180118-3 (2)
- 「新陳代謝」を上げるダイエット方法 -

基礎代謝アップや疲労回復に効果的なヨガ「アンジャネヤーサナ」

慢性疲労に悩まされる男性に適したヨガのポーズでも、見た目が美しいことから特にオススメしたいのが、基礎代謝アップに効果的とされる「アンジャネヤーサナ」だ。腰痛予防などにも役立つという、このポーズの実践法をヨガインストラクターの美月さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
ヨガインストラクター
美月さん

JAY日本ヨガ連盟スタジオ103本部指導者。全米ヨガアライアンス認定上級師範。交通事故で膝の手術を経験し、その回復にヨガが役立ったことから、効果的なヨガの普及を目指している。

慢性疲労解消、腰痛予防など様々な効果が期待できるパワフルなポーズ

美月さんによれば、孫悟空のモデルになったとも言われるインドの神「ハヌマーン(アンジャナーの息子)」に由来するというアンジャネヤーサナのポーズ。どんな効果が期待できるのだろうか?

美月さん「このポーズは、人体の中で最も筋肉の面積が大きい背筋を鍛えるのに有効とされており、基礎代謝アップが期待できることから、40代男性の慢性疲労解消に役立つと考えられています。

また、一番大きなリンパ節(カラダの免疫システムを構成する器官)のある“そけい部”を前後に開くことで、デスクワークで起こりがちな足のむくみの改善も期待できます。さらに股関節部分の“腸腰筋”も伸ばすことで腰痛を予防・緩和につながるほか、上半身をのけぞらせることで肩こり解消効果も期待できるでしょう」

見た目も美しいアンジャネヤーサナのポーズ。ポイントは胸式呼吸

ひとつのポーズで、働き盛りの男性が抱える様々な体の悩みに効きそうなアンジャネヤーサナ。その手順を教えてもらった。

美月さん「ポーズを取る際に大切なのは呼吸法。今回のように反り返るポーズの時は、腰を守るため、お腹を引き上げて深呼吸する、胸式呼吸を心がけてください。それではアンジャネヤーサナの手順を紹介しましょう。

(1)四つん這いの姿勢になり、右足を前に踏み出して片膝を立て、クラウチングスタートのような体勢になります。

(2)両手は立てた右膝に置き、左足を後方に伸ばしてつま先を床に立てましょう。しばらくキープしたら、今度はつま先までピンと伸ばしてストレッチします。可能なら左膝を浮かせて足全体をまっすぐ伸ばしてください。

(3)つま先は伸ばしたまま、左足の伸ばしを少し緩めて膝を床につきます。やや前屈み気味になっている上半身を起こし、両手を頭上に上げて肩幅の広さでバンザイしましょう。

(4)腰をよく落として、そけい部をストレッチしてください。続けて、両手を下ろし右膝の上に乗せ、さらに腰を落としながら、左足のつま先をより伸ばします。

(5)再度、両手を頭上に上げて肩幅の開きでバンザイし、肩が詰まらなければ合掌してください。無理なら片手を上げるだけでも構いません。

(6)指先までピンと意識して伸ばし、上半身を後ろに反らせます。その際、首から倒すと頸椎に負担がかかり危険ですので、軽くあごを引いておきましょう。その状態をキープしながら、5回ほど深く呼吸します。

(7)一連の動きを反対側の足でも行います。左右1セットずつでOKです」

出勤前の実践がオススメ。無理なく行うことを心がけよう

美月さんによれば、このポーズは見た目が美しい反面、ハードな姿勢が必要となるため、特に初心者は注意が必要だという。

美月さん「このポーズは、無理なく行うことが何よりも大切です。骨盤を歪めてまで足を前後に開いたり、力任せに上半身を後ろに反らせたりしないでください。本来は、ヨガ教室でやり方をきちんと教えてもらうのがベストです。また、三日月を鑑賞しながら夜にこのポーズを楽しみたいところですが、効能としてはエネルギッシュになるためのポーズなので、寝る前に行うのは避けましょう。毎朝、出勤前に気付けの一発として行うのがベストです」

最後にアドバイザーからひと言

「継続することで背骨を柔軟にすれば、スーツの似合う美しい立ち姿も手に入りますよ」

Text by Mitsuo Okada(Seidansha)

Edit by Kei Ishii(Seidansha)