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- 大人ライダー向けのバイク -

Black Bobber──ため息が出るほど美しいトライアンフ

2016年秋にリリースされたトライアンフ『Bonneville Bobber(ボンネビル ボバー)』は、メーカーカスタムによるボバースタイル、低回転域からのトルクフルな走りから、世界的に高い評価を受けている人気モデルだ。しかし、これは序章にすぎなかったようである。新たに追加された『ボンネビル ボバー Black』は、よりダーク、よりロー&ロング、よりパワフルとなった『ボンネビル ボバー』の進化版。ボバースタイルを新次元へと昇華させるマシンの登場だ。

太いタイヤに全身黒のディテール、二度惚れしそうな男前感の「ブラックボバー」

トライアンフ『ボンネビル ボバー ブラック』、通称「ブラックボバー」の最大の特徴は、その名のとおり、ブラックアウトされたスタイリングにある。

エンジンやマフラーはもちろん、ホイール、フトントフォーク、ハンドル、レバー類、そしてボルトやナットまで、そのすべてを黒で統一。とにかく黒く美しく、街中のウインドウに映り込む姿に二度惚れしそうな男前感がある。惜しむらくは、スポークがブラック化されていないことだが、これはユーザーがペン型塗料などで塗装すればいい。

もうひとつ目を引くのはタイヤだ。『ボンネビル ボバー』では19インチだったフロントホイールを16インチにサイズダウンし、英国のAVON(エイボン)製のワイドなタイヤを装着。この太いタイヤは、画像で見るよりも実車で見るほうが数段迫力があり、思わずわしづかみしてしまうに違いない。

また、フロントフォークもKYB製41mm径から新設計となるショーワ製の47mm径という太いフォークを採用した。それにより、フロント回りの印象がモリッとたくましくなっている。

ボバー専用チューニングで“ホットロッド”のスリリングな走りとサウンドを愉しむ

搭載するパワーユニットは、高トルク型の水冷1200ccツインエンジンで、ボバー専用のチューンナップが施されている。最高出力は76Bhp(57kW)/6100rpm、最大トルクは106Nm/4000rpmを発揮し、ホットロッドのスリリングな走りとサウンドが魅力だ。

このパワー溢れる走りをがっちり受け止めてくれるブレーキもグレードアップされている。『ボンネビル ボバー』ではシングルディスクだったフロントブレーキは、310mm径のダブルディスクにBremb(ブレンボ)製の2ポットキャリパーへと変更され、より強化された。

装備面では、LEDヘッドライトの採用により、照明類がすべてLED化されたのもトピックだろう。
また、ボタンひとつでセットできる長距離ツーリングに便利なクルーズコントロールを標準装備する。しかし、ご覧のとおり、「ブラックボバー」にはリアフェンダーに荷物を積載できるスペースがない。そのため長距離ツーリングにはオプションのパニアケースが必要になりそうだ。

加えて、『ボンネビル ボバー』と同様に、「ロード」「レイン」のライディングモードや、トラクションコントロール、トルクアシストクラッチ、ABS(アンチロックブレーキシステム)、イモビライザーも装備するから心強い。

正統派ブリティッシュカスタムの『ボンネビル スピードマスター』も同時に登場

カラーバリエーションは、艶消しのマットジェットブラックと艶ありのグロスジェットブラックが用意された。

この選択は悩むところだが、マフラーが艶消し塗装となっているので、マットジェットブラックに統一すべきかもしれない。とはいえ、マフラーを替えるならグロスジェットブラックもアリだろう。

日本での発売時期は2018年初春を予定。価格は未定だが、『ボンネビル ボバー』が153万円(税込み)からとなっていることを考えれば、間違いなくそれ以上の価格となるはずだ。

ちなみに、「ブラックボバー」の発表と同時に、独特な造形のタンクやカラーリング、ピリオンシートを装備する正統派ブリティッシュカスタムの『Bonneville Speedmaster(ボンネビル スピードマスター)』も発表された。こちらのモデルもぜひ、トライアンフのサイトで確認してほしい。

Text by Katsutoshi Miyamoto

Photo by (C) Triumph Motorcycles

Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)