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- 魅惑のボディで注目のスーパーモデル -

最も稼ぐスーパーモデルは私──ケンダル・ジェンナー

「世界で最も稼ぐモデル」とは、それだけ商品価値が高いということであり、「インスタグラムで最もフォロワー数が多いモデル」とは、それだけ人々から注目される存在ということだ。2017年、この2つの称号を同時に手に入れたのがケンダル・ジェンナーである。カーダシアン・ファミリー随一の美貌とスタイルを持つ美女が、スーパーモデルのトップランナーに躍り出た。

年間収入とインスタグラムのフォロワー数でトップに躍り出たケンダル・ジェンナー

米経済誌『フォーブス』が毎年発表している「世界で最も稼ぐモデル」ランキングは、2002年以降、過去14年間にわたってジゼル・ブンチェンがトップを保ってきた。

ところが、2017年版でサプライズが起きる。女王ジゼルを押しのけ、新星ケンダル・ジェンナーがランキング首位の座を奪い取ったのだ。その年間収入は推定2200万ドル(約24億5000万円)。ジゼルの年収は同1750万ドル(約19億7000万円)だったので、450万ドルの差をつけての圧勝である。

ケンダルは「インスタグラムで最もフォロワー数の多いモデルベスト10」でも、2017年にフォロワー数8500万人を記録し、2位のカーラ・デルヴィーニュにダブルスコアの差をつけてトップに輝いている。

現在22歳とスーパーモデルのなかでは若手に位置づけられているケンダルだが、これらの称号により、名実ともに“ナンバーワンモデル”としての地位を確立したといっていいだろう。

カーダシアン・ファミリーとして幼少時からリアリティ番組で注目されたケンダル

ファミリーネームが異なるが、ケンダル・ジェンナーは“世界一のお騒がせ一家”、あのカーダシアン・ファミリーの一員でもある。

カーダシアン・ファミリーの家族構成は少々複雑で、ケンダルは2歳年下の実妹カイリーに加え、キム・カーダシアンを筆頭とするクロエ、コートニーの異母姉妹の3人とともに育った。その生活の一部は、アメリカで絶大な人気を集めるリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で2007年から公開されてきたので、ご存じの読者もいるかもしれない

番組がスタートしたとき、ケンダルはまだ11歳の子どもで、ルックスもボーイッシュ。妹のカイリーとケンカしたり、いたずら騒ぎを起こしたりするケンダルは、ファミリーのマスコット的存在として視聴者の人気を集めた。

ケンダルはこの頃からモデルへの憧れを抱いており、「ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルになることが目標」と宣言していた。そして、彼女自身の強い意思をファミリーもバックアップし、2009年、14歳のときにモデル事務所と契約。ロサンゼルスに拠点を置くアメリカのファストファッションブランド「FOREVER 21」のキャンペーンでモデルデビューを飾るのだ。

すでに知名度は抜群だったが、その美貌と見事なスタイル、同世代の女性たちへの圧倒的な影響力が評価され、ケンダルは有名ブランドのショーに数多く出演する。有名雑誌が選ぶ「最も影響力のある10代」「世界で最も美しい50人」といった各種ランキングにも軒並みランクインし始めたのもこの頃だ。

2015年にはヴィクトリアズ・シークレットのランウェイショーに初出演を果たし、念願の専属モデル“エンジェル”に抜擢されて夢を叶えた。

妹のカイリーも姉とはひと味異なる魅力で人気を集め、コスメ商品の販売で成功。姉妹でファッションブランド「Kendall + Kylie」も立ち上げた。ケンダルは「カーダシアン・ファミリー」の名前に頼くることなく、自分自身の実力でセレブレティの仲間入りを果たしたのである。

ケンダル・ジェンナーはカーマニア、フェラーリ『488』やアウディ『R8』を所有

ある試算によると、ケンダルはSNSに1回投稿するたびに、約1300万円から約3100万円の収入を得ているという。また、ウェスト・ハリウッドにある約6億6000万円の豪邸をポンと購入するなど、その成功は世界中の女性たちの憧れの的となっている。

ケンダルはクルマ好きとしても知られ、こちらは男性たちの垂涎の的だ。なにしろ、16歳の誕生日に家族から約900万円のランドローバー『レンジローバー』をプレゼントされ、17歳のときには車両価格1億6000万円以上のブガッティ『ヴェイロン』を運転しているところを目撃されているのである。

そして、20歳の誕生日には、自分へのプレゼントとして1957年式の初代シボレー『コルベット』を購入。さらには、姉妹お揃いで買ったフェラーリ『488スパイダー』、メルセデス・ベンツ『G550』、アウディのフラッグシップスポーツ『R8スパイダー』など、まさしく目が眩むような超高級車が自宅のガレージに並んでいるという。

カーダシアン・ファミリーらしく、話題性も十分だ。モデルとしては、出演したペプシコーラのCMの内容が問題になって1日で放送中止になったり、ヴィクシーのライバルである高級下着ブランド「ラ ペルラ」と提携したことでランウェイショーに出演できなくなったりと、近ごろはお騒がせぶりも発揮している。

男性とのデートも頻繁に目撃されている。たとえば、ジョナス・ブラザーズのニック・ジョナス、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズ、加えてサッカー界の貴公子、クリスティアーノ・ロナウドにいたるまで、男性関係も華やかそのものだ。

こうしたスキャンダルはすぐにネット上を駆け巡り、ますますケンダルへの注目度を上げていく。そこで彼女がインスタグラムで写真やコメントでなんらかの発信をすると、それが新たな話題とカネを生んでいくのである。そのセレブパワーは、SNS世代ならではのものといえるだろう。

22歳の若さでモデルとしての頂点を極めたケンダル・ジェンナー。どのような成功だろうと失敗だろうと、そのすべて糧にする彼女の「影響力」は、当分のあいだモデル業界のトップを独走しそうだ。

Text by Kiyoshiro Somari

Photo by (C) INF/amanaimages(main)

Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)