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- 冬の男のボディケア -

冬の加齢臭対策に。おぼえておきたい「正しい」体の洗い方

40男にもなれば気になる加齢臭。実は、汗をかかない冬にこそニオイがキツくなることを知っているだろうか。加齢臭対策には、毎日の入浴でしっかりと体を洗うことが大切だという。そこで、冬の体の正しい洗い方について医師の澤田彰史先生に聞いた。

■今回のアドバイザー
アヴェニュー六本木クリニック
澤田彰史先生

群馬大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院形成外科学教室入局。美容外科手術やレーザー治療、アンチエイジングなどに造詣が深い。「世界一受けたい授業」(日本テレビ)など、メディアにも多数出演。著書に『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)など。

40男を悩ませる加齢臭は「ノネナール」が原因! 冬はニオイが増すことも

まずは、基本としておぼえておきたい加齢臭発生のしくみを聞いた。

澤田先生「加齢臭の原因となる成分『ノネナール』は、皮脂腺から分泌される『脂肪酸』が酸化することで発生します。ノネナールが汗や皮脂と混ざることで、ろうそくや古本のような独特のニオイを発します。これが加齢臭の正体です。男性は皮脂腺の活動が活発で、年齢とともにノネナールの分泌量が多くなるため、特に加齢臭に悩まされる方が多いのです」

澤田先生によれば、冬は特に加齢臭のニオイに気をつけないといけない季節だという。

澤田先生「冬は汗腺が休眠状態となって濾過機能が追いつかず、塩分やミネラル成分を多く含みネバネバとした“悪い汗”が出ています。これが、加齢臭を強めてしまう原因になるのです。気づかないうちにかいている“悪い汗”が、コートやセーターなど頻繁に洗濯ができない衣類に付着することも、ニオイを強める原因となります。冬場こそ、十分な加齢臭対策が必要な季節なのです」

加齢臭を発しているパーツを重点的に、メリハリをつけて身体を洗う

手っ取り早い加齢臭対策は、日々の入浴で身体を正しく洗うこと。では、洗い方にはどんなポイントがあるのだろうか?

澤田先生「加齢臭の原因は皮脂なので、皮脂腺の多いパーツを重点的に洗います。まずは、皮脂腺が集中している顔と頭。ほかにも背中と胸、ワキ、ヘソ、陰部にも皮脂腺は多く分布しています。忘れがちな耳の後ろや、首筋もよく洗ってください。一方で、ほかのパーツはサッとお湯で流す程度で十分です。冬は乾燥を防ぐためにも、全身をまんべんなく洗うのではなく、メリハリをつけて洗うことがポイントになります。また、液体のボディーソープは必要以上に使いすぎてしまったり、界面活性剤が多くて肌を乾燥させてしまったりするので、固形石鹸をオススメしています」

加齢臭が強く気になりだしたら…生活習慣病のサインかも!?

実は「加齢臭のニオイが、病気発見のきっかけになる可能性もある」と、澤田先生。

澤田先生「中年以降に加齢臭が強くなり出したら、それは加齢にともなう生活習慣病のサインという可能性もあります。加齢臭をきっかけに、血圧・コレステロール値・血糖値などに問題がないか、検査してみることも大切です。また、加齢臭対策は外側からのケアだけではなく、内側からのケアも大切です。ビタミンCやE、ポリフェノール、イソフラボン、DHAなどの抗酸化成分を多く含む野菜や大豆製品・魚を積極的に摂取することは、加齢臭だけでなく生活習慣病の予防やアンチエイジングにもつながります」

最後にアドバイザーからひと言

「加齢臭は誰にでも起こることなので、必要以上に神経質になることはありませんが、しっかり対策をすることで抑えることができます」

Text by Mai Tachikawa(Seidansha)