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【おとなの週末】しみじみと心に沁みる旨い日本茶が飲みたい!

肌寒くなると、温かいお茶を頂くひとときは何ものにも代えがたい。
秋は茶摘みの最後の時期でもあり、さまざまなお茶が出揃う愉しい季節だ。煎茶、ほうじ茶、玉露、番茶……お茶の数だけ旨さがある。
丁寧に淹れられた味わい深き一杯を、まずは飲みに出かけよう。

日本茶カフェ 茶々工房
高田馬場

東京・早稲田の裏路地に佇む『茶々工房』。店内は足踏みミシンが置かれ、レジは年季の入った和家具の整理箱。どれも店主の家にあったものだという。オープンして15年、母と息子ふたりで営む、温かさに包まれた落ち着く茶房だ。

こちらで取り揃える日本茶は、すべて無農薬・有機栽培。全国、多種多様な日本茶がある中で、美味しさだけでなく、安心・安全にもこだわっている。そんな中からいまの時期、おすすめは鹿児島産の秋の新芽を中心にブレンドした特選深蒸し茶『秋の緑茶』。深蒸し煎茶らしい色みと

香り高い豊かな味に心が和む。 また、日本茶と合う食事と甘味が豊富なのも魅力。日本茶単品は水ようかん付きだが、お腹に余裕があれば別盛りの具が6種も付くおにぎりやぜんざいなどと共にいただきたい。
使い込まれた茶釜が店の雰囲気を盛り上げてくれる 店主・相澤創平さん
一煎目は新芽らしい若葉の香りが立ち、二煎目は奥行きある渋みが特長の「秋の緑茶」
秋の緑茶 500円
(10月~2月までの期間限定)
黄金色が特長の静岡産の「しん山」は旨みとコクがあり、渋みは少なめ。ふっくら握られた塩むすびとの相性もいい
緑茶(しん山) 500円、おにぎりセット(おにぎり2個、お茶、ミニ甘味) 850円
※ミニ甘味なしの場合750円
ほうじ茶パフェ(600円)
アイス、寒天、黒蜜すべてにほうじ茶を使ったパフェ。クラッシュタイプの寒天の食感もユニークな一品だ

●このお店の予算相場

[酒]ビ:600円 緑茶ハイ600円、抹茶ハイ700円 ※18時半~ [その他のメニュー]京香(煎茶)450円、天雅(煎茶)450円など

●アクセス

東京都新宿区西早稲田2-21-19 ☎03-3203-2033 営:12時~22時(21時半LO) 休:日・祝 席:カウンター4席、テーブル12席、計16席/全席禁煙/予約可/カード不可/サなし 交:地下鉄副都心線西早稲田駅1番出口から徒歩3分

喫茶 つきまさ下北沢店
下北沢

演劇の街、東京・下北沢にある、古き良きお茶屋さんの佇まいが印象的な『つきまさ』。開店は昭和53年。当初は静岡県の製茶と梱包会社のアンテナショップ的な存在だったこともあり、現在も良質なのはもちろん、ときに珍しい日本茶をいただける。

とりわけ珍しいのは、福岡県・八女産の煎茶「白姫」。突然変異により誕生した茶葉は一般的な煎茶より白っぽく上品な色合いで、収穫量の少なさから“幻のホワイトリーフ”と呼ばれている。ほかに、番茶に大根おろしを加えた「大根番茶」、バターを溶かした「バター茶」など、ユニークな日本茶も多く揃え、何度でも訪れたくなる楽しさがある。すべての日本茶はお菓子付き。あられや黒棒などノスタルジックな菓子を常時10種類の中から選べるのも、心踊る。
“天然玉露”とも評される「白姫」は、甘く深い旨みが特長。一煎目で強く旨みが現れ、二煎目は香りを楽しめる
白姫(お菓子、おかわり用ポット付)700円
(画像左)大根おろし、ショウガ、醤油を入れてから番茶を注いでいる。大根入りのダシを飲んでいるかのような、優しく滋味深い味わい
大根番茶(お菓子、おかわり用ポット付) 650円
(画像中央)お盆に並ぶ菓子の中でも上用まんじゅうは『つきまさ』特注品 店主・相馬正夫さん
(画像右)八女産の玉露。一煎目は口の中に広がる旨みを味わい、二煎目は渋みを堪能したい
玉露(お菓子、おかわり用ポット付) 750円
飲んで気に入れば全種類購入できる。茶器販売も充実

●このお店の予算相場

[酒]なし [その他のメニュー]つきまさ(煎茶)550円、山吹(煎茶)600円、玄米茶500円、ほうじ茶500円など

●アクセス

東京都世田谷区代沢5-28-16 ☎03-3410-5943 営:11時~21時(20時半LO) 休:水 席:テーブル24席/全席禁煙/予約可/カード可/サなし 交:小田急線ほか下北沢駅南口から徒歩5分

HIGASHIYA GINZA
銀座

現代の暮らしに合う和菓子屋として定評のある『HIGASHIYA』のティーサロン。煎茶からあまり見かけない珍しい発酵茶まで、30種以上の多彩な日本茶を揃えるだけでなく、その楽しみ方の提案も秀逸だ。

例えば、生のフルーツを使った「フルーツブレンド」。晩夏は巨峰と煎茶、秋は柿と三年番茶など、季節ごとに旬の果実と日本茶を組み合わせるブレンド茶だ。果実の香りと自然の甘みが絶妙に加わり、お茶の新しい味わいを発見できる。時間を置いた二煎目で変化する甘みもまた一興だ。

さまざまな素材から作られる餡で果実や木の実などを包んだ「ひと口果子」と日本茶のペアリングの「茶果」も、試してみたい一品。華やか、爽やか、濃厚と計算された5種の日本茶の旨みのグラデーションと菓子の絶妙な組み合わせには、感嘆せずにはいられない。
柿の甘さが香ばしい三年番茶に合う。(果物と茶葉の種類は季節ごとに変更)。「季節のお茶と和菓子セット」1900円なら5~6種類から選べる和菓子とお茶請けが付く
HIGASHIYAフルーツブレンド「柿」1800円
右から玉露+菊、三年番茶+五穀、和紅茶、焙じ茶+巨峰、自家製焙じ茶。内容は二十四節気ごとに替わり、コース仕立てで提供される。日本茶の奥深さをしみじみ実感できる
茶果(5種のお茶と5種のひと口果子)4000円 
※オーダーは14時~21時(LO)、日・祝は11時~14時(LO)
(画像右)オリジナルの茶器を用い、美しい所作で淹れられる日本茶の味わいは格別だ スタッフ酒井佑弥さん
(画像左)日本の伝統とモダンの調和がとれた落ち着きのある店内

●このお店の予算相場

[酒]ビ:800円(小瓶)、季節の香り自家製酒・青柚子(焼酎)1400円 [その他のメニュー]季節のお茶(煎茶)1700円など

●アクセス

東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル2階 ☎03-3538-3240(茶房)、03-3538-3230(売店) 営:11時~22時(21時LO)、日・祝11時~19時(18時LO) ※売店は11時~19時 休:月(祝の場合は翌火) 席:カウンター4席、個室6席(要予約)、テーブル36席 計46席/全席禁煙/予約可/カード可/サなし 交:地下鉄有楽町線銀座一丁目駅A7出口から徒歩2分