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- 世間を騒がせるゴージャスセレブ -

美女と野獣──ロージーとJ・ステイサムの7年愛

気品溢れる美女とワイルドな風貌の男の組み合わせは、意外と世の中に存在する。そして、20代女性とミドル男性の男女関係もまた、珍しくはない。しかし、これらの要素をすべて満たしつつ、無事にゴールインを迎えたセレブ同士のカップルとなると、かなり少ないのではないか。ロージー・ハンティントン=ホワイトリーとジェイソン・ステイサムのふたりが、ついに“7年愛”を実らせた。これはある意味、エディトゥール世代に夢を与えるストーリーである。

ロージー・ハンティントン=ホワイトリーは英国貴族を祖先に持つ名門一族のお嬢様

世界を魅了するセクシーで若いトップモデルとワイルドな風貌の中年アクションスター。この誰が見ても「美女と野獣」と受け取るカップルは、大方の予想を裏切って7年以上も交際を続け、ついに第一子に恵まれるまでにいたった。

メディアは様々なゴシップを書き立てたが、20歳年上のジェイソン・ステイサムと、ともに人生を歩むことを選んだロージー・ハンティントン=ホワイトリーの決断に、意外にも多くの女性ファンから共感とエールが寄せられているという。

1987年にイギリスで生まれたロージー・ハンティントン=ホワイトリーは、由緒正しいルーツを感じさせる名前から想像できる通り、英国貴族を祖先に持つ名門一族に育った「お嬢様」だ。しかし、その血筋はどうあれ、彼女も銀の匙をくわえて生まれてきたわけではない。

意外に思うかもしれないが、モデル事務所で内勤のインターンとして働きながらチャンスをつかみ、2004年にようやくランウェイデビューを果たした叩き上げなのだ。だからこそ、その品のあるセクシーさと滲み出る知性は、男女を問わずに多くの人の支持を集める。

06年にはスーパーモデルの登竜門であるヴィクトリアズ・シークレットのショーに出演し、08年には選抜メンバーである「エンジェル」の仲間入り。以降、人気・知名度ともにトップクラスのモデルに上りつめていく。プライベートでは、ザ・ローリング・ストーンズのロン・ウッドの息子であるタイロン・ウッド、フランス人俳優のオリヴィエ・マルティネスなどとロマンスが報じられた。

こうしたなかで、10年4月に明らかになったのが、ロージーより20歳も年上のアクション俳優、ジェイソン・ステイサムとの交際である。
(C) Capital Pictures /amanaimages

薄毛ながら精悍なイメージで人気を集めるアクション俳優、ジェイソン・ステイサム

ジェイソン・ステイサムは67年生まれの50歳。ロージーと同じくイギリス出身で、もともとは水泳の飛込競技の選手として活躍し、イギリスの代表チームにも選ばれている。

92年に競技を引退してファッションモデルに転向するが、その後の運命を分けたのは98年のこんな出来事だった。当時、ジェイソンがモデル契約していたイギリスのブランド「フレンチ・コネクション」が映画に出資し、その縁から彼も俳優デビューを果たすのである。

ジェイソンが出演した映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』は世界中で大ヒットを記録。薄毛にもかかわらず、いや、だからこそ精悍なイメージの彼は、新たなスターとして脚光を浴びることになる。

とりわけ注目されたのは、水泳の飛込競技で培った身体能力を生かしたアクションだ。主演作の『トランスポーター』は、その後シリーズ化されるほど大ヒットし、ベテランアクション俳優が集結した『エクスペンダブルズ』や『ワイルド・スピード』シリーズにも参戦。いまやマネーメイキングスターとして確固たる地位を築いている。

私生活では、04年の映画『ミニミニ大作戦』で出会ったモデル・女優のケリー・ブルックと交際するが、07年ごろに破局。こうした流れからロージーとの出会いを迎えることとなる。

ロージーとジェイソンの意外性溢れるカップルはその後、パーティやレセプションといった公の場に揃って現れることが多くなるが、メディアから「人気女優とボディガードにしかみえない」などと揶揄され、ファンもその年齢差から「長続きしないだろう」と、ふたりの関係を疑問視した。

そんな外野の声に影響されたわけではないだろうが、事実、13年9月には破局が伝えられたこともある。それによれば、結婚と子どもを熱望するジェイソンに対し、キャリアを優先したいロージーが別れを切り出したという。

ところが、それからわずか半年後の14年2月には、ロージーとジェイソンの復縁がメディアを賑わすことになる。ふたりの絆は、周囲の想像以上に深かったのだ。
(C) Sipa USA /amanaimages

年齢差を乗り越えて愛を貫いたロージー、大人の包容力で純愛を貫いたジェイソン

それ以降、ロージーからは、近い将来の“ゴールイン”を思わせる情報が発信されるようになる。たとえば、15年に行われたあるインタビューで、彼女はこんなことを語っていた。

「結婚したいとは思うけれど、良い関係を保つことが大切。結婚よりも子どもを生むほうが現実的かもしれない」

16年1月には、第73回ゴールデングローブ賞のレッドカーペットにジェイソンと揃って登場。このとき、ロージーの左手薬指には時価4000万円と推測される「ニール・レーン」の巨大なダイヤの指輪が輝いていており、同時にふたりの婚約も事実上発表された。

そして、17年2月、ロージーが自身のインスタグラムにお腹の大きく膨らんだビキニ姿の写真をアップ。コメントには第一子を妊娠中であることが報告されていた。上の写真は、その2カ月後の4月に撮影されたジェイソンとのツーショットだ。彼女のお腹が大きいことがわかるだろうか。

同6月には「私たちの小さい赤ちゃんがやってきたわ! ジャック・オスカー・ステイサムよ」と、ふたりの子どもの誕生をやはりインスタグラムで発表した。

かねてからの予告通り、ロージーは結婚しないままジェイソンとの子どもを授かったわけだ。すでに極秘入籍したとの報道もあるが、どんな関係性にせよ、ふたりが7年愛を実らせ、大きな祝福に包まれていることに変わりはない。

20歳の年齢差を乗り越え、愛を貫き通した美女=ロージー。そしてワイルドな見た目と対照的に、純愛を貫いた包容力のある野獣=ジェイソン。それぞれが新たなイメージを纏い、ふたりは今、誰もが羨む家庭を着実に築きつつある。

Text by Kiyoshiro Somari

Photo by (C) FAMEFLYNET PICTURES /amanaimages(main)