モテる40代の遊びガネ錬金術/プロが教える上手な株主優待の見分け方
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プロが教える上手な株主優待の見分け方

株への投資で得られるメリットとして、配当金と並び魅力的なのが「株主優待」。企業ごとに様々な優待を用意しており、株主優待が目的でその企業に投資している人も多いという。そこで気になるのが上手な株主優待の見分け方。ストラテジストの小川佳紀さんによれば、受けられる優待品やサービスによっては株の配当以上の利益が期待できる場合もあるとのこと。詳しい話を伺った。

■今回のアドバイザー
 ストラテジスト 小川佳紀さん

岡三証券にて4年間リテール営業に従事し、2009年にフィスコへ入社。2014年岡三証券に戻り、現在は投資戦略部の日本株式戦略グループ所属。ファンダメンタル、テクニカル、需給面に限らず、世界を見据えた銘柄選定に定評。IPOでも独自のリサーチ力に強み。日本証券アナリスト協会検定会員。

利益換算できる優待品で株価値下がりのリスクを減らす

小川さん「まず見極めておきたいのは株主優待で得られる品物やサービスの内容。株主優待品には買い物券やお食事券など、利益換算できるものが多くあります。低金利時代の現在なら、優待品で得られる利益だけで銀行の金利を上回ることもあるでしょう。また、そうした優待品の存在が、株価の値下がりのリスクを軽減する役にも立ってくれます。

そもそも1社の株を購入し、長い期間配当や優待をもらうことこそが株式投資の本質。優待品をチェックすることは、自分にとって身近な企業や応援したい企業の株を購入して安定した長期投資を行うキッカケにもなるでしょう」

小川さんが今注目する“お得な”株主優待のある企業は?

小川さん「たとえば大手家電量販店のビックカメラ(3048※銘柄コード、以下同)では、最低投資金額が100株13万円ほど(※2015年2月時点、以下同)で投資できるうえに、年間3000円の買い物優待券が付くので、利回りが高めです。また、株保有期間1年以上で買い物優待券1枚追加、2年以上なら2枚追加、という特典もおいしいですね。

一方、東京ディズニーリゾートの運営会であるオリエンタルランド(4661)は株主優待として、100株につき1枚『東京ディズニーランド』または『ディズニーシー』いずれかのテーマパークの1デイパスポートがもらえます。子供や孫にあげることもできてオススメです。

受けられるサービスのお得感という点では日本航空(9201)も気になるところ。100株以上につき1枚、国内線の『株主50%割引券』がつきます。有効期限はありますが、旅行や出張が多い方には魅力的ではないでしょうか。

意外なところでは、福山雅治さんやサザンオールスターズ、俳優の三浦春馬さんを抱える、芸能事務所のアミューズ(4301)。エンタメ系らしく、自社主催のイベントや舞台、映画などに適宜招待されます。所属タレントが携わるレアなオリジナルグッズももらえて、とっても楽しめる株主優待ですよ」

株の購入タイミングによっては優待を受けられない場合も! 

小川「各社が定めている株主の『権利確定日』までに株主名簿に名前が載らなければ、当然ながら株主優待は受けられません。年に2回の株主優待が付く企業もあれば、1回の企業もあります。購入したい株があれば、権利確定日もチェックしましょう。

また、株主優待の魅力だけで株を買ってしまうのはNG。優待がもらえて、なおかつ株価が上がるパターンがベストですが、あくまで理想です。企業の業績があまりにも悪くなれば優待がなくなることもあるので、業績が低迷している株には近づかないよう、注意してくださいね」

最後にアドバイザーからひと言

「企業の業績をしっかりチェックして、お得な優待品をゲットしましょう!」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)