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トレーニングに必須!? 免疫力維持に役立つ「乳酸菌」の摂取法とは?

日々、ジムなどでハードトレーニングに勤しむ男性も、体調管理が甘く肝心な時にパフォーマンスを発揮できなければ本末転倒だ。そうならないためには普段から「乳酸菌」を摂取しておくことが大切。乳酸菌の効果や正しい摂取方法について管理栄養士の高梨淳子さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
管理栄養士
高梨淳子さん

株式会社明治 研究本部 技術研究所 栄養研究部に所属。公認スポーツ栄養士。2006~12年まで全日本女子バレーボールチームのスタッフ(JOC強化スタッフ 医・科学)として、現場で選手のコンディショニング管理を担当し、北京、ロンドン五輪を経験。

そもそも乳酸菌って何なの? 乳酸菌にはどんな効果があるの?

まず高梨さんに、乳酸菌の定義と効果について解説してもらった。

高梨さん「乳酸菌という言葉自体はよく聞くと思いますが、正しい意味を知っている人は意外に少ないかもしれませんね。乳酸菌は、乳糖やブドウ糖など糖質を分解して乳酸を発生させてくれる菌の総称のことで、ひとつの特定の菌を指すわけではありません。現在、見つかっている乳酸菌の数は300種類くらいありますが、自然界のあらゆるところに存在しているので、まだ見つかっていないものもたくさんあります。たとえば『乳酸菌1073R-1株』『KW乳酸菌』『モラック乳酸菌』などは、発見された経緯や特徴から付けられた名前です。また乳酸菌は、腸内環境を良い状態に保ち、免疫力を落とさないようにする効果を期待することができます。ハードトレーニング、あるいは長時間の運動をする人は、逆に免疫力が下がってしまう可能性もあるため、コンディション管理の意味でも積極的に乳酸菌を取り入れてみるとよいでしょう」

乳酸菌はどうやって摂取すれば良いの?

高梨さんに効果的な乳酸菌の摂取方法についても聞いてみた。

高梨さん「もっとも簡単な摂取法は、なんといってもヨーグルトでしょう。たんぱく質やカルシウムなど牛乳の栄養素も一緒に摂ることができますし、食事だけでなく、おやつ感覚で食べられます。かつてノーベル賞を受賞したロシア人学者のイリヤ・メチニコフが“ヨーグルト不老長寿説”を提唱して以来、乳酸菌といえばヨーグルトのイメージがすっかり定着しています。また持ち運びが便利なサプリメントは、試合や合宿など遠征が多いアスリートにはオススメです」

自分の体質に合った乳酸菌を探すことが大切

とはいえ、乳酸菌を摂取するにあたっては、注意点もあるという。

高梨さん「稀に食品やサプリメントから摂った乳酸菌で、腹部膨満感あるいは下痢や便秘の症状が出ることも稀にあります。そんな時はいくつかの乳酸菌を試して、自分に合ったものを選んでください。そして乳酸菌は摂り続けることが大切です。生活やトレーニングのリズムで一番“継続しやすい”タイミングを選んで、毎日の習慣にしていきましょう」

最後にアドバイザーからひと言

「“筋活(=筋トレ)”に加えて、“腸活(=腸内環境を整えること)”もしっかり行ってください」

Text by Mitsuo Okada(Seidansha)