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- 40男のメモリーズ -

地下鉄開業90周年、歴史を彩る銀座線の車両がリアルな鉄道模型に

東京地下鉄(東京メトロ)とメトロコマースでは、「銀座線1000形」をリアルに再現した「銀座線 1000形 1/80HOゲージ鉄道模型」を2017年11月1日より予約販売する。地下鉄開業90周年を記念したもので、数量限定の完全受注生産となる。

記念すべき東洋初の地下鉄車両「銀座線 1000形」

銀座線の前身にあたる東京地下鉄道が営業を開始したのは、1927年12月30日のこと。東洋初となる地下鉄のために製造された車両が、年の瀬の上野・浅草間2.2kmを走行した。その後、1968年4月に引退するまで、約40年にわたって活躍することになるこの車両こそ、今回HOゲージの鉄道模型として再現される「銀座線 1000形」だ。

開業当時、鉄道車両は木製が一般的だったが、この車両は地下を走るため、燃えにくいように一部をのぞいて鋼鉄が用いられたのが特徴だ。また、扉の開閉は自動化され、自動列車停止装置も搭載するなど、その他の面でも画期的な車両だった。
こちらは開業当時の1001号車のイラスト。「銀座線 1000形」の1号車にあたるこの車両は引退後、神田須田町にあった交通博物館を経て、現在は地下鉄博物館で展示されている。
1001号車は、今年、電車としては初めて、国の重要文化財に指定されている。日本の地下鉄電車の嚆矢であるとともに、のちの地下鉄車両の規範となった車両が、鉄道史、交通史上に重要であることが評価されたものだ。
また、2012年から銀座線に導入された新型車両の1000系は、開業当時の「銀座線 1000形」をモチーフにしたもの。今年1月には、かつての姿にさらに近づけるべく、開業した頃の内外装が随所に取り入れられた特別仕様の1000系車両も投入されている。

開業時と引退時、ふたつのタイプを再現

今回、鉄道模型として再現されるのは、異なる時代の「銀座線 1000形」。開通当時の「初期タイプ」と引退した当時の「最終タイプ」だ。
いずれのタイプも鋼鉄製らしいリベットや窓の上下にあるウィンドウシル、ウィンドウヘッダーといった外装を再現。内装も運転台の仕切りや造作、さらには座席やリコ式(スプリング式)のつり革などがしっかりと再現されている。

初期タイプは地下鉄博物館の保存車をベースにしたもの。ベルリン地下鉄を模範にしたというレモンイエローの塗装が施され、東京地下鉄道の車紋も描かれている。

一方の最終タイプは、車体がオレンジに塗装されている。オレンジは銀座線のラインカラーでもあり、ミドルエイジには銀座線と言えばオレンジというイメージを抱く人も少なくないだろう。こちらのタイプは1968年のお別れ運転時の形態を再現しており、カラー以外の細かい部分にも、初期タイプからの変化が施されている。

また、「銀座線 1000形」は21両製造されており、今回の模型の車両番号も1001から1021まで選ぶことができる。

アニバーサリーイヤーにふさわしいこのリアルな鉄道模型、完全受注生産の200台限定で、東京メトログッズのECサイトである「メトロの缶詰」で予約販売される。なお、うち50台は先日開かれた「第41回日本鉄道模型ショウ2017」で先行予約販売を実施しているため、残りは150台となっている。

気になる予約販売開始は、11月1日の午前0時から。自らのコレクションに加えることに成功した人には、12月下旬から順次発送される予定だ。

Text by Fumio Miyata