーにも根強いファンがいます。

3.見た目
ロードバイクは決して安い買い物ではありません。せっかく買ったのであればたくさん乗り続けて欲しい! そのためには、モチベーションを維持できるよう『見た目が好み』なのは大切なポイントです。ふと眺めた時に、『自分のバイクはカッコイイなあ』と感じると、おのずと外へ走りに行きたくなるものです。

4.信頼できるショップ
命を預けるものでもあるため、信頼できる人から買うことが重要。初心者目線で話ができ、バイクを買った後も面倒を見てくれるショップから購入できると安心です。

世間には残念ながら、『バイクを売るまでが仕事』という考えのショップもあります。『自転車の調子が悪いなあ』と感じ、購入したのとは別のショップへ持ち込んだところ、プロからみるとありえないほど雑な組み付けだった…なんてケースも少なくありません。

オークションで高級メーカーの新品フレームが安価で出品されていることがありますが、偽物や粗悪品も多く安全性に欠けることもあるので、避けた方が無難です」

ハイスペックな一流バイクを購入する際には要注意

「見た目で選ぶことも重要」と言われると、財布に余裕のある40代のこと。店員に勧められるがままに高級モデルを購入してしまいそうだ。初心者が高級車を購入することについて、日向さんは次のように語る。

日向さん「ショップを見に行くと、高級車のカッコよさに魅了されてハイグレードなものが欲しくなってしまうかもしれませんね。たしかに、F1カーに一般人は乗れないのとは違って、バイクの場合はプロレーサーと同じ高級車に乗れる…というのは魅力的なポイントです。ただし、ロードバイクは体力不足を機材で補う一面があるスポーツ。身体能力に優れたプロと同等の一流バイクを買ってしまうと、行き詰まりを感じた時に自分の体を鍛えるしか方法がなくなってしまいます。

一方で、『一流のものでなければ乗る気がしない』という高級志向の方が安価なバイクを購入しても、まったく乗らずに無駄になってしまうでしょう。ご自身の趣味嗜好や体力と相談して、ロードバイクを長く楽しめそうなものをチョイスしてください。

初心者目線で購入したバイクでは、いずれ熟練者になってレースに出る時に物足りないのでは?という心配は無用です。ロードバイクの醍醐味は、パーツ交換ができるところ。もしレースに出たくなった時には、高性能なパーツに交換してレース仕様に変えることもできるため、健康増進のサイクリング目的でロードバイクを始める初心者の方は、上記のポイントを参考に、サイクルショップによくよく相談の上で乗りやすい物を選んで良いでしょう。

サイクルショップで購入する際には、決して知ったかぶりをしないこと。にわか知識はすぐにバレますし、初心者ではないと思われると、上級者向けのアドバイスをされてしまい後々ご自身の首を絞めることになります。知らないことはきちんと『知らない』と言って質問しましょう。『そんなことも知らないの?』という反応をするショップがあったとしたら、それは親身になってくれるショップではないということ。迷わず他のショップを探してください!」

思い切って購入したマイバイクが自分には合わず、乗らないまま放置するような事態は絶対に避けたいもの。気の合う相棒のような自分だけのロードバイクに出会うためには、自身の嗜好や目的を熟慮することが大切。粋にロードバイクを乗りこなす自分を想像しながら、ショップへと足をのばそう。

最後にアドバイザーからひと言

「好みやライフスタイルによってバイク選びのポイントは異なってくるでしょう。仲間やショップに聞きながら、どうしようかと悩む時間も楽しんじゃいましょう!」

Text by Takumi Arisugawa

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サイクルコンシェルジュ
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<坂バカ>式 知識ゼロからのロードバイク入門 (SB新書)

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