モテる40代の遊びガネ錬金術/金、プラチナetc.注目の「現物投資」最前線
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金、プラチナetc.注目の「現物投資」最前線

日本のデフレ脱却・景気回復を目指し、安倍政権が掲げているのが「インフレ目標2%」。量的緩和などの政策により、今後も物価上昇は続いていくと予想される。そんな状況下での効果的な資産運用として注目されているのが現物投資だ。インフレや不況に強い現物投資というと、まず金やプラチナをイメージする人も多いだろうが、今でもそれは変わらないのだろうか? ストラテジストの小川佳紀さんに現物投資のトレンドを聞いた。

■今回のアドバイザー
 ストラテジスト 小川佳紀さん

岡三証券にて4年間リテール営業に従事し、2009年にフィスコへ入社。2014年岡三証券に戻り、現在は投資戦略部の日本株式戦略グループ所属。ファンダメンタル、テクニカル、需給面に限らず、世界を見据えた銘柄選定に定評。IPOでも独自のリサーチ力に強み。日本証券アナリスト協会検定会員。

注目度大のプラチナ&コインと、人気が再燃しつつある金

小川さん「プラチナは金よりも希少価値が高く、長い目で見れば価格下落リスクが相対的に小さいといえます。最近ではアンティークコイン投資も同様に注目されており、希少価値のほか、換金性の高さなども人気が高騰している理由の一つでしょう。今後も安定した人気を保つと考えられます。

一方、金は昨年秋ごろまで投資としての人気はあまり高くはありませんでした。相対的に見て、2014年は金価格のパフォーマンスが低かったためです。ところが、昨年末から原油価格の急落が始まり、世界の株式市場が不透明になったことで再び金の安全資産の側面が注目されてきています。特に原油国のロシアはその傾向が顕著。今後の金の伸び率には要注目です」

金は、リスクが流動的なので注意!

小川さん「ただし、伸びしろがあるといえど、うかつに金を持つのは危険です。『有事の金』と言われるように、世界の投資家がリスクを回避する状態、いわゆるリスクオフの局面で金の価格は上昇しやすくなります。逆にリスクを好んで取るリスクオンの局面では、上昇しづらくなっています。まさに、金はミドルリスク・ミドルリターンの商品と言えるでしょう。

また、原油価格の急落を背景に、投資マネーが原油から金へと想定以上に流入し、本来の価値以上に価格が上昇してしまう可能性もありえます。過度な上値追いには慎重姿勢でいるべきです」

ちなみに今、手を出すと危険な投資対象は…?

小川さん「インフレ傾向とはいえ手を出さないほうがいいのは、国債などの国内債券。『インフレ期待が高まる→長期金利が上昇する』が教科書通りの展開ですが、日銀が国債を買いまくっているため、当面は長期金利は上がらないと考えられます。金利の低い国内債券よりも、円安効果も大きい外貨建て債券などがオススメではないでしょうか」

最後にアドバイザーからひと言

「どんな投資も、まずは商品性をきちんと理解することから始めましょう!」

Text by Miku Nakamura(Seidansha)