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旅程と予算は?──豪華客船にっぽん丸を愉しみ尽くす

世界には300隻を超える豪華客船が就航している。そうしたメガシップにパートナーとともに乗船し、世界のリゾート地をゆっくり巡る。まさしく大人ならではの贅沢な時間だ。しかし、多忙な40代には、そこまでの時間はなかなか取れないのも事実。もう少し気軽に愉しみたいなら、国内随一の豪華客船「にっぽん丸」がおすすめだ。今回から4回にわたり、旅ライター熊山准による「にっぽん丸ラグジュアリークルーズガイド」をお届けする。

国内最高峰のにっぽん丸は、誰もが心に思い描くラグジュアリーな豪華客船そのもの

豪華客船と聞いてあなたは何を思い浮かべるだろう。レオナルド・ディカプリオの出世作『タイタニック』? それとも地方港に寄せては爆買いする訪日外国人観光客の姿だろうか。

近ごろは比較的短期間で利用できる海外メガクルーズ船のツアーも増えてきたが、働き盛りで忙しい40代男性には、優雅な豪華客船の旅はまだまだ遠い世界の話と思っている人が多いかもしれない。

しかし、ここ日本にも気軽に利用できる豪華客船がある。そのひとつで、国内最高峰と誉れ高い豪華客船が、商船三井客船の運航する「にっぽん丸」だ。

約2万2500トンの船体は、10万〜20万トンといった巨大マンションのようなメガシップが当たり前となった現在においては小ぶりな部類に入るが、堂々とした風貌と細やかなしつらえは、誰もが心に思い描くラグジュアリーな豪華客船そのもの。定員約400名の乗客に対してクルーが200名と、およそ2人に1人のきめ細やかなサービスも評判の理由だ。

そんなにっぽん丸だが、多忙なビジネスマンでも利用できる3日から5日程度のコースも用意しており、実際に40代の利用者も少なくないという。

お値段45.5万円からのスイートクラスは専用バトラーによるスペシャルサービス付き

筆者は今回、実際ににっぽん丸に乗船してクルーズを体験してきた。

筆者が旅したのは「飛んでクルーズ九州〜九州一周〜」。にっぽん丸初の九州7県をすべてまわるコースで、全行程ともなれば10日間ほどかかってしまうところだが、多忙な40代ビジネスマンの実状に合わせ、前半の5日間コースをチョイスした。

内容は、初日に博多港を夕刻に出港し、別府港、宮崎港、徳之島港(鹿児島県奄美諸島)と1日ごとに各県に寄港し、鹿児島港で下船するというもの。各港には朝に着港し夕方に出港するため、日中オプショナルツアーや自由行動を愉しむこともできる。もちろんずっと船内に滞在しのんびりと過ごすことも可能だ。
予算は、スタンダードステートの17万円(2名1室)から、グランドスイートの82万円(同)まで客室に応じて異なる。非日常な豪華客船気分を堪能したいのであれば、ぜひ専用のバスタブが付いたデラックスツイン(31.5万円)や、専用バルコニーが付いたデラックスベランダ(34.5万円)以上のクラスを選んでほしい。

とりわけスペシャルなサービスを受けられるのが、45.5万円からのスイートクラス。宿泊者しか入れないスイートエリアには、専任のバトラーが付き、いつなんどきでもあなたの要望に応えてくれる。

にっぽん丸の屋外デッキは、カーフェリーでは到底味わうことのできないリュクス

客室以外にも、船内には様々な設備が用意されている。巨大な2つのダイニングに寿司カウンター、ラウンジバーといった飲食設備をはじめ、プール、ジム、スパ&サロン、ホール。さらには、映画館、カジノゲームで遊べるラウンジ、図書室、サウナ付きバスなどなど。滞在中にすべてを愉しみ尽くせないほどだ。
なかでも筆者が気に入ったのは、開放感たっぷりの屋外デッキ。床板はもちろん、手すりまで木製という温かみは、カーフェリーでは到底味わえないリュクス。船体に車両積み込み用のハッチがないため、デッキ後方に流れてゆく航跡を心ゆくまで堪能できる。
客船の旅のなによりもの魅力は、洋上を移動しながら過ごす時間そのものだが、となると気になるのが「食事」だろう。料金には朝昼晩のみならず、アフタヌーンティーや夜食までが含まれているが、次回は「食のにっぽん丸」「美食の船」とも称される同船のグルメ事情をお届けしたい。

Text&Photography by Jun Kumayama

Series:にっぽん丸ラグジュアリークルーズガイド