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第9回 | 「離婚」を乗り切るための方法

意外な「メリット」も。円満離婚を演出する「離婚式」のススメ

これから離婚をする夫婦、既に離婚をした旧郎・旧婦を対象にしたサービス「離婚式」。家族や友人の前で再出発の決意を誓う前向きなセレモニーだという。離婚式の詳しい内容、メリット、注意点などを離婚式プランナーの寺井広樹氏に聞いた。

■今回のアドバイザー
離婚式プランナー
寺井広樹さん

1980年兵庫県神戸市生まれ。同志社大学経済学部卒。株式会社たきびファクトリー代表。これまでに400組を超える夫婦の離婚式をプロデュース。著書に『離婚式へようこそ』(オープンブックス)などがある。

離婚式のメインイベントは、結婚指輪をハンマーで叩き割る「指輪粉砕の儀」

そもそも離婚式はどういった内容なのか、寺井さんに説明してもらった。

寺井さん「最初は新郎・新婦ならぬ旧郎・旧婦と、仲人ならぬ裂人(さこうど)の入場から始まります。次に、司会者から二人が離婚に至った経緯の説明、旧郎・旧婦の挨拶、友人代表の挨拶をします。この友人代表は基本的に離婚経験のある方でお願いしています。

続いて、その場で離婚届に署名・捺印をして、最後は『指輪粉砕の儀』です。結婚指輪をハンマーで叩き割り、お互いけじめをつけます。

その後は、オプションになりますが、会食、二人の思い出写真を流すスライドショー、ブーケトスなどがあり、最近選ぶ人も増えています。

ちなみに、ブーケトスは旧郎が投げて、受け取った参列者は円満離婚できるとされています」

ちゃんとけじめをつけることで、円満な離婚になり再スタートしやすくなる

離婚式をすることによって、どのようなメリットがあるのだろうか。

寺井さん「まずはしっかりけじめをつけることで。すっきりとしたいい形で再スタートが切れることが一番大きいでしょう。

また、通常、離婚原因はどちらか片一方の意見しか聞かない場合が多く、主張に偏りが出がちです。そのため離婚式で『公式声明』が出されることによって、混乱を避けることができ、周囲の人への配慮につながります。

一般的に離婚後は、相手方の友人たちとも疎遠になることが多いようですが、離婚式を挙げることによって、良好な関係を保てる効果も期待できます」

離婚式をするなら、子どものことを中心に考えるべき

けじめの儀式としての離婚式。しかし寺井さんによれば、離婚式を行う際にも注意点があるという。

寺井さん「離婚で常に犠牲になるのは子どもです。お子さんがいる場合は、子どものことを中心に考えて、離婚式をするかどうか考えるべきだと思います。

また、未成年のお子さんがいる両親の離婚式の場合、少々僭越なのですが、二人を前に私は『これからもお子さんを二人で力を合わせて育てることを誓いますか?』と訊いて、『はい。誓います』と固い誓いを交わしてもらうと、心から誓っていることが二人の様子から伝わってきます」

最後にアドバイザーからひと言

「結婚と離婚の目的は、一緒で幸せになることです。何が自分にとって、幸せなのか、結婚、離婚の本質とは何かを考えてみるのも大事なことだと思います」

Text by Akihiro Fukuda(Seidansha)

関連リンク
離婚式オフィシャルサイト

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