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第8回 | アルファロメオの最新車デザイン・性能情報をお届け

日本のアルフィスタへ──右ハンドル+FRのジュリア

200psモデルでは少し刺激が足りない。280psモデルでは左ハンドルの4WDしか選べない。「『ヴェローチェ』に右ハンドル+FRがあれば…」とアルフィスタが願うのは、至極自然なことだろう。左ハンドルの4WDモデルしか設定されていなかったアルファロメオ『ジュリア ヴェローチェ』に、待望の右ハンドル+FRモデルが追加された。4WDの安定感は捨てがたいが、ナチュラルなステアリングフィールはFRならではのもの。右ハンドル+FR仕様の『ジュリア ヴェローチェ』は、日本のアルファロメオファン待望の一台だ。

アルファロメオ『ジュリア ヴェローチェ』に追加された「右ハンドル+FR」モデル

アルファロメオでは、2011年の『159』の生産終了以降、長きにわたってラインナップにDセグメントのセダンが不在だった。そこに加わったのが、2017年9月に国内デビューをはたしたスポーツサルーン『ジュリア』である。

いや、「加わった」というより、連綿と続いた伝統が「帰ってきた」という表現のほうがしっくりくるかもしれない。

『ジュリア』には4気筒の2.0LとV型6気筒の2.9L、3つのガソリンターボエンジンが用意され、4つのグレードが展開されている。

まず、200psの2.0Lエンジンを搭載し、FR方式を採用した『ジュリア』(受注生産)と『ジュリア スーパー』。同排気量ながら280psを発揮し、4WDシステムでパワーを路面に伝える『ジュリア ヴェローチェ』。そして、2.9L直噴ツインターボエンジンを搭載し、510psのハイパフォーマンスをFRで堪能できる最上位モデルの『ジュリア クアドリフォリオ』(下の写真)の4タイプである。

今回新たに登場したのは、左ハンドル+4WDしか選べなかった280ps仕様の『ジュリア ヴェローチェ』に追加された右ハンドル+FRモデルだ。

FRらしくリヤタイヤがワイドになった右ハンドル仕様の『ジュリア ヴェローチェ』

右ハンドル+FRの『ジュリア ヴェローチェ』の仕様は基本的に左ハンドル+4WDモデルと同じだが、いくつかの専用装備が施されている。

顔つきを決めるフロントバンパーは『ジュリア ヴェローチェ』専用のスポーツバンパー。ブレーキキャリパーはブラックペイント仕上げとなり、リヤエンドの下部からはツインエキゾーストパイプが顔をのぞかせる。

インテリアでは、オーディオコントロールラー付きのスポーツレザーステアリングとアルミインテリアパネルを装備。前席の6ウェイパワーシートはスポーツレザー仕様だ。

このスポーツレザーには「ブラック」「ブラック/タン」「ブラック/レッド」の3つのカラーが用意されているが、ボディカラーとの組み合わせによって選べないレザーカラーもある。このへんはアルファロメオならではの美意識だろう。

10ツインスポークアロイホイールのデザインは変わらない。しかし、FR化に伴い、タイヤサイズが前後225/45R18からフロント225/45R18、リヤ255/40R18へと変更され、リヤタイヤがワイド化された。

最小回転半径も5.9mから5.4mへと小回りが効くようになり、車両重量は従来の1670kgから40kg減の1630kgに抑えられた。身のこなしも軽やかになったわけだ。

価格は4WDより10万円安い587万円、日本のアルフィスタのために登場した一台

価格は587万円。左ハンドル+4WDモデルから10万円のプライスダウンとなった。

日本には積雪地域が広く分布しているため、従来の4WDモデルのほうが望ましいエリアもあるに違いない。この冬は首都圏も大雪で大混乱となった。

しかし、走りを優先するなら、「FR」というキーワードは無視できない。FRは、よりスポーツサルーンらしさを感じることができ、いつだってクルマ好きを熱くさせる。また、アルファロメオは本来、左ハンドルで乗るクルマだが、日本の交通事情を考えると右ハンドルの利便性が高いのも事実だ。

そういった意味で、右ハンドル+FRの『ジュリア ヴェローチェ』は、まさに日本のアルフィスタのために登場した一台といえるのではないか。

Text by Taichi Akasaka

Photo by (C) FCA Japan

Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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